こんな『違い』があったんだ!

「ガーゼ」「綿」「コットン」「リネン」の違い|服の生地やTシャツは?

生地
『ガーゼ・綿・コットン・リネン』どれも生地っていうことはわかるんだけど……


“綿100%のガーゼ”

“リネンガーゼ”

“コットンガーゼ”



ってどういうこと?

綿もリネンもコットンもみんな『ガーゼ』ってことなの? 


生地


ただマスクをつくろうと思ってただけなのに、ヘンな謎が発生。

マスク作りどころの騒ぎではない事態です。


こういう謎は早めに解消してしまいましょう。


“検証・ガーゼ・綿・コットン・リネンの違い

生地の種類によって洋服やTシャツの着心地・快適さに変化は出てくるのか?”



など彼らの生地としての特徴も含め、紹介いたします。


皆さまのスッキリに少しでも役立てれば幸いです。

それではさっそくみていきましょう。

目次

『ガーゼ・綿・コットン・リネン』の違いと関係は?


どれも『天然素材』。

人工的に作られた化学繊維とは違い、自然界にあるものから作られる、天然繊維からできています。


4ついっぺんにだと、少々ややこしくなるので、


“ガーゼと綿”
“綿とコットン”
“ガーゼとリネン”



に分けて、簡単に違いと関係をみていきますね。

『ガーゼと綿』の違いと関係


まずは『綿』です。


『めん』とも『わた』とも読めますが、


綿(めん)というのは、


“木綿(もめん)の糸や綿(わた)、また綿(めん)織物”


のこと。

この時点で『“めん”とか“わた”とか』なんとも絡まった状態になっています。


そして綿(わた)というのが、


“アオイ目アオイ科ワタ属に属す植物の総称”


この『わた』、作られた糸や織物ではなく植物のほうですね、この種に白くて長い毛がついています。

それが『綿花(めんか)』です。


綿花


白いのは花ではなく『繊維(毛)』。

でも、見た目花っぽいから『綿“花”』。


種子を守っているもので『種子毛(しゅしもう)』とも呼ばれます。

(※ 種子からは油がとれます)


まさに『わた』のようにホワホワなんですが、この繊維1本だけだと細すぎるんですね。

糸として使えない。


ので、何本かの束をねじりながら糸状の繊維(綿糸)を作っていきます。

これが『撚る(よる)』と言われる作業。


このとき中に空洞(くうどう)ができます。


これ、天然繊維の特徴で、生地の特徴にもつながってくるので、続けて2度書いちゃいますが、


“天然の繊維の真ん中は空洞になってます”


です。


そして撚りをかける回数が多ければ太い糸に、撚りの自体のかけ方(一度回転させてから、またさらに逆回転させるとか)によっても撚りあがる糸の形状も変わっていきます。


さらに、

  • どの太さの糸を使うか
  • キッチリめに撚られた糸か、甘めに撚られたものか
  • 生地を作るときの織り方は?

などの違いから、丈夫さや肌触りの違うさまざまな『綿生地』ができあがることに。


織り方は3つ。


  • 平織(ひらおり)
  • 綾織(あやおり)
  • 繻子織(しゅすおり)


織り方によっても綿生地の形相は変わってきます。


どこまでも種類を広げていく綿生地……


その中の1つ、


“平織”


で作られた綿生地の中にいるのが『ガーゼ』。


つまり、謎の文言、


“綿100%のガーゼ”


というのは、


“綿花から作られた糸(綿糸 / 繊維)を100%使用したもののうち、『平織』で作られているガーゼ”


のこと。


『綿』は素材の名称ですが、『ガーゼ』というのは、その布地の織り方の種類のことをいったものです。


ガーゼという素材や繊維があるわけではないんですね。


  • 綿: アオイ目アオイ科ワタ属に属す植物の綿花を紡(つむ)いで作られた繊維 / その繊維でできた糸や、それらを織って作られた生地(織物)

  • 綿100%のガーゼ: 綿花から作られた繊維が100%使用されている平織物の一種

    ※ 紡ぐ: 糸にするために綿や繭(まゆ)から繊維を引き出してよりをかけること


こんな感じの違いになっています。


また、『綿生地&平織』で作られた生地はガーゼのほか、

  • ハンカチ
  • タオル
  • シャツ
  • 肌着

などなど、実にさまざまな用途に使われています。

でも『ガーゼ』ではない。


ちなみにデニムも『綿生地』です。


同じ『綿』ですが、
(デニムは『綾織』)


“ガーゼとデニム……”


まったくの別物としか思えません。


後に、


“同じ平織なのにどうしてハンカチはガーゼじゃないの?”


