呑気者のワタシですが
最近、気をもむことが多くて
ちょっと、疲れ気味。
お気に入りの美術館へお散歩に行くことにしたのだ。
ここは、前にも来たけれど
その時は自動車でぶーって、オットに連れてきてもらった。
しかし、その時多摩川を越えるのにえらい時間がかかったため
どんなにせがんでも、自動車で連れて行ってくんないの。
けちんぼうめ。(バチアタリ発言)
一人で行こうとしたのだが
ホームページを見たら 歩いていくと
住宅街を抜けるからちょっとわかりにくいかも~、
的な注記がしてあった。わざわざ、書いてあるくらいだから
これは そらまめ(スーパー方向音痴)は
一人で行ったら、スカンジナビアあたりに着くであろうことは
容易に予想できたので、オットをナビとして連れていくこととした。
写真は、随分先を一人で行ってしまうナビの後ろ姿である。
今回の目的は《曜変天目》ちゃんに 会いに行くこと。
曜変天目ちゃんとは
そらまめが愛してやまない
お茶碗の事である。
とってもきれいな宝物。
世界に3個しかないの。それが全部日本にあるんだけど、
今、三個とも 各地で公開中なのです。
仲良しのカズンさんがレポートしてくれたのは
滋賀県のミホミュージアムの展示→☆
静嘉堂文庫美術館には
稲葉天目という お茶碗が居ます。
前に見たときは 展示室の中だったり
国立博物館ではお客さんに囲まれて
押し合いへし合いで見るものだから
今回は期待していったのさ。
なにしろ、いつか、やってみたいと思っていたことに
近い展示だったからね。
そらまめがやってみたいこと。
それは、曜変天目ちゃんを 手で持って、自然光の下で
くるくる傾けながら 中のキラキラの宇宙空間を
堪能すること。
国宝だから、持たせてはくれないけど
今回は ロビーに ぽか~んと展示してあって
窓の光を浴びて まことに美しかったです。
お日様が雲に隠れたりしても 色合いが変わるし
時間がたつと また表情が変化するし。
あと、照明ではわかりにくかった、
外側の釉薬の 深みのある色合いにもうっとりしちゃった。
外側に 一個だけ、ぽちっと 油滴があって
それが勾玉か お腹の中の赤ちゃんみたいで
そのそばにふわーっと広がってる
虹の雲みたいな色もきちんと見えたよ。
はーあ。すてきだ。
本当は 今回の展示は刀剣の展覧会だったんだけど
そらまめ刀剣女子じゃないし、すでに女子でもないから
そっちは 素通りで 曜変天目ちゃんと2時間ばかり過ごしてきました。
贅沢だ―。
帰り道、こういう、
気持ち悪いのを見つけて
ひいひい、喜んだり
ひいひい。
こんなのバクバク食べたりして帰りましたよ。
(白和えじゃないよ。
おしゃれな人が食べる
フレッシュチーズだよ。
そらまめが食べると オシャレ感ゼロ。
突然白和えに見える不思議。
インゲンも人参もホウレンソウすら入っとらんのに)
あーあ。
くれないかなあ、
曜変天目ちゃん。ワタシに。
ご一考くださらない?
日本国ー。