宮本から君へ | ヤンジージャンプ・フェスティバル

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基本はシュミ日記です。
…遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん…
  

例によって、1ヶ月近く前に観に行った映画の感想を記しておきます。

こちらの映画、ほとんど事前情報を調べることもなく、だけどもぼんやりと、すげー熱い作品らしい・・・という情報だけで観に行ったのでした。

 

 

【あらすじ】
 不器用ながらも情熱だけは誰にも負けない熱血営業マン・宮本浩の暑苦しくも壮絶な生きざまを描いた新井英樹の傑作コミックスをTVドラマ化に続いて映画化。愛する女性を守るためにがむしゃらに突き進む主人公の姿を圧倒的な熱量で描き出す。主演は引き続き池松壮亮。共演に蒼井優、井浦新、一ノ瀬ワタル。監督はTV版も手がけた「ディストラクション・ベイビーズ」の真利子哲也。
 文具メーカーで働く宮本浩は、営業マンなのに営業スマイルもお世辞も苦手。それなのに正義感は人一倍強く、愚直で不器用すぎる男。何かと失敗を重ねながらも、先輩や上司に支えられ、少しずつ営業マンとして成長していく宮本。そんなある日、飲み会の席で会社の先輩・神保の仕事仲間の女性・中野靖子と出会い、心惹かれる。やがて靖子の家に押しかけてきた遊び人の元恋人・風間裕二の前で“この女は俺が守る”と宣言し、ついに靖子と相思相愛の仲となる宮本だったが…。

(allcinema onlineより)

 

原作マンガがあったことすら知らず、TVでドラマ版が放映されていたことも知らずに観に行ったのですが、そこのところは知らなくても、無事に楽しめたかなぁ・・・って感じ。

スクリーンから発せられる熱量が凄まじいというか、出演している全ての役者さんが命懸けで演じているというかそんな雰囲気で、心臓をガシっと鷲掴みにされて揺さぶられ続けていたかのような、そんな熱い気持ちになれる作品でした。

 

・・・・とは言いつつも、ストーリーは本当に胸糞悪すぎますし、出てくる人物は自分が嫌いなタイプの人間ばっかりでしたし、結末もスカッとさせられる面もありつつも、とにかく色々と胸糞悪い出来事がたくさん起こるし(2回目)、大っ嫌いなタイプな人間ばかりが出てくるし(2回目)で、正直乗り切れなかった部分が多かったかなぁ。

 

この作品を大絶賛する人の気持ちもわかりますし、ハマりさえすれば何度でも劇場に通いたくなるのだろうなぁとは思いますが、正直自分は好みなタイプではないなぁと感じてしまった、そんな作品でした。

(2019年10月21日 横浜ブルク13にて鑑賞)