外出制限が出てそろそろ20日目になってますわ。
 
コロナ騒動のあんな事こんな事は、世界中のブログで咲き乱れておると思うので、ここでまた書いてもお腹いっぱいやと思うんで(ワタクシが、よ)
ワタクシは自分の周りのミクロな視点に徹して日々の事を書いておこう思います。
 
ちなみに、コロナで言えばうちの親戚も感染者が出て、先週スイスの友人が瞬く間に亡くなられたと言う訃報が届いたわ。
誰も最期を看取ることが叶わず、葬式も行かれへん。
自分にも自分の家族にもそれは背中合わせでもあり
ワタクシたちは、コロナで大切な人を喪う覚悟をイヤでも受け入れなければならぬ時勢に入ったようじゃよ。
 
 
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我が家は今のところ、お陰様でオットもお猫たちも変わりなく。
「変わり無い」という言葉が正しい表現かどうかようわかりませんけれども、毎日元気にやっとります。
 
人間の立ち位置から見たら、コロナは目に見えない脅威であり敵なのかも知れない
それにしても狡猾?とも思える程
人間の脆弱性を見事に突いてくるわ。
それでも
目線をちょっと変えると、不謹慎と言われるやろうけど、
コロナの猛威は、自然界の人間以外にとっては凄いヒーローが現れた
そんな気がせんでもありません。
 
 
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元々空気の綺麗なビオあるいはそれに近しい仕事の農家だらけなんですけど
それでも夜空の星の美しさや、空気の澄み具合、自然に生きる動植物たちが今まで感じた 事がないほどに伸び伸び生き生きとしておられるのがハッキリわかる。
都会なら青息吐息やった自然の端くれたちの息遣いはもっと顕著ちゃうやろか。
 
住宅街の野良猫たちは、きっと車に轢かれる心配も激減して天国みたいに自由を楽しんでおる事でっしゃろ。
 
人間なんて、こんなに弱いんやねえ。
弱さ、ズルさ、勝手さ、優しさ、強さ
コロナがこれでもかと人間の本性を炙り出しておる感じすらせんでもない。
 
と言う事で、
そんな状況でもお腹は空くわけで
ちょうど一年経った去年仕込みの味噌を一部開封してみたわけざます。
 
 
 

 

今年は春から夏にかけての巡業も出稽古もなくなって暇を持て余しておるので

味噌を仕込んでもよろしいんでしょうが、

うちは奇数年にしか作らない(基本)ので、今年はどうしようかなあと思っている程度でござる。

年代物の味噌はまだ減らぬ。

でも酒蔵で頂いて来た麹も使わんとあかんから、まあそこから考えることにするわ。

 

 

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2019味噌でござんすよ。
真空パックしておるのでカビの心配は微塵もござらぬ
が、空気と触れ合っておらんので熟成具合も違ってくるんかしら?と言う疑問があるわけよ。
でも、色が変わってるのでやっぱり熟成はしている模様。
 
2パックの合計重量が3kg強なので半分だけ開封して空気にれた熟成開始させてみる事にしたわ。
 
 

 
色はベテランの色なんですけど、味はまだ塩の尖った風味を感じて
いつもの口に含んでから出てくる伸びのある旨味(あまみも含めて)がまだ無い。
これは真空から解放したのでちょいちょい天地返しして味の角が取れるように熟成させていけばいいんやろうと思いますんで
これから夏を超えたあたりが味わい時になりそうな予感。
急ぐ旅でも無いんで、ボチボチでええんです。(在庫潤沢なんで)
 
うん、今年は味噌の仕込みは無しでええわと言う結論になりんした。
 
そう言えば、奈良漬けにしていたズッキーニを忘れすぎてしまっていて
かなり古漬けになってしまったんですけど、
味噌漬け同様に、フレッシュチーズ(山羊)と漬けていた風味のついた酒粕を合わせてディップにしたら日本酒にもワインにも合うアテになったわ。
古漬けは風味が強くなったので、刻んでディップに入れたり隠し味にしたり
これも和食以外にもフレンチの隠し味に使えるので楽しい発見やったわ。
 
 
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ジャポンのおまいさんやったら、フレッシュチーズは入手困難やと思うんでクリームチーズか水切りしたヨーグルトとかでもええんちゃう。
風味のついた甘味のある酒粕がええ仕事してくれてます。
今年は酒粕が大量にあるので、味噌より奈良漬け仕込みに励もうかな。
時間は余るほどあるわけやし。
 
まあ、得意の喰い意地でこの引きこもり期も面白おかしく(笑えない状況下でせめて家の中だけと言う意味な、)ストレス溜めぬように過ごしたいものでござんす。
 
当分
外出禁止令下のお食べ記録でも備忘録として残しとくかな。
 
 
 
と言う事で、引き続き緩く更新予定ざます。
どなた様も、ご無事で。