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こんにちはヤーマンです。我が家のテレビがついにご臨終になりました。一人暮らしを始めた2013年になけなしのお金を払って買った40インチのテレビが享年6歳で永眠かと思われましたが無理やり蘇らせました。

※注意、これからやる作業は感電のリスクがあるため真似しないようにお願いします。

テレビのランプ

故障の症状

今回の症状は電源がいきなり切れて再度電源を投入しようとしたところ電源が入らずに赤いランプが点滅するという症状でした。

ちなみにシャープの故障診断ではコンセントを外してしばらく待ってから再度電源を入れてくださいとあったので試しました。

すると電源がつきました。

「なんだ壊れてないじゃん」と安心したのもつかの間

プツン!

2分くらいでまた電源が切れてしまいました。

またコンセントから電源ケーブルを抜いて待つとまた電源がつくというオフタイマー2分固定のテレビになりました。

CMぐらいしか見れない・・・・

修理に失敗した思い出

原因

今回の原因は電解コンデンサでした。ディスプレイの電源が入らないなどもほとんどが電解コンデンサの不良の場合が多く例に漏れず私のテレビも同様でした。

原因に至った経緯を書きます。

とりあえず開けてみる

開け方の写真をとっていなかったので割愛しますが、アクオスには丁寧にも開ける時のネジの箇所が「→」のマークがあるのでわかりやすいです。

裏蓋を開けると中央に電源基盤があるので電源が入らないのだから電源基盤が怪しいということで電源基盤に狙いを定めて観察します。

基盤

基盤をひっくり返して見るとPRIMARY側だけなんか液体がこぼれたようなあとがいっぱいついていました。
液体がこぼれるような部品といったら電解コンデンサだろうなという勝手な予想をたてて電解コンデンサを中心に基盤のハンダ割れなども1時間くらい観察します。

ハンダクラックなどはみつからなかったので、電解コンデンサの上の切れ目が開いていないかを確認します。

電解コンデンサは寿命がくると上の部分が開いてしまったり破裂したりするので比較的故障がわかりやすかったりします。

しかし今回は目視で確認できるような状態にはなっていなかったのでテスターでチェックしていきます。

テスターで性能チェック

今回使用したテスターはコンデンサのESR(等価直列抵抗)を測れるタイプのものです。

凄そうな感じがしますが、アマゾンで2000円くらいで買った中国製のおもちゃみたいなものです。


ケースありでこの価格ですが、無しでもよければ1000円しないという安さです。

コンデンサ

部品をチェックする時は基盤についたままだと正確な数値が測れないので、一旦外しておきます。大きい電解コンデンサは振動などでハンダクラックがおきないようにほとんどの場合ボンドみたいなもので基盤に接着されています。

今回はカッターで外します。

コンデンサ

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電解コンデンサの数値はV(ボルト)とF(ファラッド)を確認しないといけません。こちらの電解コンデンサは450V68μF(450ボルト68マイクロファラッド)です。

部品を探す時はRSコンポーネンツで検索すると大体見つかります。送料は無料なのですが、すぐには届きません。

1週間ほど待って届きます。

コンデンサー

PRIMARY側の基盤がほぼ全面で液体の乾いたようなシミがあったのでPRIMARY側の電解コンデンサを全部変えます。

テスター

上の画像が新品の450V68μFの性能

テスター

上の画像が基盤にもともとついていたもの

ほぼ一緒です。

この時点でまた無駄金を使ってしまったと思い泣きながら新しい部品を基盤に戻していきます。

電源を入れてみる

テレビ

「あれ?治ってる?」

2分どころか30分たっても電源切れないです。

結果的に電解コンデンサが原因だったということになります。

静電容量も問題なかったので若干高かったESRの値が問題だったんだと信じて組み上げます。

まとめ

電源が入らないものはお金に余裕があるかぎり電解コンデンサの打ち替えをすべし

電解コンデンサは大体RSコンポーネンツで手に入る。

電解コンデンサ交換で治らなかったら諦めて新しいテレビを買うべし