強迫性障害 確認すればするほど不安になっていく人へ
こんにちは。
大阪堺カウンセリングルームのどか。
心理カウンセラーの武田です。
今回は強迫性障害の確認強迫についてです。
確認強迫というのは、いくら確認しても「不確か感」が残って、何度も確認行為をくり返してしまう症状です。
今から出かけようとするときに、水道がちゃんと止まっているか、すごく不安になる時はありませんか?
もしかして水が出っぱなしになっているのでは!確かめなければ!と思いますよね。
普通の人ならば、1回水道を確認すると、安心して出かけられるのですが、確認強迫の人はそこからが大変です。
実は私も、かつて確認強迫の症状で苦しみました。
当時の私は、水道のところへ行って、
1.蛇口を閉め直す。
2.水滴が落ちてないかじっと見続ける。
3.手をかざして水が出てないか確かめる。
(最低でも5秒数える)
と必ず1→2→3の順で確認していました。1→2→3で1セットです。まるで儀式ですね。
私が苦しかったのは1セットでは終われなかったことです。
1→2→3→1→2→3→1→2→3→1→2→3→…
とエンドレスに何セットもくり返してしまうのが本当に苦しかったです。
そしてさらに水道は1つではありませんから、台所、洗面所、トイレと確認しなければ気が済まなくて、水道の確認だけでクタクタになってしまうのです。
ひどいときは、やっと大丈夫だと思った瞬間、また不安になって、再び引き返して1→2→3→・・・・と確認をくり返してしまうことでした。
また、何度も水道の蛇口をじっと見ているうちに、「あれれ???水道が止まってるってどういう状態だったっけ??」と思ってしまうようになって、正しい状態がわからなくなってしまったこともありました。
そうなるとまた水を出して「これが出ている状態」で、水を止めて「これが閉まっている状態」と正しい状態を確認するところから始めなければならなくなって、水道から離れられない自分に泣きそうになったことがあります。
また、途中で救急車のサイレンなどが聞こえて、集中力を中断されてしまうと、また一から確認しなければいけませんでした。
この記事を読まれている方の中に、同じような症状で苦しまれている人はいませんか?
水道だけじゃなくて、施錠や、ガス、電化製品のスイッチの確認でも苦しまれている方はいませんか?
確認が苦しいので外出するのが怖くなるという人はいませんか?
ゴミを捨てる時に大切なものが混じってしまったのではないかと不安になって、ゴミ箱からゴミを全部出して何度も確認してしまう方はいませんか?
私のカウンセリングではこういった症状の改善にも力を入れています。
確認すればするほど不安になって、確認をやめられなくなるという悪循環から抜け出す行動療法にも対応しています。
強迫性障害の特性や、克服のためのメカニズムや、不安への対処法を丁寧にアドバイスしながら、克服できるようにサポートしています。
「確認を続けるのも地獄、確認を止めるのも地獄」という確認地獄に陥って、生きづらさを抱えている方は、いつでもご相談くださいね。
強迫性障害をお薬なしで治すカウンセリングに興味がある方は、下の黄色いボタンからホームページをご覧ください。
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