Simoomのクイーンズ・ギャラリー【ベス&ジョリーン@クイーンズ・ギャンビット】第1話

2020/12/05

Netflix Simoom TheQueensGambit ギャラリー クイーンズ・ギャンビット

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第1話(オープニング)"Openings"


 


登場人物の紹介はこちら。



あらすじ


その交通事故で母親は即死したが、
9歳の少女「エリザベス」は無傷で生き残った。

ベスは養護施設に引き取られる。


「緑のヤツが最高よ。夜まで取っておくの。」
毎日2錠ずつ配られる”クスリ”を貰う列に並ぶと、
「ジョリーン」がそう話し掛けてきた。
「(親の)最後の言葉は何だった?」と続けられ、記憶が蘇る。

バックミラー越しに自分を見て、泣き顔の母は言った。
「目を閉じて...」

ベスはジョリーンに覚えてないと応えた。


他の子供たちが頭を悩ませている中、早々にテストの解答欄を埋めたベスに教師は、
地下室で黒板消しを掃除してくるように言う。
地下室に行くと、用務員の「シャイベル」が独り盤の前に座りゲームをしていた。
ベスの目と心はその盤に釘付けになった。


礼拝の時間、トイレに行くふりをして再び地下室に降りた。
シャイベルに何のゲームかと訊くと”チェス”だと言う。
ベスが教えて欲しいと懇願するが、
「よそ者とはやらん」と断られてしまう。

チェスのことが頭を離れないベス。
夜になり緑色のクスリを口にベッドに横になる。
天井を見つめると、そこにチェス盤と駒たちが現れるのだった。

「よそ者じゃない!」
ベスが言うも今度は「女がやるものじゃない」と、ハナから相手にする気のないシャイベル。
するとベスは、駒の動きについて説明し出す。見て覚えたのだ。
シャイベルもようやくベスを認め、対局しようと言う。

毎週礼拝の時間が対局の時間になった。

ベスはスポンジの如くチェスの知識を吸収し学んでいくのだった。

スカラーズメイト
シシリアン
レヴェンフィッシュ
ナイドルフ
オープニング=クイーンズギャンビット


色々なルールを学んだが、途中で負けを認める”リザイン(投了)”は納得できなかった。
受け入れろというシャイベルを、ベスはジョリーンの使っていた汚い言葉で罵った。
シャイベルは地下室の扉にカギが掛けた。


扉のカギが外されたある日、ベスは初めてシャイベルに勝った。


しばらくして、いつものように地下室へ降りて行くと、
シャイベルの横に知らない男がいた。
チェスクラブの「ガンツ」という男だった。
ダンカン高校でも教えてると言った。

ベスの実力を確認したガンツは、ハイスクールへ招待したいと申し出た。


それは突然だった。
緑のクスリは配られなくなった。州法で禁止となったのだ。
ベスは既に少しクスリの禁断症状が出ていた。
そんなタイミングで、ベスは正式にハイスクールへ招待された。

ハイスクールへ出発する際、ジョリーンがそっと手に握らせてきたのはあの緑のクスリだった。


コの字型に並べられたテーブルに並ぶチェス盤の前に、年上の男子生徒10人が座った。
コの字の中に入ったベスは、1人1人の盤を順番に回って打って行くのだった。

施設に戻ったベスは、シャイベル相手にハイスクールでの出来事を話した。
皆がどんなに弱かったか。自分がどんなに強かったか。
痛快だったと、お土産に頂いたチョコレートを口に運びながら...。


クスリが飲めなくなった事で、イライラが募るベス。
鍵のかかった薬品倉庫の受付窓の向こうには、沢山の緑色のクスリが入った大きな瓶が見える。


映画鑑賞の時間、いよいよクライマックスというところでベスは席を立った。
トイレへ向かうフリをして、薬品倉庫へ向かう。
カギをこじ開け高い小窓から侵入し、クスリの瓶を手に入れた。
やおらクスリを掴むと貪るように口に詰め込むベス。
ポケットにありったけ詰め込むと、今度は小窓を潜り外に出ようとする。
入り口には映画鑑賞を終えた皆が立っていた。
誰もが呆然とする中、ベスは意識を失い卒倒するのだった。


