鬼やんまホバリングして吾を見つむ
季語……鬼やんま……秋
トンボが好きだ。
分けても鬼やんまには目がない。
もちろん食べるわけじゃない。
緑色の複眼、黒と黄色の縞模様。
何よりスイッと飛んで来るときの存在感。
ぞくぞくするくらい好きだ!
けれども、鬼やんまは私の好意なんて
知ったこっちゃない。
熱い眼差しで見つめても、知らんぷりで
通り過ぎていく。
十日前、秘境の庭に飛んできた鬼やんま。
静止画のように、私の前でホバリング。
緑色の眼で見つめてくる。
つかの間、時が止まった。
鬼やんまの画像がないので、まりんの
最新画像です。
暇さえあれば羽根づくろい。
今朝は、真紅の尾羽根をスルッと抜いて
「まりちゃん!勿体ないでしょ!」
思わず声が出ました。