まだ続ける、老人ホームの面会制限! | 一人っ子がする介護ってこんなもん?

一人っ子がする介護ってこんなもん?

親の介護が始まって約10年・・・要介護3だった母が心不全で急逝してからは、独居老人の父のもとに1時間かけて通い介護を6年、母の七回忌直後に父は脳出血!施設介護を経て2017年8月12日父は急逝。悲しい・・・なのに義父母介護・・・

5月の最後の日曜日だ。

非常事態宣言も解除されて、

明日からは様々な商業施設も再開するという。

 

そうはいっても、

あたりまえに、銀座に出かけ買い物をし、

渋谷のヒカリエや六本木のミッドタウンなど、

毎週どこかにはでかけていた日々は、

簡単にはもどってこない。

もちろん大好きなスポーツジムだって悩みどころだ。

 

けれども私がメニエール症状を起こし入院にまで至った

原因のひとつに、ジムに通えなくなったことへの

ストレスがあることは間違いないから、

私の心身の健康にはジム通いが必要なことを改めて自覚。

やっぱりマスクをして、アルコール消毒液も持参して、

万全の態勢をととのえて、ジムに復帰しようかと考えている。

そうやって過ごさないと

黄斑前膜への対処のストレスも爆発してしまう。

 

ところで6月1日からこうして新たな生活が始まろうとする

世間の風潮だけど、

私が勤める老人ホームでは、

家族などの面会禁止は6月15日まで続くらしい。

びっくりだ!

 

2月の終わり頃から老人ホームでは、

入居者が外出することが禁止され、

また老人ホームへの外部からの訪問も、

一切禁止になっている。

この結果、自立していて自由にお買い物にでかけていた

入居者はまったく外に出かけられなくなっている。

そして家族などの面会は、看取り態勢になっている方以外は禁止。

リハビリのマッサージや、音楽や体操などの訪問行事も

すべて禁止。

ようするに、老人ホームの入居者は

外部からは隔絶された空間で

生きながらえている状態になっている。

 

「生きながらえている」

そうとしかいいようがない。

だって何も刺激がない状態でいるから、

もともと認知症だった方々は

どんどんおかしくなっているんだもん。

面会禁止がとけて、家族が会いに来たら、

ショックを受けるんじゃないかと思うような、

機能低下の人が何人もいらっしゃるのだ。

早く家族に会わせてあげればいいのに・・・

 

そう思っていたのに、

あと2週間も面会禁止?

 

なんだかなぁ

そこまで制限するのも厳しすぎないだろうか。

 

ただやっぱりコロナという、見えないウイルス。

得体のしれないウイルス。

そのウイルスがいつどこに潜んでいるのか、

誰にもわからない以上、

用心するに越したことはないということなのだろうか。

 

3年前の今頃は

父は生きていて、戸山公園にほど近い有料老人ホームにいた。

痒疹がひどくて、私は心配で

毎日のように父に会いに行っていた。

老人ホームの人手不足がわかって

ホームに任せきりにするのが不安だったからだ。

もし3年前にコロナが発生して

面会禁止になっていたら、

私はなにがなんでも会いたいと、

きっとホームに行きその前で泣いていたかもしれない。

明日生きている保証はない老親に

会えない寂しさ苦しさ、もどかしさ。

こんなストレス、耐えられないよ・・・・

 

 

ただなぁ、

私が勤めている高級老人ホームでは

もともと面会もそう多くはなく・・・

面会できなくて辛いと感じているご家族がどれほどいるのかは

ちょっとわからない。