調理実習:バターチキンカレー【昇天注意!冥土の土産にどうぞ】2020カレー236417食目

2020.9.24


自作:バターチキンカレー

▷KALDIナンミックスの失敗作ナンもどきw

簡単アチャールミックス


長年一月に一回以上は実家を訪れていた自分にも、コロナ禍は影響があった。コロナ禍でも、両親が不自由してはいないかと、マスクのない時期にはマスクを持って訪ね、ハンドソープが買えなくなればハンドソープを携えて訪ねていた。でも、8月は踏みとどまらざるを得なかった。東京都だけが際立つ感染状況に、8月初めに都知事は都外への移動自粛を呼びかけた。GKは自己を取り巻く立場からこういったことにはお行儀よく対応する。寂しがる母親からなぜ来ないのかと繰り返し電話がある。都度諭す。9月になっても控えた。二人の年寄りに災禍を与えてはならぬと慎重に構えた。10月になった。そろそろよさそうに見えたので、この日は両親をドライブに誘った。年寄りはコロナ禍で体力もずいぶんと衰えた様子で無理をさせてはならない。1時間以内でたどり着ける目的地に牛久大仏を選んだ。


東本願寺の建立した世界最大の大仏に驚き、青空に映える風景に感動してくれたようだ。そして、疲れさせぬように早い時間に連れ帰った。


この日、両親はGKにカレー作りを期待していなかった。さっさと帰るのだろうと思っていたようだ。でも、GKには案があった。ドライブからは早く帰ってきたから、バターチキンカレーを作って、ナンを焼いてやろうと思った。


実は手元にKALDIのナンミックスの買い置きがあった。

これに合わせて年老いた両親に振る舞うなら甘いバターチキンカレーはベストの選択だろう。

バターチキンカレーを選択する理由はもう一つある。比較的手早く作れることだ。トマトやナッツをジューサーにかけたりする下拵えの手間はかかるものの、インドカレーに特徴的な玉ねぎを炒める時間を排除できる。これはけっこう大きい。

それで、下準備を終えて


サクサクと料理を進めた。

スパイシー丸山さんがブログに公開しているレシピを参考にした。手元の都合から必ずこの通りではないけど、スパイシー丸山のレシピは、一般家庭で無理せずに作れるようなものが多くて助かる。マニアックなのは楽しいけれども、多くの時間的制約を抱える身としては、難しい買い物や作業は極力省きたいし、コストもリーズナブルであって欲しい。


ホールスパイスを炒めて、


GGを加えたのちに肉を焼いて、先に作ったカシューナッツジュースを足す。パウダースパイスなどが入って順次カレーに近づいていく。


鶏モモ肉300gのレシピに600g使ったのだけど、仕上がってみたら、実際のところ900g入れた方が満足感はあったろうなと思ったのだった。


カレー作りを始める前に、きゅうりとにんじんと、紫玉ねぎを刻んでかんたん酢につけた。ここ数年に各社開発していまやスーパーでどこにも並ぶかんたん酢は素晴らしい発明だ。手軽にどんな素材も美味しいアチャールにしてくれる。これがあったら、サクッと作りたい立場としては、ちょっと野菜の一品を添える楽しみが増える。


ナンを焼くのに実は大きな失敗をした。ナンミックス300gに、水180mlという配合が正しいのだけど、老眼の目は瞬時に上下する文字を正しく読み取れず、水300mlを加えてしまった。



これは取り返しがつかない。仕方がないので、水300ml入ったナンの粉を溶いたドロドロをそのままフライパンで焼くことにした。

仕上がりは分厚いクレープみたいになったのだけど、それはそれでおいしく仕上がった。もとの粉が優秀だった。


さぁ、バターチキンカレーディナーの出来上がり。



母が手塩にかけて育ててくれたカレーリーフ の葉を飾りに添えた。


実際、こいつは上出来だった。近隣の千葉の名店のカレーに勝るとも劣らぬと自負する。


食べ始めてから実家を発つまで、母は、50回以上はおいしいと発した。父もたぶん20回は美味いと連呼した。両親のお二方よ、喜んでくれるのは嬉しいのだけど、昇天注意だ!そりゃ、冥土の土産にいいかもしれないがね、もうしばらく長生きしてくれ。


めでたしめでたし



※参考レシピ

https://ameblo.jp/maruyamashu/entry-11193546822.html