アド街の裏横浜の回にて3位で紹介された「田中屋」にて裏メニューの竜田カレーそばをいただく | じきの食歴

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11月28日放送された「アド街ック天国」の裏横浜の会にて3位で紹介された、蕎麦店「田中屋」。
今年、創業100年となる老舗で1時間以上並ぶことも多かったのだが、コロナ自粛もありしばらく休業していたらしい。それが、この取材もあったからなのか11月16日より営業再開したとのことで、放映1週間前に再訪してきた。
この店、自分が昔、横浜に住んでた時には2週間に1回ぐらいのペースで通っており、この店の名物である刻み鴨せいろと共に良く頼んでいたのが「裏横浜 竜田カレーそば」。実はこれ、はメニューには記載されていない裏メニュー。
メニューに載っているのは、「裏横浜 竜田カレーうどん」のみなのだが、ある時「うどんを蕎麦に変更できますか?」と聞いた所、その要望に応えてくれた。
以来、竜田カレーそばをよく頼むようになった。
昔は1000円だったのだが、いつの間にか値上がりし1450円となっていた。
他にも変化があり、奥の座敷はテーブル席になっていた。
休業中にコロナ対策で色々とリニューアルしたらしい。
そんなお店の変化を観察しているうちに、料理が出てきた。

かなり大きな竜田揚げが5つ、ダシの香りたつカレーそばの上に載っている。
先ずは、カレースープを一口すすり、そばをいただく。
スープにはほど良いとろみがあるので、麺にもよくまとわりつく。
辛さはそれほど感じないが、しっかりと炒められた複数の香辛料が感じられるスープで、このままゴクゴクと飲めるぐらい旨い。
そして蕎麦の香が後から立ち上ってくる。
竜田揚げがこれまた熱々だ。スープに使っている部分は、じゅわりと衣に染み込んだスープが旨く、一方スープに浸かっていない部分は、カリリとした食感がこれまた良い。
竜田揚げが大振りなので、衣のサクサク感も最後まで楽しめる。
ランチタイムだとミニライスかパンがついてくる。今回は、パンを頼んだので、それも蕎麦を食べた後のスープに浸していただく。
ホームベーカリーだが、焼きたてのパンなので香ばしさが余韻として残っている。これがまた良いアクセントとなる。
量も多く、これ1杯で満腹になれる。
久しぶりというのもあるが、やはり旨かった。
次回訪問時には、やはり名物の刻み鴨せいろをいただきながら、当時住んでた頃のことを回顧しようと思う。

 

 

 

平沼 田中屋そば(蕎麦) / 高島町駅戸部駅平沼橋駅
昼総合点★★★★ 4.5