マジで?コレどうすんだ?

まったくのド素人が小屋らしきものを作ってみた

Volkswagen Type 2

チロル妃殿下、ワーゲンバスに初のご乗車の儀。
シートがビニールレザーっぽい素材で滑るのでご緊張されております。


さて、
長い記事なので、車およびワーゲンバスに興味ない方は今すぐ「ブラウザの戻るボタン」を。


ちょいウチのワーゲンバスについてご紹介をしてみたいと思います。


「カーグラフィックTV」をご存知の方は、下記の枠内を古谷徹(アムロ・レイ)のナレーションでお読み頂けると幸いです。

フォルクスワーゲン・タイプ2(Volkswagen Type 2 )はフォルクスワーゲンが製造する商用向けの自動車である。


一般には、フォルクスワーゲン社のトランスポルター(Transporter )の第1世代(T1)、第2世代(T2)、第3世代(T3)にあたる。


狭義ではトランスポルターの第1世代、第2世代を指す。


卓越した自動車設計者フェルディナント・ポルシェによって設計されたタイプ1(ビートル)をベースとするリアエンジン・リアドライブの汎用自動車として1950年に登場した。


エンジンはタイプ1(ビートル)と同様の空冷・OHVの水平対向4気筒エンジンを搭載し、後期型1.6 Lエンジンの場合48ps(35 kw)の最高出力を発揮する。


これはフェラーリ812 SUPER FASTの最高出力800PS(588kw)の実に16分の1のエンジンパワーである。

日本では「ワーゲンバス」という愛称で呼ばれていますが、正式には「フォルクスワーゲン・タイプ2」といい、ワーゲンバスといえばやっぱりこのカタチ、

これがタイプ2の初期型で日本ではアーリーバスとか呼ばれたりします。
世界的に人気のある車です。


アーリーの値段もさることながら、カタチとして圧倒的に後期型(レイトバス)が好きなので、レイトバスから探しました。


レイトバスも製造年によってアーリーレイト(T2a)、中間型(T2a/b)、レイトレイト(T2b)と3タイプに分かれます。


ウチのバスは1975年レイトレイトと呼ばれる後期型(T2b)です。


後期型のエンジンは、タイプ1エンジンとタイプ4エンジンがあり、ウチのバスはタイプ1エンジンと呼ばれるエンジン(1.6L)で、備品の流通量の多さと手の入れやすさから人気があります。

レイトバスを探す基準は色やオプションよりも、タイプ1エンジンを積んでいることでした。


それではウチのバスのフォトギャラリーをご覧ください。

このマヌケ顔がたまらない。
フロントにスペアタイヤをつけるモデルではなくVWエンブレムを外してあります。

レイトレイトはテールランプが四角く大きいのが特徴。
アーリーレイトは小判形で小さくて可愛いです。


もともとパネルバン(貨物車)に穴を開けて窓をつけたと思われるので、スライドドアの窓と、

ドアのない方の窓の形が違うのもこの車の特徴。
後部の窓は全て固定で開きません。


このバスはヤナセの正規輸入モデルなので、右ハンドルでスピードメーターもKm表示。
(並行輸入は左ハンドルでマイル表示です)

▲走行距離24,993kmって何周目なのかは謎。
三連メーターの右端は社外品のタコメーターがついていますがイマイチ信用ならない感じ。

▲このレバーは青が外気取り込みで右二本がヒーターです。
エンジンの熱をここまで運ぶので全長の長いバスはあんまり効かないようですが、デフロスターとしては一応役に立っています。

▲真ん中の細かい穴はラジオのスピーカーで、その横が、

▲デフロスター。
温風はデフロスター部以外(足元とか)は出ないって言ってました。


▲NATIONAL製のレトロな雰囲気がかわいいAMラジオ。これがちゃんと機能してます。


▲なに?このかわいさ、なハザードランプ。
引くとカッチンカッチンとハザードがつきます。

▲ヘッドランプは表示マークも消えていますが、二段階で一段引くとスモールランプ点灯そこからもう一段引くとヘッドライトが点灯します。
信じられないくらい暗いですwww
周りに走っている後続車や対向車のライトの力(明るさ)を借りて走ってますww


▲とにかくデカいステアリング。そこそこキレイです。
パワステがついていないので、このくらいの径がないと回せない。
このデカさでも止まっている状態ではほぼ回らない。


ステアリングの左が、

▲ハイビームとウインカーです。この辺が輸入車。
ウインカーはオートリターン機能付き(ハンドル戻したら戻るという当たり前の機能だが年式によってはついてない)


ステアリングの右側が、

▲ワイパーとウィンドーウォッシャー液。
ワイパーは右ハンドル仕様ではないので右から左に動きますが、催眠術師の振り子のようにとんでもなくのんびり動いてますww
寝たらどうするっ!


そしてなんとウォッシャー液は出ませんwwww
ウォッシャー液入れたらステアリングの下部分から漏れたって言ってましたw


ただ、これからの季節塩カルとか撒かれてフロントガラスは汚くなるのがわかってるので取り急ぎ、

100均でこんなん買ってきて、

手持ちの自作ステッカーで最近作ったばかりの、

▲VWマーク(ちょいデカいww)を貼って純正感を醸し出してみた。
コレにウォッシャー液入れて手動でシュッシュってする予定。
塩カル、泥はね、バッチこい!


