こんばんは
銀ねこです
いきなりですが
切腹最中です
「この度の(仕事の)失態は切腹モノでございます
平にご容赦くださいませ」
などと
平身低頭してお詫びする際の
手土産の定番として有名な
新橋のお菓子です
そこまでは
知っていたのですが
このお菓子の名前の由来までは
今まで知らずにおりました
最中から
大量にはみ出した餡の様子を
切腹に例えているのかなどと
漠然と思っていました
こちらは
お菓子についてくる説明文です
このお店は
なんと
あの
浅野内匠頭が
松の廊下で刃傷沙汰を起こした後
預けられ
果てには切腹して果てた屋敷
その
田村右京太夫の屋敷後に
建っているそうなのです
なんてことでしょう
切腹した場所だから
切腹最中
なんと言うネーミング
忠臣蔵は
小さい頃から映画やテレビで
幾度となく触れてきました
大衆演劇でも
頻繁に演じられます
大好きな演目です
それが
いきなり
生々しい現実として
迫ってきます
物語ではなく
リアルなのだと
この場所で確かに
人が
命を落としたのだと
史跡を
歴史のロマンとして捉えるのか
リアルな事件現場として捉えるのか
その境目は
自分にとって
どこにあるのか
考えも仕方がないことですが
ぐるぐると考えてしまいます
ぐるぐる考えながら
最中を割ってみます
中には求肥が入っています
夢のお話から、私をリアルに引き戻した
このお菓子は
それはそれは
美味しゅうございます
最中の部分は
口の中の水分を奪う前に
優しく溶けます
たっぷりと詰まった餡は
しつこくなく風味豊かで
求肥との相性が最高です
口に入れると
ぐるぐるした思考は停止いたしました
味わうのみです
本日のコジメルです
必ず隠れてしまうのですが
捕まえてブラッシングすると
結局は
ゴロゴロ言ってくれるメルです
毎回
勝った気分を
味わうことができるのです
今日もありがとうございました
それでは皆様
おやすみなさいませ