等にも触れさせていただきますが、とりあえず続いて『綿とコットンの違い』について。


これは簡単。

瞬殺ですので、チャチャっとみていきましょう。

『綿とコットン』の違いと関係


“『綿』の英語読み『COTTON』のカタカナ読みが『コットン』 ”


違いはありません。


日本では、


『綿 / コットン / COTTON』


素材を表すときに使ってもいい、とされている表記がこちらの3種類になっているのでムダにややこしくなっているんですが……


綿でもコットンでもCOTTONでも、みんな同じ。


  • 綿: コットンでもありCOTTONでもある

  • コットン: 綿の英語読み / COTTON表記もあり


知ってればなんてことない違いなんですが、これ、知らないとちょっとだけ『はぁ~?(怒り気味)』ってなりますよね。


でももう安心。


『綿・コットン入り混じり』


の場面に出会ってもフッと余裕の笑みを浮かべられますよ♪

『ガーゼとリネン』の違いと関係


麻


さて、『ガーゼ』です。


ガーゼに使われている素材の多くは『コットン(綿)』ですが、ほかにも、


などが使われることもあります。


『絹』は蚕(かいこ)の繭(まゆ)から紡いだ糸。

シルクのこと。


そして『麻』というのが『ほぼリネンのこと』。


おかしな言い方になってしまっていますが、繊維として『麻』と呼ばれているのは、


”茎や葉から繊維をとる植物の総称 = 麻”


なんですね。


リネンのほか、


  • ラミー

  • ジュート

  • ヘンプ

  • アパカ

  • サイザル

  • ケナフ  など


たくさんの種類があります。


なので、茎や葉から繊維がとれる麻の中でも、


”亜麻(あま)科のフラックスという植物の茎からとれた繊維、またはそれでできた生地”


が『リネン』と呼ばれています。


つまり、


    ”リネンは『麻』だけど『麻 = リネン』ではない”

    ”『亜麻 = リネン』”


が正解。


また、20種以上とも言われている麻、


“麻100%としか表示されてないんですが……”


どの麻だよっ、ってなりますよね。


でも大丈夫。

日本では、

  • ラミー
  • リネン

以外は『麻』と表示してはいけない決まりになってます。


なので、

“麻100%のガーゼ”

なら、


    “ラミーを100%使用しているガーゼ”

    “ラミーとリネン合わせて100%使用のガーゼ”

    “リネン100%使用のガーゼ”


のうちのどれか、ということになります。


    ※ リネンとラミー以外の麻の場合は『指定外繊維(○○ ← 繊維名)』と表示


どちらも『麻表示OK』のラミーとリネンですが、どちらかというと『リネン率』の高いものほど価格も上がる傾向にあります。


そうした傾向から、リネンのみ使っている場合には『麻100%』ではなく、


“リネン(または『亜麻』)100%”


と表示されることも多いようです。

ラミーとリネンの違い


どちらも『麻』扱いのラミーとリネン。

じゃっかん紛らわしいので、違いをいくつか挙げておきますね。


    ■ 柔らかさ

  • リネン: 比較的柔らかい
  • ラミー: ハリ・コシが強く感じられる


  • ■ 毛羽立ち

  • リネン: 麻製品の中では毛羽立ちは少ないほう(繊維が短いため)
  • ラミー: リネンより毛羽立ちが目立ちやすい


  • ■ シワのつきやすさ

  • リネン: シワはつくがラミーほどではない
  • ラミー: シワがつきやすい


  • ■ 縮みやすさ

  • リネン: ラミーに比べるとまだ縮みにくいほう
  • ラミー: 縮みやすい


  • ■ 生地の光沢感

  • リネン: 多少あるが、それほどでもない
  • ラミー: 絹のような光沢感が感じられる(美しいです)


  • ➡ ラミーのほうがハリがあるので、肌にくっつきづらく、シャリシャリした感じ(シャリ感)がします

    ➡ どちらもステキな素材ですよ


それでは続いて、それぞれの生地の特徴やおすすめアイテムなどについて、少しくわしくみていきましょう。


まずはもっとも身近な生地、『綿(コットン)』からいってみますね。

(※ 以下『綿』→『コットン』で書かせていただきます。コットンのほうが響きがなんとなくカッコいいので……)

コットン生地の特徴とおすすめアイテム


綿


用途によっていろいろな生地を作ることができるオールマイティ・繊維『ザ・コットン』。


そんなコットンのもつ特徴はこちら。


      ① 優しい肌触り

      ② 吸水性・吸湿性が高い

      ③ 通気性にもすぐれている

      ④ 実は寒い時期にも大活躍

      ⑤ 熱に強い

      ⑥ きれいに染まる・発色もいい

      ⑦ お手入れ簡単

      ⑧ 天然素材の中ではもっともお手頃価格


    × 縮みやすい

    × 吸水性がいい反面、乾くのに時間がかかる & カビの原因になることも

    × シワになりやすい

    × 長時間日光に当てていると色褪(あ)せ・黄ばみの原因に

優しい肌触り


綾織のデニムや、ガーゼと同じ平織でも厚みや光沢感があり、ボタンダウンシャツなどに使われる『オックスフォード』、繻子(しゅす)織の代表的な生地では『サテン』など、さまざまな種類があります。


