マリオットベストレート保証でハワイのスイートルームを格安で予約!

今年の秋に、貯めたマイルでハワイに行く計画をしています。

航空券はJALマイルを使ってハワイアン航空のビジネスクラスを予約済みなので、次なる準備はホテルの予約です。

ハワイでのホテル滞在を楽しむために、陸マイラー究極のクレジットカードと言われるSPGアメックスを発行してマリオットのゴールドエリートになったので、マリオット系のホテルにすることは決めていました。

飛行機代がマイルでタダ同然になったので、そのぶんホテル代を奮発して豪華にしようと考えていますが、それでもできるだけお得に安く予約したいのが陸マイラーの性であります。

そこで、今回はじめてマリオットホテルのベストレート保証に挑戦してみました。

その結果、意外にもすんなりとベストレート保証のリクエストが承認されて、

なんと、シェラトン・ワイキキのラウンジアクセス付きスイートルームを1泊約55,000円(大人3名)で予約できたのです。

破格の安さじゃありませんか、これ?

マリオットベストレート保証の威力、半端ないです!

しかも、今回はキャンセルポリシーが違っていたにも関わらずリクエストが承認されたので驚きました。

そこで今回は、私がベストレート保証のリクエストをした際に比較した予約サイトや注意したこと、キャンセルポリシーが違っても承認された理由などを交えてベストレート保証に成功した経緯をご紹介します。

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マリオットのベストレート保証

まずは、マリオットのベストレート保証がどういうものなのかを見てきましょう。

簡単に言うと、

マリオットの公式ルートで予約した料金よりも安い料金を見つけたら割引してくれる制度

です。

マリオット公式で予約する料金が一番安くなることを保証することで直接予約の顧客を獲得するのが目的の制度ですね。

マリオット公式で予約した同一日程で同じホテルの同じ客室タイプに対してより安い料金を見つけてベストレート保証のリクエストを送り承認されると、比較した安い料金と同額としたうえで、さらにそこから25%の割引 、または5,000ポイントのどちらかが適用されます。

例えば

1泊50,000円の予約に対して40,000円の比較対象で申請して承認されると、40,000円の25%割引で1泊30,000円になります。

これ、すごくお得ですよね?!

ダメ元でもいいからリクエストしない手はないと思います。

ベストレート保証のリクエストは、マリオット公式サイトの専用フォームで送信します。

もちろん、何でもかんでも安い料金を申請すれば承認されるというわけでは無く、リクエストをするにあたって守るべきルールや注意点があります。

ベストレート保証の注意点
  • マリオット公式予約とは、Marriott.co.jp、マリオットアプリ、カスタマーエンゲージメントセンター、ホテルに直接連絡を通じた予約のこと
  • マリオット公式で予約後24時間以内、かつチェックイン時刻の24時間前までにリクエストフォームを送信する
  • 比較対象とできるのは、同一日程で同じホテルの同じ客室タイプの料金
  • 料金の比較は、税金、サービス料、客室料金に関連するその他の金額を一切含まない正味金額で行われる
  • マリオットの公式予約ルートで複数の料金プランがある場合、最低料金で予約している必要がある
  • キャンセルや払い戻しなどの規則が異なる料金は保証の対象外
  • 客室と移動手段、航空運賃、クルーズ、レンタカーなどが含まれるパッケージ料金は比較対象にならない
  • オークションウェブサイト、予約が完了するまでホテル名が開示されないサイト、検索や予約をするのにログインまたは特定の種類のクレジットカードを必要とするサイト、予約が即時確約されないサイトの料金は比較対象にならない
  • リクエストを処理するマリオットの担当者が確認する時点で、比較対象料金が利用可能な状態になっており、そのサイトなどにアクセスできる必要がある
  • リクエストを提出できる回数は予約1件につき1回に限られる

これらの注意点をしっかりとおさえたうえで比較対象とする安い料金を見つけてリクエストする必要があります。

特に注意しておきたいのが赤字にしてある部分です。

マリオット公式サイトで予約したのと同一日程、同一ホテル、同一の客室タイプで比較することが大前提で、税金やサービス料などを含まない客室料金で比較されます。

また、マリオット公式で複数の料金プランが用意されている場合は、その中で一番安い料金で予約していなければ保証の対象になりません。

例えば、キャンセル返金ありの通常予約と、キャンセル返金無しの安い料金があった場合は、後者の安い料金で予約していなければ保証の対象にならないので注意しましょう。

そして、比較対象とする料金は、原則としてキャンセルポリシーが同じ料金でなければいけません。

比較対象とする安い料金はネット予約サイトで探すことになると思いますが、予約が完了するまでホテル名が開示されないサイトや検索や予約をするのにログインを必要とするサイトは比較対象にならないことにも注意が必要です。

