強迫性障害(不潔恐怖・洗浄強迫)克服の3つの知恵
 
 
大阪堺カウンセリングルームのどか。
心理カウンセラーの武田秀隆です。




 
今回は強迫性障害の中でも「不潔恐怖」「洗浄強迫」について克服するための知恵を書いていきますね。

 

 

1.強迫行為(過度な手洗いや除菌)をすればするほど悪化する

 

強迫性障害(OCD)というのは、強迫行為(過度な洗浄や除菌)をすればするほど悪化してしまう特徴があります。

 

強迫行為をすればするほど、強迫観念が大きくなってしまい、悪循環から抜け出せなくなってしまうのです。

 

つまり、強迫行為をすることは、強迫観念にエサを与えることになるのです。

 

ですが、強迫行為を止めると、強迫観念はエサをもらえなくなって、弱体化していくのです。

 

だから、まずは強迫行為に歯止めをかけることが重要なのです。


 

2.脳の誤作動による間違った命令に従うな!


強迫性障害とは、本当は安全なのに「もっと洗え!」「もっと除菌しろ!」「そこは触るな!」などと脳が間違った命令を出す障害です。

 

その間違った命令を強迫観念というのです。ニセモノの命令です。
  

「まだ汚れが落ちてないぞ」「もう一度手を洗え」という間違った命令が脳から何度も送られてくるので、あなたは本当は必要ないのにまた手を洗うことになるのですね。

 

脳からの間違った命令を真に受けて、手洗いや除菌を何度もくり返してしまうと、残念ながら治りません。

 

例えば、手を2回洗ったところなのに、さらにもう1回洗いたくなったら、それは間違いなく脳からの間違った命令です。
 

3回以上の手洗い衝動は、脳の間違った命令のしわざなのです。

 
脳の眼窩皮質や帯状回が誤作動して「
間違った命令」を送っているにすぎないのです。
 
「間違った命令」だから徹底的に無視することが重要です。
 

「間違った命令にだまされてたまるか!こいつは私を騙そうとしてるだけだ!そんな命令に従ってたまるか!」と自分に言い聞かせて、過度な手洗いや除菌に歯止めをかけていくことが大切です。
 
 

3.強迫観念か本当のことなのか、どっちか迷ったら、それは強迫観念だ!

 

あなたは、「これくらいのことで汚れたりしない!きっと大丈夫なはずだ!手洗いの必要などない」と思ったこともあるはずです。

 

だけど、あなたの意志に反して強迫観念が命令してくるのですよね。「もっと洗え!今すぐ除菌せよ!」と。

 

あなたはそこで迷うと思います。

 

これは脳の間違った命令なのか?それとも、本当に汚れていて洗う必要があるのか?どっちなんだ???

 

このように、強迫観念(間違った命令)なのか、本当のことなのか迷ったら、それは強迫観念です!!

 

つまり、洗いたい衝動があっても、それは脳の間違った命令なので、従ってはいけません。

 

迷ったらそれは強迫である!それが判断基準です。

 

こう考えるのも、強迫行為に歯止めをかけるのに有効ですよ。

 

①強迫行為をしようかどうか迷ったときはしてはいけない。

 

②ほんのかすかでも大丈夫だと思えたら絶対に大丈夫である。

 

その他にも、強迫行為に歯止めをかける方法やコツがありますので、いつでも相談してくださいね。

 

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