が、『素材はガーゼと同じだよ』といわれても『うそ~』と思ってしまうようなジーンズなどでも、チクチクしたり肌に引っかかるようなザラザラ感はほとんどないですよね。


それが種子を守ってきた繊維『綿花』のいいところ。


天然繊維なので、お肌にも優しいです。


また、

  • 使われる糸の太さ
  • きつめに撚るか、甘めに撚るか

などによって出来上がる生地の厚みなど自由に変化させることができるので、いろいろな『コットン生地』が選べるのも、手作りアイテムを作るときにはうれしいですよね。

吸水性・吸湿性がいい


Tシャツといえばコットン生地。

汗をしっかり吸ってくれます。


吸湿性もあるので、ムレを感じることも化学繊維に比べ格段に少ないです。


なので、Tシャツだけでなく、コットン生地はタオルや下着、エプロンなどさまざまなものに利用されてるんですね。

注意点『縮みやすい』


吸水性がいいので、洗濯のときなどに水をたくさん吸収します。糸(繊維)が膨張している状態です。

で、乾かすときにその水分が蒸発。繊維ごと縮んでしまう……という仕組み。


使っていくうちに自然にかかる力で徐々に回復していきます。

また、何度か洗濯を繰り返していくうちに縮み現象もなくなってきます。


が、一時的に縮む。


洗濯表示もしっかりチェックしてみてくださいね。


乾燥機


乾燥機は基本OKですが、できるだけ避けたほうが無難。


一気に水分が蒸発するので、ものすごく縮みます……


なにかアイテムを作成するときは、はじめに『水通し』をしていったん少し縮ませてから(乾いてから)作り始めることをおすすめします。


そのほうが後々、縮みの影響をうけにくくなりますよ。

注意点『吸水性がいい反面、乾くのに時間がかかる & カビの原因になることも』


これはなんというか……そのままです。


吸水性がいいので、その分乾くのに時間がかかってしまいます。


生乾きなどはカビのもと。

通気性にもすぐれている


水分をよく吸ってくれるのはいいんですが、そのまま生地の中に閉じ込められっぱなしだと、非常に着ていて気持ち悪い状態になってしまいます。


でもコットンなら安心。

というか、上記の『吸水性・吸湿性のよさ』も含め、通気性にすぐれているのも天然素材(繊維)共通の特徴のひとつ


“天然の繊維の真ん中は空洞になってます”
(ねじりながら糸状の繊維になっていく段階で空洞ができる)


これですね。


この空洞が優れもの。


吸収された水分はこの空洞に含まれ、そして、ここから放出されていきます。

液体が気体になるときに必要になるのが『熱』なんですね。

で、その熱をどこから持ってくるかというと、


“自力じゃ発生させられないので体温から奪ってやれ”


と考えて実行(気化熱 / または蒸発熱)。


    “体温が下がる → 夏でも涼しく着ることができる”

です。

実は寒い時期にも大活躍


冬


“体温が下がる → 夏でも涼しく着ることができる”


なのに、寒い時期にも活躍。


矛盾しているように感じるかもですが、これも


“天然の繊維の真ん中は空洞になってます”


のおかげ。


先ほどの『吸水性・吸湿性・通気性のよさ』のほか、

  • 保温性にすぐれている
  • 天然由来の素材なので肌に優しい
  • 静電気が発生しにくい(ほこりなどがつきにくく、衛生的)

といったメリットも化学繊維にはない、天然繊維ならではのものです。


夏には『通気性』。

寒い時期には繊維の空洞に含まれた『空気が熱を逃がさない』。


そのため、冬でも快適に暖かく過ごすことができるんですね。


偉いぞ、天然繊維。

注意点『シワになりやすい』


こちらはコットン含む、天然繊維(とくに植物繊維)のもつ、宿命的なデメリットのほうです。


洗濯機って、そういうものだから仕方がないんですが、けっこう衣類への扱いが乱暴というか雑ですよね。


洗うときにはグルグル回転させられ、脱水のときにはギュウギュウしぼられ……


洗濯機の中でコットン生地、モミクチャ状態です。


繊維内の分子(コットンの場合は『セルロース』という炭水化物)は水分にさらされると、バラけてしまう性質を持ってます。


なのにグルグル&ギュウギュウ攻撃。


そして分子がバラバラになった状態で干され、そのまま乾燥すると、


“正しくない場所で分子同士がくっつく”