要は、マリオットの担当者が実際にアクセスして安い料金を確認できるサイトじゃないと比較してもらえないということです。

おすすめのリクエスト手順

ベストレート保証のリクエストは、マリオット公式で予約をしてから24時間以内に送信する必要があります。

24時間以内に公式よりも安い料金を探しだしてリクエスト送信まで完了するのはけっこう大変なので、マリオット公式で予約をする前にあらかじめ安い料金を見つけておくのがおすすめのやり方です。

  1. 予約するホテルを決める
  2. マリオット公式の予約料金を確認する
  3. マリオット公式よりも安い料金を見つけてからマリオット公式で予約する
  4. ベストレート保証リクエストを送信する

この手順でリクエストすればじっくりと安い料金を探すことができます。

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予約するホテルを決める

まずは、予約するホテルを決めます。

今回私は、ハワイ旅行の宿泊ホテルとしてシェラトン・ワイキキを選び、ベストレート保証のリクエストをすることにしました。

まずはマリオット公式で、大人3名1室、3泊の予約料金を確認します。

マリオット公式サイトでの予約
マリオット公式の料金

客室はクラブラウンジのアクセスが付いた「マリア・オーシャンフロント・スイート」というスイートルームです。

大人3人なので少し広めの部屋が良かったのと、ダイヤモンドヘッドを望むハワイらしいオーシャンビューが期待できるとのことでこの客室を選びました。

料金は「通常料金」で1泊740.05ドル、それに1名分の追加料金やリゾート料金、税・サービス料などが加算されて、3泊合計で3079.30ドル、日本円にして約34万円です。

この1泊740.05ドルよりも安い料金を探し出してベストレート保証のリクエストをします。

マリオット公式では「通常料金」の他に「事前支払でお得」「スペシャルオファー&パッケージ」といった複数の料金プランが用意されている場合がありますが、この時点でマリア・オーシャンフロント・スイートが予約できるのは通常料金のみでした。

マリオット公式の予約プラン

通常料金のキャンセルポリシーは、チェックイン3日前までキャンセル料無しでキャンセルできます。

ベストレート保証を受ける条件として、マリオット公式予約で複数の料金プランがある場合には最低料金で予約している必要があるわけですが、今回の私のケースでは予約できるのが通常料金だけなので、それが最低料金になります。

この「予約できるのが通常料金だけだった」ということが、結果的にはキャンセルポリシーが違っているにも関わらずリクエストが承認された要因となりました。

そのことについては、この後、リクエスト結果をご覧いただく中で詳しく説明します。

ネット予約サイトで安い料金を探す

予約したい部屋が決まったら、マリオット公式よりも安い料金をネット予約サイトで探していきます。

ネット予約サイトはたくさんありますから、やみくもに探しても効率が悪いので、まず最初にトリップアドバイザーで検索をして安い料金を出しているサイトの目星を付けました。

トリップアドバイザーで検索
トリップアドバイザーで検索

検索すると、このように複数の予約サイトの最安料金が表示されるので、これを目安にひとつずつネット予約サイトに行って料金を確認していきます。

そして、Hotels.comにマリオット公式よりも安い料金を見つけました。

hotels.comで安い料金を見つけた
hotels.comの安い料金

3泊で1,986ドルなので1泊662ドルとなり、公式の740.05よりも78ドルも安い料金です。

「予約する」をクリックして表示される予約詳細ページで料金明細を確認すると、税およびサービス料別で1泊662.15ドルであることが確認できました。

予約ページで料金の詳細を確認する
予約ページで料金の詳細を確認

がしかし、ここでひとつ問題があります。

このHotels.comの料金のキャンセルポリシーはキャンセル返金不可なので、私がマリオット公式で予約する料金とキャンセルポリシーが違っているのです。

ベストレート保証の原則ルールはキャンセルポリシーが同じでなければいけないので、この料金は比較対象にできないことになりますが、少し引っかかるというか、気になることがありました。

それは、そもそもマリオット公式にキャンセル返金不可の料金プランが無いのだから、最低料金となる通常料金で予約していればキャンセルポリシーに関係なくリスクエストが承認される可能性があるかもしれないということです。

結局、キャンセルポリシーが同じで安い料金を見つけることが出来なかったので、物は試しにダメもとでこのHotels.comの料金を比較対象としてベストレート保証のリクエストを出してみることにしました。

