おフランスは政府の意向で日常ライフ強硬路線に舵きりしましたねん。
闘いは続くけんど一応勝利宣言しちゃおっか!とか大統領云わはりましたけれども
世界コロナ勝利宣言トーナメントがあったら予選通過も怪しいレベルの数値やん
要は、経済回して行かんとヤバイねんって話やね。
 
この夏のバカンス?
我が家はオットの意向で何処へも行かずよ。
まあ、オットは既に仏国内〜ヨーロッパ出張予定が入り始めてますけども
これも今のところの予定であって、タイミングによっては延期やらキャンセル前提で話はどんどん進んでいる模様。
うちの地域の殆どは経済立て直し対策でそれどころやない方々が多いし、地元で精一杯の経済貢献する事にするわ。
 
なんですやろ、地域に漂うこの置いてけぼり感(笑)
 
幸いにもワタクシは風光明媚な隠れた観光名所でもある我が地元で夏を過ごすのは、いまだにバカンス気分になれるノーテンキさを持っておるので、不服はない。
考えてみたら、夏は殆ど地元から動かへんのでいつも通りと言うやつですわ。
 
周りや情勢に合わせて気持ちを切り替えなあかん事は時に沿ってみて、あとは自分がこれからどう過ごして行くのか新しい方向性を今ならゆっくり試行錯誤できるから万が一大きな第二波が来ても、来なくても、フレキシブルに対応できる自分準備をしておきたいのがこの夏の過ごし方にでもしよか。
 
 

地元の観光産業も、夏のバカンス観光客集客にどこも必死やと思います。
コロナはまだまだ恐るべきと気をつけている(まともな)仏人率が高い地元ですけれども、前向きな意味で割り切りも必要と考えてる部分、あると思うわ。
実際に彼ら(小売店や小規模レストラン)のコロナ予防対策は、時として贔屓目もお世辞も抜きでジャポンのお店以上に消毒活動を徹底管理しておるので、地元に関してはある程度安心して外出できるのもありがたや。(マスク率は低いけどな)
 
これやから仏人は!とプリプリしても何も変わらへんし(仏人だけに限ったことちゃうけど在仏邦人も仏人並みに文句が多い気がする←ワタクシのことやけどな)
できる自衛(他者への配慮も)は諦めず最大にして、あとはもう自分が置かれた場所の流れにある程度身を任せるのも自分の心を痛めない海外処世術やも知れまへんえ。
世界はもうコロナ前の日常は存在せず、戻られへんし、このまま新しく変化した日常に踏み出せなくなる方がツラなって来そうやし、でも根拠のない世間の浮かれた風潮に合わせるのではなく自分らしい形でボチボチ慣らして行くしかない。
と仏国スピードに中々ついていけないモードの自分に言い聞かせてみる。(笑)
 
 
まあ、お天気も南仏と違ってまだまだどんより肌寒い気候ってのも考え方に影響するのかも知れませんわ。(これに尽きるかもな)
 
今日はお食べネタ行きたいねん。
 
肌寒いから冷やし中華なんて始めませんし、かといってブッフブルギニョンまで行っちゃうと冬に逆戻りでちょいと悲しいし
でも、なんかあったかいもの食べたい暦だけ初夏な日のメニュウに思い巡らせたら
 
これ?
 
 
 
夏に美味しくて、しかも今みたいな中途半端に寒くても季節感に遠慮せず美味しくいただけるのん。
それこそがカレーちゃいますやろか(冬食べてもいつ食べても美味しいもんな)
 
と言うことで
本日は欧州の咖喱風じゃよ。
仏国のオサレ料理雑誌のレシピにもあるんですけどね
このトマトベースの煮込み料理はレユニオン料理のルガイユと並んで日本人受け間違いない風味
 
 
 
