ヤマトトトヒモモソヒメ徒然記

たわいのない日常事をしたためております。

「北の零年」 「わが母の記」 邦画もいいですね。

2019年07月25日 12時49分36秒 | 日記
韓国ドラマをほとんど見つくしたので、邦画を借りてきた。

「北の零年」「わが母の記」の2本を借りた。

特によかったのは「北の零年」でした。

北海道開拓時代の厳しい自然を写し、また、稲田藩の人々が淡路島での騒動後に移住を強制され、厳しい自然に立ち向かう姿。

新しい国を作ろうと廃藩置県後でも、国に対しての援助を受けず自活を続けた。

悪い商人がこの状況を利用し、ただでさえも厳しい暮らしをより悪化させた。

みなが理想だけでは生きていけないことを悟り、食べるために国に服従していく。

おきれいごとの多い映画は多いですが、人間の弱さも見せてくれる映画でした。

大自然の厳しさに加え、理想論を展開した首長が脱落、みな食べていくために、意に添わぬこともしなくてはいけない。

最後、吉永小百合が豊川悦治扮するアイヌの男性との純愛はとてもよかった。結ばれてほしい2人でした。


祖先が明治27年に北海道の美唄に屯田兵としてわたっているので、明治3年にわたった稲田藩の人よりは恵まれていたかもしれませんが、雪の厳しさはひとしおだろうと感じ入る次第です。
ちょんまげを切るシーンは胸に迫りました。



「わが母の記」も樹木希林さんの名演技が光っていました。
映画館でも見た映画でした。
捨てられたと思いこんでいた作者は、外国赴任時に家族として連れて行ってもらえず、一人日本に残った寂しさがあったようで、長くその思いを引きずっていました。しかし、船旅の当時の現状を思うと、男の子を一人はなにかあったときのあととりとして残すという選択をしたそうで、捨てられたわけではないということを悟るという映画でした。




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