あなたが辛い辛い、側で見守ることしかできない罪深さを呪うほどの闘病の果てに涅槃へ旅立ってから、一年と半年ほどが過ぎました。

あなたがいなくても、季節は過ぎ去っていく

本当に悲しかった。

あなたが見れなかった景色

食べれなかった物

行けなかった場所

あなたは今のわたしにどんな事を言ってくれたのかな。

そればかり考えていました。

いえ、今でも考えています。

やっと、あなたを想って毎日泣いてばかりでしたが少しずつ前を向けるようになりました。

あなたを忘れたわけではありません。

あなたにもらった身体と生命を、末永く大切にしたいと思いました。

あなたの分まで、様々なことを見て、色んなことを知りたいと思うようになりました。


あなたは、秋の足音が近づいてきた穏やかな季節に苦しみから解放されましたね。

その日は、驚くことにわたしが一生を共にしたいと思ってる人の産まれた日でした。

強がりなのにさみしがりなあなたの、私を忘れないでね。というメッセージのように受け取りました。
一生忘れないよ。

お母さん。

大好き。

また、会おうね。