本日より、おフランスは段階的的外出制限の解除が始まりましたざます。
 
とは言え、解除のアナウンスが始まってから緩みっぱなしの浮かれポンチがあちこちに発生しているので、今日を待たずに集団感染が発生したりと大方の予想通り
期待と不安を裏切らない展開が始まっていたりするんだな。
 
 
人間って、言語でコミュニケーション出来るくせに本当に理解力ないのね。
 
 
まあ、良識ある仏人は早い段階からこういう状況を予想しているので
今日からが本気の自衛月間という感じで外に働きにいく必要のない状況であれば、先週のうちに買い出しを済ませて当面今まで以上に引きこもる予定らしいわ。
政府は国民の民度を信じると云わはりましたが、(誰も本心とは思ってないだろうが)
政府どころか同胞の国民すら信じていない仏人。(気持ちは痛いほど分かるけどな)
気の毒なのはこんなタイミングで仕事を再開せねばならぬ真面目な方々よね。
 
子供の学校でもリモート授業が上手くいっているところのマダムは学校に行かせる気もないらしい。
折角今までこんなに我慢してきたんやもんね、コロナはまだ終わっていないってちゃんと理解できる人達はこんな感じで自分で自分を守る態勢。
ワタクシも今月いっぱいは仕事の用事と買い出しと散歩くらいは出るけど、今まで通り得意の篭城生活を満喫する気満々。
 
 
政府推奨の引き篭もり生活中は大して気が乗らなかったのでブログの更新はだらだらでしたけれども、日常はいつも通りの飯炊きオバハンを楽しませて貰っとりました。
ご近所のレストラン応援でたまにテイクアウェイもさせて貰ったり、シャルキュトリーやチーズ屋さんからは新鮮で無添加な食品が提供される日々やし、小麦粉は潤沢にあったし、卵はご近所に分けてもらえたし食生活においてあまり不便感も悲壮感もなく幸いです。
でも、スーパーで空っぽだった棚の商品が戻って来た時は、
たとえもう暫く外出制限が続いてもなんかみんなやって行けるんちゃう?
と思うくらいささやかながらも希望が見えたし、こういう事が非日常さを和らげるって分かったし、なんでも当たり前にあるのではないと改めて感謝できるようになったのはよかったなあと思います。
 
 
 
今日はとりあえず自分の備忘録としてこの55日間、家で何を食べていたかザーッと挙げておく事にする。
(大したものは作っとらんけど、やる気があるときは丁寧には作ったかも知れへんわ)
 
 
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巻いてみた
 
野菜はいつも懇意にしているマルシェからのデリバリーで旬も逃さず新鮮な状態で毎週ゲット出来たありがたみも忘れてはなるまいよ。
 
ご近所さんにお裾分け(こっちがメインの理由やけど)で気分上げてもらうために巻き寿司を大量に仕込む。
お礼のワインの方が凄い上級やったりしてわらしべ長者になってしもたわ。
(米料理はこの後アスパラガスのリゾット一回作ったっきり)
生春巻きやらトルティーヤの皮でサラダを巻いてオットに野菜カサ増し作戦
暖かい日より若干肌寒い気候が長かったので、仏国的な焼きロールキャベツ(具材は少量の挽肉に自家製オカラと野菜でまたカサ増し)
春巻きやのうてベトナムのネムが無性に食べたくなってエアフライヤーでカロリーオフメニュウの後のボブン
葉っぱ付きで売られているラディッシュの葉っぱを新鮮なうちに山本式で火を通したお浸し風を牛肉ハムに巻いてこれもまた野菜多め作戦。
イタ〜リアの生ハムがあったので、自家製グリッシーニを仕込んで巻き巻き
やる気の起こらぬ前菜はハムだけを巻いて同色のアンディーブを並べてみた目でごまかす作戦。
これらは夕方のアペリティフ兼夕食でござんす。
 
 
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こちらもアペリティフ仕様
シャルキュトリーではほとんど塊を購入したので毎日食べる羽目になる(添加物がないので安全だが足も早い)
チーズも週一で凄い量が届くので(友人がチーズ工房をやっていて応援を兼ねているが、毎日食べても追いつかない)、手を替え品を替え頭使って色々作ってみたけど結局シンプルにいただくのが一番美味しいという結論に達した。
こういう時間と労力が無駄とは思わなくて済む(自分では思わへんけど)のもありがたいよね。
結局この写真見て気が付いてんけど、魚を食べたのは二回だけ(笑)
地元の手作りスモークサーモン(胡椒風味)の柑橘添え(キャロットラペも柑橘で味付け)とピカール様のカツオ(自分ちでタタキにしたもの)とマグロの漬けアボガト添え。
週一で豆腐を作っているので、豆腐とオカラのナゲット風とか真空パックしている餅を乾燥させてあられ餅でエアフライヤーおつまみ。
雨が降ったら寒くなるから、いつかの仔牛のコロンボ(ルーを使わぬカレーっぽいやつ、これ美味しいからまたレシピアップしまっさ)
卵が十分あれば遠慮なくマヨネーズも自家製出来たのも嬉しい。
 