このおかしな位置での分子同士の結びつきが『シワ』になるシステム。

熱にも強い


コットン


でも安心してください。

コットンは熱にも強いんです。

アイロンをかければ問題なし。


アイロンの熱・圧力によって、分子たちはもとの位置に戻っていってくれます。

シワも解消。


また、鍋つかみや鍋敷きなどに使われることも多いコットン。


火から下ろしたばかりのアツアツの鍋が触れても、全然余裕で、溶けたりもしません。


耐熱性にすぐれているのもコットンの特徴のひとつです。

きれいに染まる・発色もいい


綿花の色は白ですが、コットン生地にはいろいろな色が使われていますよね。


相性のいい染料が多く、また、化学繊維ではできないような染め方もコットンなら可能。


実際にご自分でコットン生地を染める方は少ないかと思いますが、

  • 繊維の状態で染める: 先染め
  • 布(生地)になった状態で染める: 後染め
  • 製品になったあとで染める: これが化学繊維では難しいとされる“製品染め”

これらすべてコットンにはできる。

一応、参考までに書いてみました。


また、


“赤い染料使ったはずなのに、なんか、できあがったの朱色っぽくない?”


ということもありません。


染料本来の色がしっかりのせられる発光のよさもコットンの特徴のひとつです。

注意点『長時間日光に当てていると色褪せ(あせ)・黄ばみの原因に』


せっかく染めやすくて発色もいいのに……


濃い色のものはとくに色褪(あ)せしやすいんですね。


直射日光のせいもあるんですが、洗濯などで染料が落ちてしまうというのも原因のひとつ。


天気のいい日には思いっきり日光を浴びせてあげたいところですが、長時間当て続けるのは避ける。

または裏返しにして干す。

風通しはいいけど、直接お日さまの光が当たらないような場所で干すなど、少し工夫が必要です。


色褪せだけでなく、直射日光・紫外線を長時間浴びると黄ばみの原因にもなります。


これは繊維に残ってしまっている『皮脂汚れ』が紫外線によって黄ばむから。


『濃くない色』の生地でも油断は禁物です。

お手入れ簡単


縮みとシワ、直射日光あてすぎ、などにさえ気をつけておけば、コットンのお手入れはほかの天然繊維のものと比べ比較的簡単です。


洗剤も普通の中性洗剤、弱アルカリ性のもの、どちらも使えます。


弱アルカリ性の洗剤のほうがしっかり汚れを落としてくれますが、色落ちはしやすくなります。


普段は中性洗剤で洗い、目立った汚れがある場合などに弱アルカリ性のものを使うのがおすすめです。

お手頃価格


天然素材、とくに『○○100%』のものは化学繊維に比べ全体的に高いです。


その分、肌に優しかったり、長く着られたり、といったメリットがあるんですが……でも高い、多少。


そんな中でもコットン生地はお求めやすい価格帯のものが多いんです。


いいところがたくさんある天然素材。


わかっちゃいるんだけど、なかなか手が出せない……


日本での衣料用繊維の約4割を占めているコットン生地、おすすめですよ♪


いろいろなアイテムがコットン生地で作られています。


よかったらこちらも参考にしてみてくださいね。

おすすめコットンアイテム


    ① Tシャツ
    ② お子さま用のワンピース
    ③ エプロン
    ④ クッションカバー


コットン100%製品多すぎなので、その中のいくつか、私の好みの選択になってしまっています。


が、もう本当にあれもこれも的にコットンなので、ぜひご自身でお気に入りのアイテムを探してみてくださいね。

きっとすぐに見つかると思います。

Tシャツ


Tシャツ

「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


定番すぎる『ヘインズTシャツ』。

もちろん品質表示は『綿100%』です。


Tシャツとして着てもいいし、インナーとしてもいいですよね。


吸水・吸湿・通気性バッチリ。


化学繊維では起こりやすい『汗を吸うことにより発生するムレ』もなく、さわやかに梅雨や夏の時期を過ごすことができます。


だけではなく、繊維が熱が逃げていこうとするのを阻止してくれるので、冬も1枚着ていれば寒さも軽減。

(※ できれば冬はコットン100%の長そでで)


