昨日のおはなし会は、

異学年混合の教室でした。

プログラムの組み方も工夫がいるけれど

五年以上 続けてきた場所なので

聞きなれた聞き手さんばかり。

ワタシが語り手でした。

 

常連さんもいたけれど

何人か、初めてさんもいた。

その中に 話し声が苦手そうなひとがひとり。

それでも、先生は なんとか、おはなし会を

経験してもらいたそう。

ワタシも、できるだけ、

この時間と空間の中にいてもらいたいと思う。

 

でも、一回目では やはり本人には厳しいものがあって

語りが始まると 自分の声で自分を守ろうとして

あー、あー、と 声を上げ続け

先生にそれを止められそうになって

とうとう、大声で泣き始めてしまった・・・。

 

教室の中の ほかのひとたちは

色々な反応。

もっと聞こえるように ワタシの傍までよってくるひと。

泣いてる子が気になって席から振り返るひと。

耳に指を突っ込んで防御の姿勢になるひと。

 

 

だけど、聞いてる。

みんな聞いているのは分かる。

 

だから、ワタシは語り続けました。

 

でも、集中が足りなくて

おはなしの濃度が上がらない。

イメージが薄い、上澄みみたいな語りになってしまった。

 

 

 

 

いつも、こういうおはなし会の後

うなだれてしまう。

 

ごめんね、聞いてくれたみなさん、って思う。

 

自分の集中力のなさよ。

おはなしにもっとくっ付いていれば

少しでも おはなしの濃度が上がったはずなんだ。

 

だけど、ワタシの実力では

昨日の語りで 精一杯。

出来る事はみんなやった。

だから、

 

まだまだ、勉強して努力して

集中力を高めて

いつでも、どこでも、どんな状況でも

面白いおはなしを するひとに なりたいものだと

思ったんだよ。

 

それから、

声が苦手な あの子と 先生に

次に会ったたら 伝えたい。

時間をかけて

慣れていったら

いつかきっと、絵本の絵だけでも

楽しめるようになるので

負担のない方法で 参加してください。

泣いてても 構わないほど

しっかりとした語り手を目指しますので、

どうか、気にしないでね。

ごめんね。

もっと、がんばる!