長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

三味線の音色にのせて、
主に東経140度北緯36度付近での
来たりし空、去り行く風…etc.を紡ぎます。

“あたま山”特集

2019年03月23日 10時15分00秒 | お知らせ
 回を重ねまして、6度目となります和ライブ両国亭。

 なんと此度は、お花見シーズンに絶好、この時を逃すまいことか…という渾身の『あたま山』特集です。
 あたまやま、落語だけではなく、長唄にもございます。
 いまを遡りますこと60年ほど前の昭和32年、西暦にいたしますれば1957、NHKラジオ番組の企画物として誕生いたしました。
 作曲は山田抄太郎先生。作詞はアンツルこと安藤鶴夫御大。
 本名題ツノガキに「当世うた栗毛 ユーモア邦楽」とございます。

 というわけで、めずらしや、落語と長唄の競演です。
 同じテーマ作品の、音楽と話芸…邦楽と落語の表現手法の違いを、一堂にて体感できるという、滅多にない機会でございます。
 今公演では、私は落語チームにて下座を勤めさせていただくこととなりました。ありがとうございます。
 ぜひお越しくださいませ。
 3月28日木曜日12時15分開演、木戸は500円です。

 
 実は、悲しいお知らせがあります。
 蝶花楼馬楽師匠が、この3月13日に急逝されました。ご冥福をお祈り申し上げます。

 急遽、代演に林家時蔵師匠がお越しくださることになりました。
 落語「あたま山」をはめもの入りの一席の噺としてくふうなさった、彦六の正蔵師匠のお弟子さんです。
 
 満開の桜の下、お客さまいずれもさまにお愉しみいただければ、
旅立たれました馬楽師匠への追福となることと存じまして、一生懸命勤めます。

 春の名残りを、お江戸両国亭の邦楽ランチ寄席、福原清彦プロデュース Waライブ両国亭でお過ごしくださいませ。

 平成時代掉尾の、お花見は両国亭から隅田川沿い…大川端をそぞろ歩いて小名木川、仙台堀川、大横川、越中島へ。
  ♪花見はリヴァーサイド…と、井上陽水が歌ったような気さえいたします。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« divorce! | トップ | 両輪(古典、コテン…新作。) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