定番すぎですが、これは押さえておきたいコットンアイテムですね。

子ども用ワンピース


コットンワンピース

「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


デザインもいろいろあります。


なんといっても『染めやすくて発色もいい』コットン。

かわいいデザインのものを選んであげてくださいね。


もちろん自作もOK。


お子さんはよく動くし走るし汚したりもします。

でも、それもかわいい。


汗をかいてもコットンならニコニコのまま遊びを続行できます。

吸水・吸湿・通気性に加え、コットンは動きやすいのも魅力のひとつです。

天然素材だから敏感なお子さんの肌にも安心。


天然素材の中でも扱いやすいコットンはお子さまの成長を優しく見守ってくれますよ。

プラス、汚してもすぐ洗えるのでお母さんの「!! またこんなに汚して!」のイライラも減ります。


ご自身で作るなら、お子さんとのおそろいもステキですね。

エプロン


エプロン

「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


デニム生地(コットン100%)のエプロン。


何気におしゃれです。


キッチン用品にもコットンはおすすめ。

吸水性ですね。


コースターやランチョンマットなんかにもいいかも。

もちろん鍋つかみ(ミトン)にも最適です。


コットン生地は糸の太さや撚り方、織り方によって生地の厚さも幅広く展開されているので、

  • キッチン用のエプロン
  • ガーデニング用
  • 趣味の油絵用

などなど、用途にあったものを選べるのもうれしいですね。

クッションカバー


クッションカバー

「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


こちらがコットンの織り方のひとつ『繻子(しゅす)織』で作られた『サテン』です。


クッションって、夏場はとくに肌に直接触れてきますよね。


やっぱり通気性やら吸湿性は大事。


冬場だとしても、クッションを抱いていて、じんわり暖かさを感じられたらちょっと幸せになれます。


夏服・冬服など期間限定のものだけでなく、1年を通して使うアイテムにも天然素材・コットン、おすすめです。


生地自体もお安く手に入りやすいので、お裁縫の得意な方は、ぜひ自作のコットン製品で家中を埋め尽くしてみてくださいね。

天然素材のある暮らし、いいですよ~♪


ということで、コットンについてはここでいったんおしまいです。


では続いて『リネン』について。

みていきましょう。

リネン生地の特徴とおすすめアイテム


リネン生地


『リネン』の言葉から、

  • 理念
  • ホテルなどの『リネン室』

  • を思い浮かべる方、どちらもいるかと思いますが、


    ”亜麻(あま)科のフラックスという植物の茎からとれた繊維、またはそれでできた生地”


    がリネン。


      ※ 『リネン室』というのはホテルや病院などでタオルやシーツなどを保管しておくための部屋ですが、コットン生地や化学繊維でできたものもこちらに入れられます。
      かつての『リネンといえば“リネン生地オンリー”だった時代の名残名称』のような感じ

      ※ 『理念』は……全然別物なので、今回はムシ


    リネンも天然繊維なので、コットンの持つ特徴と重なる部分も多いです。

    以下、『リネンにあってコットンにはない特徴(またはその逆)』を中心にご紹介させていただきますね。


        ① 強度と吸水性がものすごい

        ② 乾きやすい(速乾性) → 洗いっぱなしでもOK

        ③ 麻なのに『麻特有のチクチク感』がない → 肌触りがいい

        ④ 抗菌性も備えている

        ⑤ 汚れにくい

        ⑥ 丈夫で長持ちする

        ⑦ 使えば使うほど柔らかくなり、風合いが増す

        ⑧ 麻製品の中でも毛羽立ちが少ない(ラミーとの比較でも書いちゃいましたが……)


      △ コットンに比べてもシワができやすい(が、それが独特の風合いになっていたりもする)


      × 伸縮性が低い

      × お値段がお高いのです


      【コットンと共通する特徴】


    • 優しい肌触り

    • 吸湿性にすぐれる

    • 通気性も優れている

    • 寒い時期にも活躍

    • 発色がいい


    • × 縮みやすい

    強度と吸水性


    コットンの吸水性もかなりのものなんですが、


    “リネンの吸水率はその4倍”


    さらに、


    “コットンの2倍の強さ”


    といわれています。


    しかも水分を吸収するとますます強度が上がる。


    使っては洗って、をくり返すような普段使いアイテムなんかにもリネン生地は向いてます。


    リネン生地

    「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


    吸水性の高さと頑丈さを備えたリネンは、キッチン用品としても大活躍してくれますよ。

    (※ 上記の画像は『麻(亜麻)100%のクロスタオル』)


    丈夫なので、ギュッとしぼってもへっちゃら。

    くり返し何度使ってもヘタレてきません。


    一度使うと、手放せなくなるはず。

    これ、ホントです。


    吸湿性・通気性にも優れている点はコットン同様。


    が、吸水性があることが逆に『乾きにくさ』となってしまうコットンと違い、リネンは速乾性も魅力なんです。

    乾きやすい


    リネンの速乾性は、


    “水滴が落ちるくらいの状態で干してもすぐ乾く”


    コットンの乾きにくさというのも、決して、

    “特別にものすごく乾きにくい”  

