移植15年を迎えて
(今から19年前の2001年(平成13年)
移植15年表彰を受けての手記)
1985年(昭和60年11月)とうとう私の
腎臓もダメになりました。最後のあがき、
高麗人参、漢方と、人に聞く腎臓に良いと
いうことは全てしました。でもムダでした。
宇和島市立病院に万波先生という偉い
先生がいると聞き、行きました。行くとすぐ
入院。ももの付け根のところから太い針を
刺し、透析。助けて頂いたけど、痛かった。
シャントを造ってからの透析も痛かった。
透析を3カ月ほどして1986年(昭和61年)
母の腎臓を頂きました。手術をして1カ月で
退院。半年マスクをして行動。計2年、バイト
をしながら、ぶらぶらと過ごしました。今考え
ると、この時間が今の私の15年という移植
生活を支えているのだと思っています。
(手記、続く…)