※『ていうか、あんた誰?』という方はこちら(笑)
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※頭を使わず、古事記を読める『アウトロー古事記』1話目から読みたい方はこちら♪
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グシャッ!!
ジュー……
兄 八十神たちの策謀によって、
何の活躍もせずに、命を落とした主人公 オオナムジ。
唯一の子育ての成功作 オオナムジの亡き骸を抱いて、
母 サシクニワカ姫は天上界 高天原に向かった。
そこで驚くべき出来事が起こった。
息子の復活を願う母の心に神々は打たれ、
なんと伝説の「造化三神」の一柱でもあるカミムスヒノカミが現れた。
まさかの展開。
伝説の神が急に登場。
カミムスヒノカミはオオナムジの復活を承諾すると、
すぐに赤貝の化身である『キサガイ姫』
と
ハマグリの化身である『ウムギ姫』を地上界へ遣わせた。
『救急病棟 高天原』のナース、
キサガイ姫とウムギ姫の二神は、
まず赤貝の貝殻を削って粉にした。
ウムギ姫が、
その粉にハマグリをしぼった汁を加え、母乳のようになるまで練り上げた。
二神はこうして作り上げた薬を、
丸こげペシャンコのオオナムジの身体に塗り付けた。
すると、
火傷が綺麗に治ったばかりか、何とオオナムジは息を吹き返した。
母、ビックリ。
そして歓喜。
ただ当然、キサガイ姫とウム姫。
この二神は女神である。
やはりどこまで行っても、オオナムジはモテ男。
オオナムジのそういう所が、
気に喰わないのがまた兄の八十神たちだった。
彼らの嫌がらせを越えた嫌がらせは続く。
※この素敵なイラストは『描いて覚える古事記』さんのブログからお借りしています☆ぜひこちらもご覧ください♪