「スター・ウォーズ アイデンティティーズ」展へ | ヤンジージャンプ・フェスティバル

ヤンジージャンプ・フェスティバル

基本はシュミ日記です。
…遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん…
  

去年の8月から開催されていたものの「まぁ、会期が長いから、まだいいか・・・」と思いつつ訪れていなかったこちらの展覧会

会期終了間際の1月5日。ようやく訪問して参りました!

 

 

こちらの展覧会。

一番のアツアツポイントは「映画で実際に俳優たちが着用した衣裳や、作中で使用された小道具、模型、キャラクターの設定を決めるために描かれたコンセプト・アートなど、制作過程を辿れる貴重な展示品が約200点ものボリュームで展示」というところ。

実際にどんな感じだったかと言いますと・・・・。

 

展示室に入った瞬間にボバ・フェットとストーム・トゥルーパーに捕まり・・・

 

 

あっという間にカーボン凍結。

 

 

スター・デストロイヤーで連れ去られてしまったものの・・・

 

 

マスター・ヨーダの導きによって

 

 

ミレニアム・ファルコンで脱出できた!!

 

・・・みたいな感じ!

とにかく展示されている品々が実際に撮影で使用されたものだったり、いまとなっては超貴重な設定資料だったりするものだから、心拍数は上がりっぱなし!

 

展示品はエピソードⅣ~Ⅵの旧3部作と、エピソードⅠ~Ⅲまでのプリクエルを中心にしつつ、クローン・ウォーズあたりまでもカバー。

エピソードⅦ~Ⅸの展示品は、ほぼ無いのでそこを期待して観に行くとちょっとがっかりするかもしれないけれども、とにかく恐ろしく貴重なアイテムが恐ろしい物量で展示されているので、スター・ウォーズファンならば必ずや楽しめるはず。

今回の展示品は、この後LAのルーカス・フィルム・ミュージアムに収蔵されてしまい、日本で観る機会は最後とのことなので、それだけで充分に観に行く価値はあるだろう、そんな展覧会でした。

 

で、今回の展覧会。

そういった数々の展示品よりも重要なポイントは、タイトルにもなっている「アイデンティティー」

 

アナキンとルークという対照的な2人の「スカイウォーカー」を比較しつつ、彼らがそれぞれのアイデンティティを形成した要素はなんだったのか、なぜアナキンはダーク・サイドに陥ってしまったのか、そして我々自身はこれまでの人生でどういうアイデンティティを形成してきたのか・・・といったあたりをスター・ウォーズ・シリーズを通して探求する・・・・というのが今回のメインテーマ。

 

我々が産まれてからオトナになる過程で形成していくアイデンティティにはいくつかの重要なポイントがあって、それがスター・ウォーズ・サーガでもきちんと描かれている・・・・という解説を入場時に配布される音声ガイドで聴きながら、もし自分がスター・ウォーズの登場人物だったとしたら、いったいどういう人物になるのか・・・というロール・プレイを、こちらも入場時に配布されるIC入りのリストバンドに記録しながら楽しめる・・・という、アカデミックなアミューズメント!

 

自分のアイデンティティを探るためには、自分の種族、出身地、両親との関係、友人や師との出会い・・・といった、これまでの人生を振り返る過程が必要で、その過程はちょっぴり懐かしかったり、切なかったり・・・と、いろいろな感情が渦巻いたりもしたのですが、その結果として自分がスター・ウォーズの登場人物になれる・・・ってのは、やはりファンとしては嬉しいもの。

ちなみに僕がどんな姿になったかというと・・・・・

 

こんな感じでした

 

オビ・ワンの元で修業をしたものの、ジャバ・ザ・ハットに捉えられて奴隷に。

ジャバの元で雑多な仕事をこなしつつ楽器を演奏することを覚えて、月に何度かカンティーナ酒場で演奏するカミーノアン・・・といったところでしょうか(笑)

 

そんなこんな。目でも、耳でも、心でも大満足できる、こちらの素晴らしい展覧会。

開催期間はいよいよ今週末。1月13日まで!!

もう2度と体験することのできない機会をお見逃しなく!!!

 

 

というわけで、

これから観に行ってみようと思っている方に、僕自身が感じたいくつかの注意点をお伝えしておきます。

 

①  チケットは事前に購入しよう!

こちらの展覧会。基本的には日時指定の前売り券での入場が中心で、当日券の販売は空きがある場合のみ。

僕自身は当日券で入場したのですが、できれば事前に公式サイトでチケットを購入することをおすすめします。

 

② 余裕を持った行動を!

貴重な展示品を見つつ、音声ガイドの解説を聞いて、会場内に散りばめられた10か所のチェックポイントでアイデンティティを探る・・・・なんてことをやっていたら時間がどれだけあっても足りません!

特にアイデンティティのチェックポイントは、登録できる端末の数が限られていますし、週末ともなると大勢の人々が訪れるので待ち時間もそれなりのもの。

事前情報から、2時間あれば充分に廻れるかな・・・と思っていたのですが、自分の場合は最低3時間は必要だったな・・・って感じでした。

 

というわけで!

ちょっとでもスター・ウォーズに興味があったり、心理学的なあれこれに興味がある人であれば楽しめること受け合いのこちらの展覧会。

体験できるのはあと4日だけなので、この機会をお見逃しなく!!