 
 
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こちらはランチ
ランチは揚げ物とか炭水化物多めやったり、肉類メインでガッツリ系
みんな大好き餃子も数回
餃子を食べると肉まん(豚まんよ)も食べたくなるのでやっぱり作る。
旬のアーティーチョークもプーリア風のフリットに。
エアフライヤーでは鳥の唐揚げと焼き鳥で焼き鳥屋風にしたり、コロッケ風ファラフェルも丸投げ。
うずら卵で鳥の巣風ファルシ(これはイースターの時位に作った)
芋好き仏人にはガレットお焼きでガッツリ。
 
 
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ハンバーガーは買い出しが半日仕事になるので、よくお世話になったの。
人の出入りが少なくなる昼ご飯時を狙ってスーパーに行くので帰ってきた時にちゃっちゃと出来るランチメニュー
これでランチを食べた後に購入品の消毒、仕込みに入れるってわけ
肉屋で挽きたての牛肉に軽く火を通すだけやし、パンは自家製でフレンチフライも下ごしらえして帰ってきたらエアフライヤーに入れるだけ。
ちなみに左上はテイクアウェイのレストランハンバーガー。
右下はステークアッシェじゃなくてタルタルを焼いたん。
タルタルステーキを焼いただけのバージョンで芋もフリットも食べなければこれ立派な糖質ダイエットメニュウ(卵もつけてね)
 
 
 
 
 
こちらは、ほぼコウケンテツ さんのレシピ再現祭り
焼き焼売
プルコギ
大阪喫茶ナポリタン(ミートボール乗せてますけど)
チヂミ
ポテサラ
焼きそば(卵乗せてますが)
そして以下は茶色のお仲間として一緒に上げときます
テイクアウェイの小魚のフリットと南蛮漬け(後で残った小魚も南蛮液につけてリメイクで二度美味しかった)
酢豚
 
まあ茶色い事(笑)
ケンテツさんも言うてはりますけれども、
子供が嫌いなピーマンとかグリーンピースとか余計な差し色を足さない。
 
お皿が茶色一色でもええんです、茶色は裏切らない!
 
至言でござるね。
 
フレンチだって日本の人気家庭料理だって、茶色い方が断然人気ありますやん。
と、写真を振り返ってより説得力が増したわ。
 
まだまだ色んな茶色やら緑やら赤いのやら黄色いの作ってるんですけど
これ以上あげても見る方も退屈や思いますし(すでに十分退屈やわ)
 
あ、
閉まった、甘味が残ってたわ(ごめんやで堪忍え)
 
 
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とりあえず、説明不要なんですけど
自分的にやってみたかったレンズ豆で作る餡子と酒粕ヨーグルトソルベは自画自賛
ケーキは全部フレッシュチーズ(ヨーグルトみたいな半液状、フロマージュブランとかフロマージュフレとかいうやつね)でスフレっぽく焼いてみた。
んで、
小豆やレンズ豆であんこを作れば、ワッフルに挟むだけでは収まらず、やっぱり旬の苺大福とか桜の塩漬けの餡パンとか、肉まんのついでに餡饅とかまでやっちゃったってのは、このタイミングだったからこそ暇を持て余すにゃなくて「弄べた」ってことかも知れまへん。
 
 
毎日買い物に行けへんかっても、とりあえず週一の買い出し素材とストックだけでもそれなりに作れたってのは今後の自分の厨房仕事の仕事の発展に繋がって欲しいところやし、何よりこの2ヶ月で一番気を付けたのは
食糧廃棄(ロス)を極限まで減らす努力(時には失敗しましたけれども)
 
まあ、長くなったので
これらに関してはまた備忘録として実践したことは覚えておる間にブログに残しておこうと今のところ考えとります。
 
ちなみにコロナ太りは無く、オットは太りもしないが痩せもしない状態ですが
ワタクシは去年絞った体重も体脂肪も完璧に維持できた事が自分的にはこの先も自主的に引き籠る自信にも繋がっとります。
実践した健康管理に関しても、気が向いたらまたオイオイと備忘録したい思います。
 
 
長々と役にも立たぬ人の食卓の備忘録に
最後までお付き合い頂いたおまいさん
お茶の一杯も出せずに一方的ソーシャルディスタンスなブログですまんこってす。