市川稔の米(マイ)情報

平成を振り返り(1)

平成があと5日で終わる。

元号とは日本独特のものです。

明治以降は天皇が変わる時に元号を変えてきた。

明治天皇、大正天皇、昭和天皇、そろぞれ崩御された後に新元号になりました。

今回は天皇の意思で退位を表明され。

令和が国民に親しまれている雰囲気はおめでたいという感覚があるからだろう。


平成時代を自分史として振り返ってみたい。


平成元年は1989年だからバブル景気だった。


三菱地所がニューヨークのロックフェラービルを買収したり。

日本が浮かれていた時代。

小生もそうだった。


平成元年にパックご飯を生産する会社を資本金1億円で設立。

80%出資、20%を総合商社に出資してもらった。

全国に10工場作る計画を立てて。

手始めに業務用として開店時と閉店時に過不足対応として使ってもらう予定だった。

それだけで工場はフル稼働する目論みだった。

バブル崩壊が始まり・・・

その時はそういう感覚は無い。




手元に古い資料があった。


1991年だから平成3年9月7日発行「日本農業新聞」の記事


一部抜粋

米穀卸業者のいちかわアクト(株)(市川 稔社長、神奈川県海老名市)は今週から、無菌米飯の製造、販売を始めた。
無菌、無添加で炊きたての味が、常温流通で30日保て、しかも焼却時に有毒ガスを発生しない容器を使用しているのが特徴。
当面、厚木市の工場で日量6万食を製造、大手ファミリーレストランチェーンに供給、年明けから市販も計画している。
近く、米作地帯の農協などと合弁で、全国10か所程度のフランチャイズ生産を予定している。
同社が製造を開始した無菌米飯「スーパーアクトライス」は無菌状態の工場内で、炊飯の基本である米、水、洗い方、
炊飯、むらし、しゃり切を基本通りに行い、ふっくらと仕上げ、包装したもの。
冷凍米飯では、流通に冷凍庫や大型冷蔵庫が必要なのに対し、常温流通が可能で、30日は十分に持つ。
また、保存料や添加物は一切使用していない。
「コシヒカリ」を中心にしたブレンド米を使用しており、当面、外食産業に供給するが、年明けの市販時には、産地、品種などを表示していく計画。
包装には、焼却しても有毒ガスを発生しない特殊容器を使用「地球環境保全に留意し」(市川社長)としている。
1個200gと270gの2種類の包装で、当面6万食を製造、すかいらーく、デニーズ、ロイヤルホストなどのファミリーレストランチェーンに供給していく。
価格は1個150円から200円。
使用法は同社が開発した「スーパーサーモ」という装置で、70度C程度に温め、はさみで開封するだけで盛り付け出来る。
これによって、常に食べごろの60度C程度のほかほかごはんを提供できる。
外食産業も人手不足が深刻化。洗米、炊飯といった作業に苦労しているが、この無菌包装米飯なら、アルバイトでも簡単に対応でき、閉店時に出る、炊きすぎの大量の残飯も出さずにすむ。
現在は、厚木市の工場だけで製造しているが、近い将来、全国の米作地帯の農協などと提携、合弁事業として、10か所程度の工場建設を進める計画。
技術の開発と提供を同社が行い、地元の米と労力で製造、製品の全量を同社が引き取る方式。
市川 稔社長は「小売りに入る段階では、よりコストダウンを図り、価格を引き下げたい。良い米なら売れるという時代から、今後はいかに食べやすいご飯を提供できるかの時代だ」と話している。



この記事は平成3年9月。

すでにバブル絶頂を過ぎて崩壊局面に入っているのだが、まだそういう受け止め方している人は少なかった。

ところがだんだんだんだん、徐々に徐々に様相が悪い方に変わっていく・・・


それと、今だから言えるが、商社から来た人間は別の使命を持っていて・・・



それがわかるのはずっと後になってから。

地獄への階段に足を踏み入れそうになっていたとはバカな小生はこの時まだ気が付いていなかった・・・

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