あと、
レトロなのかサイケなのかよくわかんないのが、

▲サンバイザー。

当たり前ですが動きますよw


柄…どうしてこうなったwww浮かれすぎww


ミッションは4速マニュアルでフロアシフト。

延長するエクステンションがついてました。

一度外してみたらとんでもなく運転しにくくなったからあったほうが良い。

▲灰皿とその下がサイドブレーキ。
戸惑うのがバックギアの位置。下にギュッと押してから左下にガコンと入れる。
そして時々抜けるwww


ハザードランプの下に後付けのトグルスイッチがあるが、

▲コレはその右側に見えるETCの電源。

▲バンブーシェルフにそのトグルスイッチで入切できるシガーソケット(2口)がついていて、そこからETCの電源を取っている。
直接バッテリーから引いていて、エンジンオフでは電源切れないので、必ずトグルでオフにする必要がある。
ソケットのもう一口にはiPadなどの充電用にUSBを刺してあります。


バンブーシェルフはデザイン的にあまり好きじゃなかったのですが、コレが使ってみると、とんでもなく便利だった件。色や素材だけ何か考えよう。


そして社外品のクーラー(エアコンじゃなくてクーラー)がついていました。

まだ使ったことないので効果のほどは「?」ですが。
これだって後からつけようと思ったら20万円ほどかかります。


シートベルトは、

三点式ではなく飛行機のシートベルトのような腰のみ。
よくこんなんが車検通るなと思うが、日本国が一度はオッケー出してる車だから今更やっぱダメとは言えない。


フロントはベンチシート。

運転席と助手席の間がウォークスルー(車から降りずに後ろに行ける)のタイプもあり、本当はそれがよかったがベンチシートもそれはそれでチロル込みで考えるといい。
社外品のダサいヘッドレストがついてるがこれは車検用かな。
こんなん取っ払う。


フロントシートの下に、

スペアタイヤ。
ワーゲンバスだと後ろの荷台にスペアタイヤ乗ってるのが多いが、車中泊仕様にするのに邪魔だからこれはありがたい。

スペアタイヤんトコに大変恐ろしいものも入ってましたが。
イザってトキ使えんのかよ、コレ…。
てか、コレを使うようなイザとかヤメて…。


この車の最大の特徴が、

フロントと後部を仕切るボードがついてる。
コレはそもそもこのバスが貨物車であった事を意味する。
後ろの荷物が何かの拍子に運転者の方に飛び出さないようについてる仕切り。
コレで仕切られていると暖房は効きやすいだろうが、車中泊用には邪魔なので取っ払う。


何よりこのパネルのガラスが反射がすごくて夜運転してると何もかも映し出す鏡。
前を走ってる車のテールランプから対向車のヘッドライトまで映し出して、バックミラーがお祭り騒ぎでおっかない。


ただこういうオリジナルのパーツは大切に保管しておく。


後部は、

社外品の座席がついてます。
(車検上は6人乗りだってこの車。ここに3人とベンチシートで3人ってことか)
こんなん取っ払う予定だけど、

なんでこんな中途半端な(前方向ギリギリに)ついてるのかと思っていたら、

畳めた!
マジか。

考えてあるなあ。でも外すけど。

畳んだだけでもそこそこの広さはある。


▼後ろには昔の列車の灰皿みたいなのがついてたり。

▼後部エンジンルームの上に2×4材が打ち付けてあって、

コレは後部から積んだ荷物が下に落ちないようにのストッパーだと思われ。


座席裏のボロボロの袋から出てきたのは、

ジャッキかと思われます。

イチイチVWマークの刻印がかわいい。

あと窓にもこんな感じでVWマークが。


そして何と言ってもこの時代の車は、

三角窓。たまんない。
チロたん乗ってないときはここ開けて堂々とタバコ吸ってやる。
ヤナセの正規輸入モデルはこの三角窓が固定(開かない)って聞いたことあるけど、開くようにカスタムしたのかもしれない。ありがたい。


あと何気に嬉しかったのは、

ルーフキャリア 。サビサビだけど全く問題なし。

こんなルーフキャリア だって買えば5万くらいするし。


ドアミラーもかわいいし、

アチコチがサビサビだけど、

自分で全塗装したり中を車中泊用に改造したりを躊躇なくできる車を探してたから、こんな車がよかった。
下手にピカピカに塗装されて内装も綺麗だといじるの申し訳なくなっちゃうしね。
何よりそうゆう車体は高いし。


レイトバスを探して数ヶ月(その間ロシアの車にフラフラしながら)埼玉、三重、東京と、レイトバスを何台も見て回って、さらに毎日ネットで探しまくって、偶然見つけたこの車の程度と値段でこれ以上の車両はないと断言できる。
特に値段。
何気に車検も今年の6月に取ったばかりで1年半残ってるし。


あ。気になってる方もいると思いますが、フロントの象徴的なVWマーク。

ちゃんと(安っぽいのが)ついてます。
プラッチック感が気に入らないのでメッキ塗装する予定。


前所有者から販売を委託されたオールドワーゲン専門のガレージが、

フロント部の錆を直し始めて途中でヤメた状態でオレが購入したので、一旦VWエンブレムを外してあって、

パテまでして塗装前の状態なんです。(廃車車両じゃないですってば…)


なんてイジりがいのある車か、と。
2019年GWの完成を目標にカスタムしていこうと思います。


名義変更した車検証は、当然のごとく車検証ケースなどないので、

A4書類に折り目をつけずにたためるファイルを文房具屋で偶然見つけて、

保険証書なんかも入れて、
空冷フォルクスワーゲンの初心者のためのバイブル、

コレがとても優れもので、

ほぼ全ての図解が乗ってる。(基本的にビートルだがバスも基本は同じ)
コレを万が一のトラブルの時のマニュアルとして車に乗せておく。

車検と一緒にダッシュボードへ。
当然のことながら、また(サイズがでかくてアレだけど)

自作ステッカーを、

貼って純正感を醸し出す。
醸し出てねえとか聞こえない。
後ろには当然、

・・・。


長々お付き合いくださりどうもありがとうございました。

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