●食べなくなった猫のミー。

 


アニマルコミュニケーターでもあった霊能者の所には、

 

 

時々ペットに関する相談事も舞い込んで来ました。

 

 

 

 

ある時、霊能者の自宅から2ブロック先に住んでいた女性から、

 

 

猫の霊視を依頼された事があったそうです。

 

 

 

 

ところで、アメリカではよく1ブロックとか、2ブロック先にあります。

 

 

という距離の表現方法があります。

 

 

お店はどこですか?と聞くと、

 

 

OK、It's two blocks from here. (ここから2ブロック先ですよ)みたいな。

 

 

日本語に訳すと、1区画先とか、2区画先という意味なんですが、

 

 

実際は、と言うと、説明する人のアバウトな感覚なんですよね。

 

 

だから、私がアメリカに行った当初、道を聞いて、

 

 

5ブロック先ですよ。と言われて、ああビル5個分位だろうと思って歩いたら、

 

 

気が遠くなるほど、歩いた事がありますた。

 

 

平均すると、1ブロックは大体100m位と思って下さい。

 

 

ただ5ブッロクだと、歩きはダメかも。と思ってもいいでしゅ。

 

 

 

 

 

さて、猫の霊視を依頼されたのですが、

 

 

その猫はミーと言って、飼い主の一人暮らしの女性が、

 

 

12年前に保護した猫だったそうです。

 

 

それからずっと家の中で可愛がっていたそうですが、

 

 

1ヶ月前頃から余り食べなくなったと言います。

 

 

1週間くらい何も食べなかったので、心配した彼女は獣医に連れて行きました。

 

 

 

 

 

日本だと、3日も食べないと医者に連れていくかもしれませんが、

 

 

アメリカは獣医に連れていくのも大変お金がかかります。

 

 

今回の新型コロナウイルスの件でも、保険に入っていない人が多いので、

 

 

疑いを心配して受診した人が、40万円を払ったという話さえ聞きます。

 

 

アメリカに行ったら、まず医療の事を考えておかないと暮らせません。

 

 

また医療保険に入っても、よく読まないと、どこどこの病院での治療しか保証しないと、

 

 

書いてあって、他の病院だったので、保険が下りなかったという事があります。

 

 

 

 

 

 

何も食べないという猫のミーを獣医に診せると、

 

 

もうすでに手遅れのガンだったそうです。

 

 

一応その場で点滴をしたそうですが、

 

 

獣医いわく、よく生きていると言われ、

 

 

この状態で生きているのは、不思議なくらいだと言われたそうです。

 

 

安楽死を勧められたそうですが、

 

 

彼女は泣きながらミーを抱きかかえて、自宅に連れ帰りました。

 

 

 

 

 

それから3日間経っても、はやりミーは何も食べません。

 

 

ただ、彼女が近づくと何かを言いたいのか、口を動かす事があるそうです。

 

 

しかし、声にならないので、何を言いたいの分かりません。

 

 

もしかしたら、食べたい物があるのだろうか?

 

 

そう思うと、夜も寝れず、

 

 

霊能者の所に相談の電話をしてきたといいます。

 

 

猫はなるべく動かしたく無いという事と、

 

 

場所も霊能者の家からわずか2ブロック先だったので、

 

 

霊能者の方が、彼女の家に出張鑑定に行く事に。

 


ミーちゃんはオムツをはいて、お気に入りだった絨毯の上に寝ていたそうです。

 

 

 

 


さっそく猫のミーの霊視が始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

すると、

 

 

霊能者の方が、彼女に、こんな事を言ったのです。

 

 

 

 

「ミーちゃんが言うんだけど、

 

 貴方を一人ぼっちにさせられない。って。

 

 何度も言うのよ。

 

 
 なんか、その様な事、ミーちゃんに言った事ある?」

 

 

 

それを聞いた女性は、

 

 

いつも口癖で、ミーに、

 

私を一人ぼっちにさせないでね。と言っていたそうです。

 

 

ミーが具合が悪くなり始めた頃などは、特に毎日言っていたそうで、

 

 

霊能者いわく、

 

 

ミーは、それを守ろうと、必死で頑張っているのだといいます。

 

 

 


それを聞いた彼女は、泣きながら、

 

 

「ゴメンね、ミー。

 

 もう頑張らなくてもいいんだよ。

 

 私は、ひとりでも大丈夫だから。

 

 もう十分頑張ったよ。 

 

 ありがとう。ミー。」

 

と、ミーの頭を撫でました。

 

 

 

 

 

 


すると、翌日、

 

 

ミーは静かに、天国に旅立って行ったといいます。

 

 

 

 

最後に、御主人の方を見つめながら、

 

 

それは、まるで、

 

 

最後まで一緒にいてやれなくて、ゴメンね。

 

 今まで、ミーを可愛がってくれて、ありがとう。

 

 

 ミーは、ホントに幸せでした。」

 

 


と、もう声も出せないミーは、

 

 

目でお別れを言っていたかの様だった。といいます。

 

END

 

 

 

 

 

 


参考:写真はNOMNOMよりhttps://www.wildernesscat.com/home-remedies-cat-eye-infection/