    というわけではないんですが、リネンの速乾性と比べてしまうと、やっぱり、この差は目立ちますね。


    また、デメリットである『シワができやすい』も、(干してる間の)水分の重みでかなり和らげることができます。


    で、乾くころには和らいだシワが逆にナチュラルな風合いを作り出し、リネンの表情を豊かなものにしてくれる。


    リネンシステム、優秀すぎです。


    リネンワンピース

    「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


    ただでさえ涼しいでワンピース。

    リネン100%のものなら、快適さも倍増です。

    しかもおしゃれ。

    麻独特のチクチク感がない


    コーヒー豆を入れるのに使われたり、土嚢(どのう)などにも麻が使われています。


    土嚢


    見た目からしてチクチクゴワゴワなイメージがありますよね(画像のが土嚢)。

    これ着たら、そうとう痛そうです。


    が、リネンには、あのチクチク感がほとんどありません。

    でも麻ではあるのである程度のシャリ感はある。


    つまり、


      “やわらかく優しい肌触りでチクチクしないのにシャリ感がある

      = 夏や梅雨のベタつく季節でも、直接肌に生地がくっつきにくい“


    サラサラ状態が保たれます。

    抗菌性も備えている


    上の『チクチクしない』もそうなんですが、抗菌性にも関係してくるのがリネンに含まれている『ペクチン』という成分です。


    含まれているというか、繊維をおおってコーティングしてくれているイメージですね。


    彼らの効果により抗菌性が保たれる、と言われています。


    実際、ほっておくとカビが生えることもあるパンなどをリネン生地で包んで保管しておくと発生がおさえられるんですよ。


    ベッドカバー

    「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


    シーツやまくらカバーなどの寝具にもリネンは本当におすすめです。


    丈夫さ・吸水性・吸湿性・通気性・速乾性・抗菌性・チクチクしない肌触りなど、お休み中に意外とかきやすい汗対策もバッチリ。

    朝まで快適にゆっくり眠れます。


    夏だけではなく、冬にも暖かさを逃がさないので1年中使えるのもうれしい♪

    汚れにくい

    これもペクチン。


    汚れがしみ込んでくるのを防ぎ、また、ついてしまった汚れでも落ちやすいのがリネン生地の特徴です。

    丈夫で長持ち


    丈夫なので長持ち。

    だけじゃないんです。

    使えば使うほど肌触りもよくなる


    “あ~、使い込んでるね~”、とすぐにバレてしまうような残念な劣化はありません。


    むしろ使えば使うほどやわらかく肌なじみがよくなり、風合いも増してくるのがリネン。


    “リネンは使い始めて10年後が一番美しい”


    という名言(?)もあるくらいです。


    はじめは麻なので、どうしてもごわつき感が少しあるんですね。


    でも、


    “着る → 洗濯 → 着る → 洗濯”


    この当たり前のサイクルをくり返すだけで、どんどんリネンの魅力が引き出されてきます。

    毛羽立ちが少ない


    ラミーとの違いのところで書いてしましたが、これもペクチンさんのおかげです。

    注意点『伸縮(しんしゅく)性に乏しい』


    一応麻の仲間なので……


    あまり強い力をかけてしまうと変形の原因にもなります。

    伸びないので、形自体が変わっちゃうんですね。


    また、伸縮性の乏しさはシワにもつながってきます。


    洗濯にも強いリネンですが、脱水は短めに。

    そんなにキッチリやらなくても、リネンは速乾性があるので大丈夫です。


    パンパンはたいて、形を整えてから干してあげてくださいね。


    縮みやシワなどを気にせず、もっと手軽にリネンを楽しみたい、という方には、


      “コットン × リネン”

      “シルク × リネン”

      “ポリウレタンなどの伸縮性のある素材 × リネン” など


    ほかの素材とかけ合わされた『リネン混』もおすすめですよ。

    それぞれの素材のメリットが活かされている生地になります。

    高い


    高いのですよ。


    たとえば夏用の帽子を探していて、


    “なぜ?! なぜこの帽子だけこんなに高いの?”


    というのがあったら、品質や原材料の表示を見てみてください。


    “麻(リネン)100%”


    のように堂々と書かれているはず。


    リネンは作るのに手間も時間もかかるんです。


    1度収穫した土地からまたリネンがとれるようになるのに5~7年くらいはかかるそう。


    それは……高くもなりますわな、ですよね。


    でも、でもですよ。


    風合いの変化を楽しみながら、使えば使うほど肌になじみやすくなり、しかも丈夫。

    だけじゃなく、いろいろな優秀機能(吸水性とか抗菌性とか)も備えているリネン。


    考え方によっては、コスパはいいのかもです。


    では、最後に『ガーゼ』。

    みていきますね。

    ガーゼの特徴とおすすめアイテム


    特徴は、アレです。


    『コットンガーゼ』ならコットンの特徴を備えていて、『リネンガーゼ』ならリネンの特徴を持っています。


    なので、そこは飛ばします。

    くり返しになっちゃうので。


        ① 生地が本当にやわらかい

        ② 軽くてふんわりな肌触り

        ③ 肌へ刺激を与えない

        ④ 伸びがある

        ⑤ コットンガーゼだとしても乾きが早い(速乾性あり)

