猛烈な暑さは落ち着きましたが
ちょいちょい30度越えもまだやってくる気配どす。
それでも、
風の冷たさが冷涼フランスの夏らしい気配で戻って参っております。
 
 
 
葡萄畑のモン・サン・ミシェルと「たま」に讃えられますの。
気高い美しさでござ候。
 
バカンスいつから?
が、合言葉の8月ですけど
ワタクシ、今年は地元でバカンスよ。
オットはアジア出張でお一人様なので、
ブルターニュやらシャンパーニュやらアルザスやらコニャックやら、
親しい友人たちからお招きをいただくものの、時期はお盆ですし燈花会もどきもしたので、何処へも行かずにお猫たちと面白おかしく過ごしますの。
 
なんと言いましょうかね
何年住んでも、地元の夏は格別でバカンス気分になれるんですよ
しかも慣れ親しんだ人達がいて、バカンスの人々もいて(これは良し悪しあるけど)、お祭りやイベントが盛りだくさんで、退屈しないんだな。
 
 
 
 
 
今年は葡萄の成熟もとーても早くて
イタリアでは欧州で最も早い収穫が始まった地域もあるとか。
ご当地は、これから色付きが始まって行くんですけどね
白ワイン用の葡萄は色付きの変化が分かりにくいっぽいですが、このソバカスが現れると熟し始めのサインざます。
 
 
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ちなみに、黒葡萄と呼ばれる赤ワイン用の葡萄ピノ・ノワールの色付きの模様は
とてもフォトジェニックざますのよ。
かわいいお菓子みたいでっしゃろ。
個人的にはアルザスのワインの葡萄が一番つまみ食いして美味しいと思います。
ワイン用の葡萄は生食用とは比べ物にならないくらい甘い(美味しい)ので
ひと房完食すると(糖分で)かなりお腹いっぱいになってしまうレベル。
葡萄の果汁が手に着くと、指がピタッとくっつくほど糖分が豊かじゃ。
 
 
確かに、今年はまだ8月の前半というのにすでに甘みを感じるレベル。
これは滅多にある事じゃござーせん。
今年の収穫は下手をすると今月末から9月の初めになるかもね。
 
南の方はもっと早くなるやろうね。
この20年で収穫はどんどん前倒しになってきている。
昔は10月が収穫シーズンやったんですけどね。
 
 
 

 
さて
最近はパリや欧州近郊のバカンス・ピーポー以外で
米国(ほとんどニューヨーク中心に東海岸)やオーストラリアからお越しになっているバカンス・ピーポーが急増中
この方々は、ちょっとハイクラスでラグジュアリーな滞在をされているらしく
私立の語学学校(短期滞在の旅行者向けのクラスが人気)で仏語を学びつつ
ワイナリーツアー、ロワール河クルージング、古城や世界遺産、およびレストラン巡り(星付きあり)、葡萄畑でピクニックなどを堪能されておられますの。
ちなみにこの語学学校、1週間で800ユーロよ(昔通ったけどな)
殆どが最低1週間で平均3週間の滞在
もちろん滞在費やレジャー費は別途ですけど、リピーターもかなり多ござんすよ。
 
 
 
 
仲良しのワイナリーのマダムがピクニックツアーをされておるので
様子見に顔を出したんですけど
地元のワインに地元のシャルキュトリーにチーズ、ワインになる前の葡萄を目にしながら葡萄畑でプライベートなティスティングとピクニック
なかなかに贅沢な気分になれます。

 
 
ちなみにこちらはロワール河クルージングの船から
実際にロワール河で魚を釣っている漁師の方が案内してくれるツアーで
ワイナリーとコラボしてワインの試飲や地元の食材のアペリティフなどが楽しめますの。
貸切クルージングも可能なのですけど、
観光客だけじゃなくて地元の人たちからも大人気で、お客様をおもてなしする際に利用するパターンも多いでござんすよ。
 
 
 
カヤックとすれ違ったり、釣り人と挨拶しあったり
フレンドリーな時間が過ぎて行くのがいとおかし。
 
これがね
何回お誘いを受けても、飽きませんの。
一年の半分は遠征であっち行ったりこっち行ったりなので
こうして一番素敵な季節に地元でゆっくり出来る事って、
とても贅沢なことなのかも知れません
 
願わくば
厳冬の時期にジャポンへ行ったり、バカンスに抜け出したいモノざます。
 
 
皆様も素敵なバカンスをお過ごしくだされ