不潔恐怖の人がやったほうがいいトレーニングを紹介します!

こんにちは。カウンセリングルームのどか。
心理カウンセラーの武田です。


 

不潔恐怖系の強迫性障害がなかなか克服できないいう方はいませんか?
 

例えば、次のような症状で、心身ともに疲れてしまうことはありませんか?
 
●何回も手を洗ってしまう。シャワーを長時間浴びないと気が済まない。

 

●目に見えない汚れまでが気になって徹底的に除菌しないと触れない。
 

●汚れたと思うものに触れてしまうと、そこからどんどん汚染が広がっていくような気がして、洗浄除菌しないと気が済まない。
 
●一日に何度も着替えて洗濯しないと気持ち悪い。
 

●家族にも洗浄除菌を徹底するように要求してしまう。 
 

不潔恐怖の強迫性障害は、頭では「ここまでしなくてもいい」とわかってるんですが、洗浄除菌がやめられなくなってしまうんですね。
 

手洗い、洗浄、洗濯、除菌のことで日常がいっぱいになってしまい、心身ともに疲れてしまう場合もあるかと思います。
 

不潔恐怖を治すためには、手洗いや洗浄・除菌を正常レベルまで減らすトレーニングが必要です。
 

ただ、そうするとすごく不安に襲われたり、苦痛を伴ったりするのですね。ここが難しいところです。
 

曝露反応妨害法で挫折してしまう方が多いのも、洗うのを我慢するのがたまらなく不安で苦痛だからだと思います。
 

そこで、当ルームでは、洗浄や除菌を減らす際の不安や苦痛に対して、どう考えて乗り越えればいいか指導助言しています。
 

今回は、その一部をご紹介します。

1.ほんのかすかでも大丈夫だと思えたら、「絶対に大丈夫」と信じましょう。

2.強迫観念は「間違った命令」だから無視してくださいね。

強迫性障害とは、脳が誤作動して「間違った命令」を出す障害です。
  
例えば

 

・「まだ汚れが落ちてないぞ」「もう一度手を洗え」
 

・「服が汚れてしまったぞ」「着替えろ」
 

・「触ったらばい菌が移って病気になるぞ」「さわるな」

これらはすべて「間違った命令」、「ニセモノの命令」です。

 

この「間違った命令」のことを強迫観念といいます。
 

あなた自身が過剰な反応をしているなと感じたら、「これは本当の私じゃない。脳が誤作動してるだけだ」「間違った命令だから無視しとこー」と自分に言い聞かせてくださいね。

最初は「いや、現実かもしれない」と思ってしまうかもしれません。ですが構わず「これは間違った命令だ」と自分に向かって言い続けることが大切です。そして、間違った命令に従わないようにしてくださいね。

強迫観念は無視が一番なのです。そして、洗浄を繰り返さないことが重要です。そうすることで、悪循環を断つのですね。

3.手洗いは最大でも2回まで。

 

手洗いを二回までで止められなかったら、「これは間違った命令のしわざだ!」と強く自分に言い聞かせることが大切です。

「もう一度洗ったらスッキリするぞ」と強迫観念が言ってきても、それは「間違った命令」だから徹底的に無視する練習をしてくださいね。強迫観念は無視が一番です。

どんなに強い衝動に襲われても、手洗いを2回以上しないように頑張ってみてくださいね。

4.強迫観念は「詐欺師」です。
 

汚れが広がるぞ!大変なことになるぞ!と「ウソの脅し」であなたに何度も洗わせようとしてきます。「ウソの脅し」ですから、無視しても大丈夫です。
 

詐欺師の声に負けて、手洗いをくり返してしまったら、詐欺師の思うつぼになっちゃうので、「詐欺師の言うことなんか、聞いてたまるか!」と自分に強く言い聞かせてみてくださいね。

オレオレ詐欺を無視するのと同様に「洗え洗え詐欺」も無視することが大切です。

5.強迫性障害じゃない人のように行動する!

「強迫性障害になる前の自分だったらどう行動するか」とか
「強迫性障害ではない人だったらどう行動するか」を想像してみてください。強迫性障害じゃなかったらどう行動するか想像して、そのように振る舞ってみてくださいね。
 

最初は怖いかもしれませんが、正しい行動を選択することで、強迫観念が弱くなってくるんですね。
 

6.さいごに
 

強迫観念は無視することが一番大切なんですが、最初のうちはわかってても「不安」が残ると思います。
 

だけど、その「不安」を完全に消そうとしなくていいですよ。「不安」を心の浮かべたまま、次の活動にうつってくださいね。
 

※青い空に白い雲が浮かんでいるのは「当たり前」であるように、心の中に不安が浮かんでいるのは「当たり前」のことなんですね。不安があってもそれが当たり前。浮かべたまま活動してくださいね。
 

長文読んでいただきありがとうございました。
 
私のカウンセリングではここに書かれている以外にもたくさん改善のコツをアドバイスしています。

 

お一人で悩み続けて、心が疲れて生きづらい時は、いつでもお話を聴かせてくださいね。

 

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