ジャポンなカレーを作るとしたら皆さんカレールーが必須やと思うところでしょうが
カレールーなしで作るとスパイス駆使した超大作をイメージしてまいますやろ。
ところが煮込みベース(これぞフレンチの真髄)で使うスパイスは極限まで少なくて、でもそこはかとなくジャポンのカレーをオサレにしたような錯覚がある感じ。
今回は仏国のスーパー(あるいはアジア系とかエスニック系スーパー)で気軽に買える(はず)コロンボというカリブ海のスパイス(ブレンドスパイスの一つで唐辛子は入らない)とカレー粉(これもスーパーにあるブレンドタイプ)を使ったレシピ。
色は赤いけど全く辛くない、ライムとトマトソースの爽やかな酸味が特徴の欧州咖喱
 
 
 
材料
 
仔牛肉ロース800 g(仔牛がなかったら豚肉でも鶏肉でも白い肉でどうぞ)
ナス1個 (日本の茄子やったら2こ)
エシャロット1個
にんにく1かけ
イタリアンパセリ 3枝
ライム1個
トマト缶 1缶(黄色トマト缶が見つけられたらなおよろし)
オリーブオイル 大匙5
コロンボパウダー 大匙2
インドカレー粉 小匙1
塩とコショウ 適量
水  400ml
 
 
 
 
エシャロットとニンニクの皮をむき、パセリもみじん切りにする。
 
大さじ3のオリーブオイル、スパイス、塩、コショウをボールに入れてから
絞ったライム果汁とみじん切りしたエシャロット、ニンニク、パセリを加えてすべてをよく混ぜてちょうだい。
肉を加えて手でしっかりマリネする。
そのまま冷蔵庫にて最低4時間ほど味を馴染ませるために寝かしておくんなせえ。

この後、ナスをサイコロ状に切り、残りのオリーブオイル(大匙2)を入れたボールに合わせ入れて10分くらい放置してね
んで大きめなフライパンに冷蔵庫から出したマリネ肉を強火でよく焼き炒めておくれやす。
そいつを鍋に移して(それが面倒やと思うおまいさんは鍋で肉焼きはったらええわ)
そこにナスとトマト缶を加えておくれやす。
400mlの水を注ぎ混ぜ、蓋をして大体45分くらいの目安で弱火で煮込んでいって。
お肉が柔らかくなってソースがとろみを帯びてきたらおけー。
(オタクにシャトルシェフがあったらこの保温鍋に入れて放置プレイで光熱費ゼロで完成するわよ。)
 
肉の大きさや種類によって煮込み時間長なったり短かなったりするのでその辺りはおまいさんの塩梅で確認しよし。
(ワタクシは卵くらいのサイズにカットした仔牛をシャトルシェフで時間をかけてじっくり放置煮込みでホロホロにさせるけど、豚肉や鶏肉の場合はジャポンのカレーを煮込む感覚と同じくらいでもええかもね。)
塩胡椒で味を整えて完成。
ソースの量が煮込み中に減ってきたら都度必要に応じて水を追加してあげてよろしよ。
最後にパセリ(分量外)を散らしたら完成じゃ
 
 
 
 
基本は右上のパターンが王道(まさに咖喱っぽいわ)
こちらはキヌアとカリフラワーライスで糖質カットメニュウにしてますけど
焼きカレー(グラタン)風にしても野菜の風味が咖喱だらけで損なわれることがないのでよろしわ
もちろん、
ごはんにもクスクスにも合うし、
何やったらパスタに合わせるとか残ったソースをハンバーグにかけるのもアリ。

 
 

本格的なジャポン咖喱ほど主張して来ないけど、いい塩梅のトマトカレーっぽさが
連日食べる時でも、カレーのリメイク料理使い回し感が少ない気がするわ。

うちはストック分は真空パックしてレトルトカレー風に食べたい時にお湯で温めておりんす。

次は久々にルガイユでも作ろかな。

 
 
と言うことで
ここまで辛抱強く読んで下さったおまい様にはお礼として
過去記事の一人カレー部の部活動(レシピ入り)をざっくり貼っとくわ。