      × 伸びはあるが、あまりにもな力を加えると『伸びすぎ』てしまう

      × 金具などが引っかかりやすい

      × 買ってきたらまず『水通し』を


    ガーゼならではの特徴を簡単にご紹介です。

    生地が本当にやわらかい


    はじめのほうにも出てきた、


    “コットン100%のガーゼ”


    というのは、


    “綿花から作られた糸(綿糸 / 繊維)を100%使用したもののうち、『平織』で作られているガーゼ”


    で、その『綿花 + 平織』で作られたものにはハンカチやTシャツや肌着なども含まれる。

    でも、ガーゼではない、ですよね。


      ※ 平織: もっとも基本的な織り方
      たて糸とよこ糸を1本ずつ交互に交差させてつくる


    ガーゼは平織で作られたものの中でも、

    • 目を粗く織ったやわらかい布
    • 撚り方がキッチリめではなく甘め
    • 織り方もゆるめ

    な生地、という特徴をもっています。


    全体的にゆったり目にできてるんですね。


    だから本当にやわらかい。


    ガーゼ生地のハンカチと普通のコットンでできたハンカチなど、手触りを比べてみると一瞬でわかると思いますよ。

    軽くてふんわりな肌触り・肌に刺激をあたえない


    ガーゼ1枚は非常に軽いです。

    ケガの消毒をするときに傷口に迫ってくる、あの白くて薄っぺらい布がガーゼ。


    ガーゼ

    「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


    おなじみのこれ。コットン100%。

    常備しているご家庭も多いかと思います。


    ガーゼはもともと医療品としてドイツから伝わったものなんですね。

    医療品用途も兼ねているので衛生面でも安心。

    さらに薄くて軽くてやわらかいため、肌への刺激も極小。


    敏感肌やデリケート肌、アレルギーをお持ちの方でも安心して使えます。


    オーガニックコットンと呼ばれるコットン使用のガーゼならなお良しです。


      ※ オーガニックコットン: 農薬や化学肥料を3年以上使っていない土地で育てられたコットン / ほかにもさまざまな規定があり、すべてクリアしないと認められない

      ※ 『オーガニックリネン』もあります


    また、イメージ的もに『極薄』なガーゼですが、

    • シングルガーゼ(1重ガーゼ): 1枚で仕立てられた生地
    • ダブルガーゼ(2重ガーゼ): ガーゼを1枚重ねて仕立てたもの
    • トリプルガーゼ(3重ガーゼ) :ガーゼを3枚重ねて仕立てたもの

    のように枚数が重ねられ、生地としては『6重ガーゼ』まで市販されています。

    (※ 既製品ではさらに重ねられたガーゼも使われています)


