句作その413…秋の気配 | まりんぼったの独り言

まりんぼったの独り言

ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も92歳になりました。




    秋という季節は、初めはどう考えても
    夏としか思えないが、ある日ストンと
    秋に入り、終わりは冬めいてくる。

  
    この爽やかさを味わいたいと、芯から
    思うのだが、どうにもツレナイ素振り。


   秋は飽きに繋がるほど、長くはない。


  空の色も、雲の形も、道端の草花さえ、
   先を急ぐ旅人のように、ここに留まっ
   てはくれない。



   
    次ページをめくりたるごと秋に入る


     季語……秋に入る


     



   窓を開けてうとうとしていたら、半袖の
   腕が寒くて、慌てて閉めた。

    夏のページは、いつの間にか終わり、
    もう秋のページがめくられているのだ。



    憂鬱をひとつ置き去り白露かな


    季語……白露……秋


   白露……二十四節気の一つで、九月七日
                 頃。草木の露が秋の到来を感じ
                 させる。


     



   白露の句を詠みたいと思っていると、
   いつの間にか通り過ぎている。


    人には憂鬱の種が幾つもある。
    自分のことでなくても、家族のこと、
    時には、その日接するお客様からの
    話に身に詰まされて、種が増える。


    全部抱え込んでいては、身が持たない
    から、ひょいと置いて進んで行く。


     人生は一度きりだもの。
     出来るなら、愉快な気持ちで日々を
     過ごさないとね。


     俳句は、自分の想いを表すのに、季語
     という制約があり、邪魔されているよ
     うだが、実は助けられている。


     時には、どうしても一句も詠めなくて、
     自分の脳を取り出して「何やってんだ
      ❗️」と活を入れたくなることもある
      が、まずまず仲良くやっている。


     私の精神状態を、これからも穏やかに
     保つためにも、俳句はなくてはならな
      い安定剤である。



      ブルー音符むらさき音符ブルー音符むらさき音符ブルー音符むらさき音符ブルー音符むらさき音符ブルー音符むらさき音符ブルー音符むらさき音符



    季節がどんどん進んでいくので、今夜は
     俳句をアップしました。

    「なまちゃんの思い出」は、あまり
      大きなエピソードもなく、次回も
      淡々と進んでいきます。


      なまちゃんて、本当に平凡な人生
      だったのだなあと、改めて思って
      います。