気が付かないふりをしていたが

もう限界である。

ぼーぼーの 実家の庭の草むしり。

早起きして 朝7時から むしりまくる。

 

そして 3年ぶりぐらいに

この庭の主 蟇蛙に出くわしたんだ。

いるとは思っているが

であうと、やっぱり うわ!と、声が出る。

蛙も うわ!という身振りで 慌てて植木の暗がりへ

どべんどべんと跳ねていく。

 

 

ワタシがちびそらまめだった頃から

実家の庭には いつも定位置に蛙がいて

そりゃあ、40年ぐらい前から生きてるわけはないから

もう、何代目かなんだろうけど

見分けがつかないから ワタシにとっては

ずっと同じ蛙のような気持ちで 話しかけてしまう。

 

ごめんね、いつも脅かしてしまうね。

静かに暮らしてるところを 騒がせますがお許しください。

 

グリムに 「蛙の王様」っていうお話があるから

ワタシは、あれは魔法にかけられた

王様なんじゃないかと思っている。

親切にしてたら 金貨をくれたり

ワタシをお嫁にもらってくれるかもしれない。

かもしれないけど、残念ながらすでに人妻。

 

 

とか、なんとか、

くだらないこと考えて手だけ動かしてたら

45リットルビニル袋に2個 むしりましたとさ。

 

頑張ったんで 昼ビールいっちゃいました。

こんな自堕落な女には 蛙の恩恵はありえまい。