つづき(第2話)はこちら。
 

かんそう



”クイーンズギャンビット”とは、チェスの最初の展開”オープニング”のひとつだそうで。
つまり”定跡”ですね。
物語を簡単に言っちゃうと、孤児で少女の藤井聡太くんの成長物語みたいです。
え?
だから、孤児の少女が天才チェスプレイヤーとして成長していく話ですってば。
藤井聡太氏は今なんて呼べばいいんだろう?棋士の方々はタイトルを名前に付けて呼ばれるから。
棋聖?王位?大王?

それにしても簡単に言いすぎちゃったか、すごくシンプルな話じゃないかい!
まだベスのバックグラウンドとか明かされてないですからね。
おかーちゃんが心中を選んだ理由とか、ベスが賢い訳とか、もちろんクスリのこととか。
気になるポイントが一杯ありますね。
あらすじでは省きましたが、冒頭では目ヂカラの利いた美女になったベスが、
「遅刻ちこく~」って食パンくわえて対局場に駆け込むシーン(半分ウソ)が描かれてますから、
これからいろいろなドラマチックな出来事が満載ですよ~。
期待値上がります!


チェスを主軸にクスリへの依存の過程が描かれていて、
チェスにのめり込んでいく姿とクスリの量が比例していくように見えました。
ダイジョウブか!?
知識も財も持たない9歳の女の子が、夜になるとベッドから天井を見上げ
チェス盤や駒を出現させる姿は幻想的でもあり、
何だかとてつもなく孤独で悲しいシーンになってますね。

チェスの才能については、ベスの母親が数学博士っていうのがちょっと描かれてましたから、
もともと特別な子供ってことかな?
テストもぴゃっぴゃと終わらせてたしね。
結局生まれなのか?遺伝子なのか?
藤井聡太じゃなくてハリー・ポッ太的な感じ?ニュアンス?
あれか?今だとあれだ!鬼滅だ!鬼滅だ!
『大井追っかけ炭次郎』だ!

無口で無表情。”ガンツ先生”にプレゼントされた人形もゴミ箱にポーイしたね。
受け取る時シャイベルが(とりあえずお礼言って受け取っとけ)な感じで目配せして、
ベスも口元ひきつらせながらお礼言うのは可笑しかった。

高校生の男子10人を次々倒していった武勇伝を、お土産のチョコレートで口の周りを汚しながら得意気に語るシーンなんかも、可愛いなぁと思っちゃったりするよね。
シャイベルに初めて勝った時はそんなじゃなかったみたいだけど、今回は痛快だったらしい。
シャイベルの時はちょっと悲しかったのかもしれないね。壁を越えてしまったとか。
あるいはもうわかっていた結果だったのか。
シャイベルも初めてベスに負けて、内心腹立たしいんだけど必死に悟られないようしたりと、こちらも可愛い。
高校生の男子たちぃ~は、明らかに「なんでこんな小娘と」みたいな感じだったからね~。


冷戦期を舞台にした設定で、チェスは男性専用のゲームみたいな扱い。
どんどこチェスで勝って勝って頂点を目指すお話なんて痛快ですよね。

画面の薄暗い感じと時代背景もかなりマッチングしていて、とても好みですね。
寄宿舎とか孤児院とか好きだし。
描きどころも満載過ぎて選びきれないところではありますが、
今回は、悪いこと教えてくれるジョリーンとの出会いを記念して、
ダベりんぐするふたりを描きました。

ちなみにジョリーンから仕入れてシャイベルに使った罵り文句はね~~~。
お年頃なんですよ。

まだまだ先があります。
楽しみます~♪


(イラスト&文:Simoom/海外ドラマクイーンズ

アテンションプリーズ!!

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