こちらは、ショップ zakkayaswiss の特集記事を転載したものです。
イタリア・ACF社のコーヒーカップは、長らくバリスタの皆さまに愛されているカップメーカーです。
残念ながら既に廃業になり、市場に出回っているのは使用されたヴィンテージ品かデッドストック品のみになっております。ちなみにACFミラノ社という会社をネットで見つけましたが、こちらは新しい会社のようです。今回私が紹介するものは、ACF社 made in Italy のヴィンテージカップです。
zakkayaswiss では、開店当時より、ACFカップを取り扱ってきました。
スイスは意外かもしれませんが、世界国別一人あたり消費量は、世界でもトップレベル。年によっては5位など、世界でも有数のコーヒー大好き国。日本やイタリアより上なのです。
その理由のひとつに、スイスが世界コーヒー貿易の中心地となっていることがあるかもしれません。主要コーヒー取引企業のうち6社がスイスにあり、推計で世界のコーヒー取引の6~7割がスイスを介して行われているとのことです。
そんなコーヒー好きのスイス、コーヒー豆販売メーカーも多くあります。ネスレは最大手ですがMövenpick社、Chicco d’Oro社 Etc… 大手スーパーのCoopやMigroも独自ブレンドコーヒー豆を販売しています。また街中にカフェは沢山ありますし、小さな焙煎珈琲メーカーも沢山あります。私はチューリッヒ州ドイツ語圏のスイス在住ですが、一般的なコーヒーはイタリア寄りの高圧抽出で、イタリアより薄めで量が150㎜前後という感じ。しかし、エスプレッソやカプチーノはどこでも飲めますし、スタバもあちらこちらにあります。
スイス国内でも、イタリア語圏に行けば、イタリアと同じような、フランス語圏に行けば、フランスと同じような、コーヒーが好まれるのかもしれません。
話は大きく脱線しましたが、スイスではコーヒーが大変愛されており生活・文化のひとつになっているということです。
ACF社は、各カフェやレストラン、メーカーの為のオリジナルカップも製造していました。ここで話が繋がるのですが、スイスで見つけられるACFカップの殆どは、このようなロゴやデザインが入ったものが多くなります。今となれば、逆にそれがレトロで貴重になっております。
現時点で、「zakkayaswiss雑貨屋すいす」で取り扱ったことのある・取扱い中のACFカップを紹介したいと思います。
ACF社のヴィンテージカップは、このようなメーカーやカフェオリジナルのカップを製造していたのが多く、ネット上ではその名前で主に表示されるので、ACFカップという名称で検索してもなかなか見つけれらません。誰も裏にあるカップ製造会社など気にしないのでしょう。またセカンドハンド店や蚤の市でも、使っている人は長く使い続けるのか、殆どお見かけしません。ですので、見つけたときは即買いしております。今後も仕入頑張ります!
ACFのカップは、どれも厚手ですので、十分に温めてからコーヒーを入れてもらうと、長く冷めずに美味しいコーヒーが楽しめます。基本、私は高圧抽出マシーンを使ってコーヒーを入れるのですが、コーヒーカップを温めるそのひと手間で美味しさが全然違います。
最後に、私物のACFエスプレッソカップを紹介します。
こちらもDESTRIEROというカフェかメーカーの名前とロゴが入ったもの。残念ながらネットでは、詳細は調べることはできませんでした。珍しく6客セットだったので、私物として使用しております。エスプレッソはいつもこれ!
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