    用途にあった厚みを選べるのも自作ガーゼアイテム作りではうれしいポイントなんです。

    余談

    すみません。余談です。


    上記の、

    • シングルガーゼ
    • ダブルガーゼ

    1枚のシングルより、2枚仕立てのダブルガーゼのほうが厚みがあると思いますよね。


    でも実際には、

    • シングルガーゼのほうが目が細かい
    • シングルガーゼのほうが厚みもある

    なんですって……


    ものすごく意外に感じたので、とりあえず書いてみました。

    これについては以上です。



    ── それはさておき、やわらかく肌にも優しいガーゼは、赤ちゃん用品としても重宝されています。


    ベビースリーパー

    「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


    こちらはオーガニックコットン100%使用。

    赤ちゃん用品にはオーガニックコットンが使われる率が多いです。


    敏感な赤ちゃん肌を優しく包んでくれるガーゼのベビースリーパー。


    いい夢見られそうです。

    伸びがある


    撚り方・織り方が全体的にゆったりなので、その分、伸びます。


    伸びる生地で作られた服は、よく動くお子さんにピッタリです。


    吸水性・吸湿性・通気性なども、素材が天然繊維なのでバッチリ。


    ガーゼ子ども服

    「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


    コットン × ガーゼで作られたデニム風の子ども服。


    画像だけだと少しわかりにくいかもですが、コットン100%のものとは、風合いも伸び率も手触りもかなり変わってくるんですね。


    しかも軽い。

    ここもガーゼポイントです。


    もちろん、大人服としてもガーゼ生地はおすすめです。


    コットンガーゼ

    「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


    2重ガーゼで作られた大人シャツです。

    アップにしたらガーゼ生地の(見た目のですが)特徴がわかりやすいかと思ったので……


    ちょっと普通のシャツとは生地感が違いますよね。

    注意点『伸びすぎ注意』


    伸びがあるのはいいことなんですが、ガーゼはもともとゆるめに織られた生地です。


    キッチリガッチリ織られたものほどの強さはないんですね(弱い生地というわけではない)。


    なので、強く引っぱったりすると、伸びすぎてしまいます。


    優しく扱ってあげてくださいね。

    注意点『金具などが引っかかりやすい』


    ゆるめなので……


    カッチっとした素材で作られたジャケットなどの場合、ジッパーやボタンが引っかかるという悲劇は起きにくいです。

    素材に『遊び部分』がない(か、少ない)から。


    ゆるめにできているガーゼは生地のスキマのようなところに金具などの細い部分が入りこみやすくなっています。


    洗濯の際には、ネットに入れて洗ってあげてください。

    乾きが早い


    リネンガーゼなら、リネン自体に速乾性があるので乾きが早いのは当然。


    なんですが、コットン100%のガーゼだとしても素早く乾いてくれます。


    これも織り方ですね。


    吸湿性・通気性にも関係してくるメリットですが、ゆるめにできているガーゼは空気が行き来しやすい構造になっています。


    それと同じ原理で、


      “汗をかく → 洗濯する → すぐ乾く → 着る → 汗をかく → 洗濯  ……ループ”


    夏にピッタリ。


    そして天然素材の特徴、


    “夏に涼しく、冬には暖かい”


    はガーゼの特徴でもあります。


    しかも天然素材でできているから保温性がある、という理由のほかにも、


    “何枚かに重ねられたガーゼは、1枚1枚の間にも空気の層ができることになるため、さらに暖かさが感じられる”


    です。


    ガーゼルームウェア

    「商品紹介」:http://www.amazon.co.jp/


    2重ガーゼで作られてた、男性用ルームウェア、というかパジャマ。


    見た目涼しそうですが、冬場には天然繊維の中の空洞が実力をみせてきます。

    暖かい空気を逃さないので、夏だけでなく冬も、1年通して快適に過ごすこができますよ。

    注意点『買ってきたらまず“水通し”を』


    ガーゼは最後の工程でノリづけされます。


    なので買ったばかりのガーゼ生地や洋服などはちょっとゴワゴワしてるんですね。


    使う前に1、2度洗濯をして、ノリを落としてあげてください。

    肌触りのいいガーゼ生地として生まれ変わってくれます。


    そして、洗えば洗うほど肌触りがよくなってくる。


    ただ、天然素材の特徴として『縮みやすい』がありますよね。

    ガーゼも縮みます。

    (※ コットンなどと同じで、何度か洗濯をするうちに縮まなくなってきます。また、縮み自体も着たり使ったりしていくうちに自然ともとに戻ってきます)


    ガーゼを使って自作で何かを作る場合も、一度水通しをしてから作り始めてくださいね。
    (ノリ落とし&縮み対策)

    Tシャツや寝具にもガーゼを!


    Tシャツといえばコットン。

    も、いいんですが、ガーゼ生地のTシャツもなかなか優れもの。


    “コットン × ガーゼ”


    の生地なら、両方のいいとこどりになり、


      “吸収性・吸湿性・通気性がいいなどのコットンのメリット

      + 乾きやすい・軽い・やわらかいなどガーゼの魅力“


    好みですが、個人的には皆さまに1度、ぜひ味わっていただきたいアイテムのひとつです。


    また、ガーゼは寝具にもおすすめ。


    ほか、

  • ガーゼマスク: 通気性がよく、手軽に洗える定番中の定番アイテム
  • ガーゼハンカチ: やわらかいんです。そして吸水性もバツグン

  • などなどガーゼの魅力もぜひぜひお試しくださいね。

    (※ 買ってきたものは水通しをするか、1,2度洗濯することもお忘れなく、です)

    終わりに……


    天然素材ならではの特徴、天然素材というところは同じでも、それぞれの繊維・生地の持つ特徴、あんがいあるんですね。


    そして、


    “コットン100%のガーゼマスク”


    べつに謎でもなんでもなかった……



    ── というわけで、ガーゼ・綿・コットン・リネンの違いでしたが、いかがでしたでしょう。


    Tシャツや洋服だけでなく、生活の中にどんどん取り入れていきたい天然素材たち。

    化学繊維を使ったものよりは高めの傾向にありますが、その分長く使えます。


    “買うかどうかは別だけど、違いとかどんなアイテムに向いてるのかとか、なんとなくわかったかも”


    と少しでも思っていたらうれしいです。



    ではでは。
    すっかり長くなってしまいすみません。

    最後までおつき合いいただきありがとうございました。

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