ベストレート保証リクエストフォーム

リクエストする比較対象の安い料金を見つけたら、マリオットの公式サイトにあるベストレート保証リクエストフォームに必要事項を入力してリクエストを送信します。

まずは、名前、メールアドレス、電話番号、マリオットボンヴォイ会員番号といった基本情報を入力します。

お客様情報

ここで記載する氏名は、マリオット公式で予約した予約者氏名と一致している必要があるので注意しましょう。

次に、マリオット公式での予約情報を入力します。

ご予約情報

「ご予約のレート」にはリゾート料金や税・サービス料を含む予約金額の総額を入力しました。

次に、比較対象として提出する安い料金の情報を入力します。

比較料金情報

「見つかったより低額の料金または予約された料金」には税・サービス料などを含む総額を入力し、

「どちらでその低料金を見つけましたか?」には比較対象として提出するHotels.comの料金が確認できるURLを入力します。

ここで入力したURLをたよりにマリオットの担当者が比較対象の料金を確認するので、入力したURLをブラウザの検索バーにコピペしてページが見られることを必ず確認しておきましょう。

私は最初、予約詳細ページのURLを入力したのですが、そのURLではエラーになってしまいページが表示されなかったので一つ手前のページのURLを入力しました。

hotels.comで安い料金を見つけた
このページのURLを入力した

ただし、このページだと料金明細を確認できないので、マリオットの担当者に「予約する」をクリックしてもらい予約詳細ページで料金を確認してもらうために、その手順を「コメント(オプション)」に以下のように記入しておきました。


You will be able to find $1,986 for Malia Ocean Suite on the URL.
Please click「予約する」to move the reservation page, then you will be able to see;
Total cost $2,283.69
小計 Total cash rate $1,986.45
税およびサービス料 taxes and fees $297.24
Best Regards,


最後に、リクエストが承認されたときに、

より安い料金からさらに25%割引にしてもらうか

5,000ポイントをもらうか、

を選択し、

規約同意にチェックを入れてリクエストフォームを送信します。

リワードを選択

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ベストレート保証リクエストの結果

リクエストフォームを送信した翌日に、その結果を知らせるメールが届きました。

「Thank you for choosing Marriott and submitting a Best Rate Guarantee claim. I am happy to share that I was able to approve your claim.

なんと、キャンセルポリシーが違うのでダメもとで出したリクエストが承認されたのです。

ベストレート申請承認メール
ベストレート保証リクエストの承認メール

承認された結果、比較対象として提出したHotels.comの料金662.15ドルから25%割引されて496.61ドル/泊になりました。

シェラトン・ワイキキのスイートルームが約55,000円/泊ですよ。

これは嬉しい!

ベストレート保証適用後の料金
ベストレート保証適用後の料金

予約総額で比較すると3079.3ドルから2239.7ドルになりましたので、その差は839.6ドル、日本円にして約93,000円も節約できました。

承認メールにはさらに続きがあり、キャンセルポリシーに関するただし書きがありました。

Please be advised that your claim was approved based on the fact that the hotel was not offering a discounted non-refundable rate directly for your date of stay. Had the hotel been able to offer this discounted rate, your claim could have been denied because of different rate restrictions, as the Terms and Conditions of Marriott’s Best Rate Guarantee require that valid claims must be submitted for the same accommodations with the same guarantee requirements, including cancellation policies and, if applicable, advance purchase policies. We honor our Guarantee if the hotel does not provide the same option as a third-party website.

赤字部分がポイントになりますが、

マリオット公式が同一日程で返金不可の料金を提供していない事実をベースにリクエストが承認されたことをご理解ください。

マリオット公式が同じく返金不可の料金を提示できた場合はリクエストが却下された可能性があります。

といった主旨のことが書かれています。

このことから、私が想定していたことが間違っていなかったことが証明されたことになります。

つまり、ベストレート保証の原則ルールはキャンセルポリシーが同じでなければいけませんが、マリオット公式にキャンセル返金ありの料金設定しかない場合は、比較対象となる安い料金のキャンセルポリシーがキャンセル返金無しでも承認される可能性があるということです。

この法則を上手に利用することができればマリオット公式より安い料金を探すことが比較的簡単になるので、ベストレート保証リクエストに成功するチャンスを増やせると思います。

まとめ

マリオットのベストレート保証を利用した結果、ハワイ旅行のホテル代が1泊当たり約27,000円も安くなり、3泊の諸費用含む合計で9万円以上も節約でました。

しかもシェラトン・ワイキキのラウンジアクセス付きスイートルームが約55,000円/泊(大人3名1室)ですから格安ですよね!

正直言ってここまで安くなるとは思っていなかったので驚きました。

マリオット公式よりも安い料金を見つけるには根気よく探す必要がありますが、ベストレート保証リクエストの手続き自体はとても簡単なので、今後も積極的にチャレンジしていくことにします。

これで今度のハワイ旅行がますます楽しみになりました!!

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