グリーシの続きが書けないでいる。

理由は簡単で 時間が無いから。

昔話のテキストを書き写すだけだから

簡単に見えるけど、案外 これが曲者でさ。

 

もう少々お時間をください。

 

そんで、箸休めの 絵本記事。

 

世間一般では

ミッフィーちゃんで通っている

全世界規模で有名なうさぎ。

 

ワタシにとっては『うさこちゃん』なのだ。

ミッフィーちゃんでもかまわんが

ワタシだけは頑固にうさこと 呼ばせてもらう。

 

このうさぎに

「うさこ」と日本名を授けたのが

日本の児童文学の母、石井桃子先生であります。

桃子先生を敬愛するそらまめにとって、

すでにうさことももこの区別がつかなくなってるくらい

大切な本であり、おはなしの神様は

心の中では このうさぎの姿をしていらっしゃる。

 

さらにうさこの生みの親、ディック・ブルーナ様も

ただものではないんだよ。

 

絵本作家として 有名だけれど

グラフィックデザイナーとしての活動も

すんばらしいセンス。

 

才能豊かなお方ですね。

 

そのブルーナ先生の

神業が うさこのまなざしに現れてるって

皆さん ご存知でしたか?

 

これからの季節、

じっくり読むことの多い

『ゆきのひのうさこちゃん』

 

DSC_0504.JPG

これ、

見かけたら 中を確認してね。

最初のページと最後のページ。

構図は ほとんど一緒なのに

うさこの視線がまったく別のものを見ているのがわかるんです。

出だしのテキストで うさこはこう言ってる。

 

「ほら ごらんなさい まどからそとを

ゆきが ふったわ あんなに たくさん・・・」

 

遠くまで広がる雪野原を

わくわくしながら 眺めてる。

 

そして最後のページでは

うさこちゃん、お風呂に入って

寝巻に着替えて

もう一度窓から外を眺めてます。

 

「あした またいっしょに あそびましょ」

 

って、誰かに言ってるんですが

この誰かとは、絵本を実際に見て

確かめてほしいので あえて書きませんわよ。

 

うさこの顔は ●と✖と●で構成されているのに

なんで、遠くを見てたり

近くの誰かを見つめていることが

わかるのか。

微妙な 線の変化、頭の傾ぎの違いで

それを表しうる。

ブルーナさんの 腕の確かさによるものであります。

 

この本に関しては

語ろうと思えば 一日中話してられるんだけど、

マミアックになっちゃうからこのへんで。

 

以上 絵本馬鹿そらまめがお送りしました。

 

雪の中で出会ったうさこの友達が誰なのか

知りたい方は 本屋さん、図書館へレッツゴー。