前回の記事で感想を書いた『風の谷のナウシカ』と勝手な二本立てで観たこちらの作品。

TVドラマ版はいつも楽しく拝見していましたので、公開を楽しみにしていたのでした。

 

 

【あらすじ】
西森博之による伝説のツッパリ漫画を賀来賢人と伊藤健太郎の主演で実写化し大きな話題を集めた大ヒットＴＶドラマの劇場版。原作の人気エピソード“ＶＳ北根壊高校編”を基に、３年になったツッパリコンビ、三橋と伊藤の前に現れた極悪高・北根壊高校との壮絶な抗争の行方を、パワーアップしたアクションとギャグ満載に描く。共演にはヒロインの清野菜名と橋本環奈をはじめ仲野太賀、矢本悠馬、ムロツヨシ、佐藤二朗、吉田鋼太郎らドラマ版のレギュラー陣に加え、新たに柳楽優弥、山本舞香、泉澤祐希、栄信が参加。監督は引き続き「銀魂」「５０回目のファーストキス」の福田雄一。
　転校を機に髪を金髪に変え、ツッパリデビューした軟葉高校の三橋貴志は、同じ日に転校してきたトゲトゲ頭の伊藤真司とコンビを組んで、やって来る不良たちを次々と返り討ちにしていた。３年になったある日、かつて２人が死闘を繰り広げた開久高校の一角を、凶暴にして狡猾な柳鋭次が番長に君臨し、極悪高として知られる隣町の北根壊高校が間借りすることに。そんな中、開久の生徒・森川悟のいとこで女番長の森川涼子が、なぜか三橋と今井をつけ狙いはじめるのだったが…。
(allcinema onlineより)

 

事前の期待通りに楽しめた作品。

キャストが豪華だったり、アクションが派手になったりはしていたものの、劇場版だからといってTV版と大きく変わるところはなかったってのがよかったなぁと。

 

まぁ、主人公の三橋と伊藤のコンビの活躍する場面が少なすぎる・・・とか、もともと暴力シーンの多い作品だったけども、TV版ではツッパリ同士の争いがメインだったから仕方ないね・・・と思っていたところが、劇場版ではツッパリが一般生徒を攻撃する場面(てか、イジメだよね)がちょいちょいあって痛々しかったなぁとか、アレコレと文句を言いたくなる部分もありましたけれども、新キャラの北根壊高校の連中の極悪っぷりとか、TV版では完全にヒールに徹していた開久高校の連中が見せる漢気とか、今回の劇場版ならではの魅力も満載！

とにかく「楽しかったね！」と心から思える、そんな作品でした。

 

そして、驚いたのは、客席の年齢層。

小中学生(しかも女子率高し)が客席の大半を埋め尽くしていたものですから、一瞬、入る劇場を間違えたのでは・・・と思ってしまったほど。

これから先、全国の中学校・高校では空前のツッパリブームが再び訪れたりするのかもしれません。

(2020年8月17日 TOHOシネマズ川崎にて鑑賞)