虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

二度と会うことのない人

2020-03-27 12:31:41 | 小説
先ほど早期退職をする人を見送った

みんなから嫌われていた

小狡く、せこい人で有名だった

サラリーマン生活、嫌われてばかりの人だった

家族にも逃げられた

みんな彼の元から去っていった

私も上司として、嫌がれせをされた

玄関前でお疲れさまと声を掛けた

早く取締役になってくださいと言われた


その横顔を見て随分悪相になったと感じた

生きることの虚しさを感じながら
午後からの仕事が始まる

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。