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愛のぷよリスト鬼龍(キリュー)が紡ぐ戦いの記録・・・それがぷよます(ぷよクエとかデレステとかスクフェスのゲーム感想を書くブログです)

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Vtuberはなぜ廃れたのか(後編1)



Vtuberはなぜ廃れたか(中編2)


前回の記事で私は、
従来のゲームはシナリオやステージを
あらかじめスタッフが用意していて、

ユーザーは完成済みの作品を
攻略していたのだけれど、





近年、流行している
マリオメーカーのような作品では、

スタッフは作品ではなく、ステージを
制作するためのツールを提供していて、
創作するようにユーザーを誘導しているんだ
という話をしました。


ここでは購買者は制作者であり、
プレイヤーでもあり、

ユーザーが作るステージは
理論的には無限に殖えていきます。


これは1-1から8-4までの
全32ステージを順番に攻略していく
マリオブラザーズとは全然違うんですね。


 

でも、これってよく考えてみれば、
ステージを設計するという
クリエイターにとって最も重要な作業を
素人に丸投げしている行為でもあるわけです。


メーカーにしてみれば、
無償でステージを作ってもらった上に
Youtubeやニコニコ動画などで
その作品をプレイしてもらうことで
結果的には宣伝もタダで済むことになります。


こういうユーザーに作業の一部を
肩代わりさせるコンテンツは
大変、経済的なんです。





ですから、
カスタム・キャストのような
Vtuberを作らせるアプリを
ニコニコ動画を提供している
ドワンゴが配信するというのは
大変、理にかなっているんですね。


そもそも、ニコニコ動画自体が
視聴者を配信者にさせて、動画を
ノーギャラで作らせるもので、

実はタダ働きなんだけど、
それを自覚させないようにして
創作活動へと誘導する。


そういうことを
10年以上、やってきたわけです。


(Youtuberのように
 収入を得ている人間はいるが、
 その金は任天堂やドワンゴから
 もらったものではない)





この手のビジネスモデルでは

無限にキャラを
創造することが出来る強みがあり、

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式で
一発ホームランをかませばOKよ
というところがあります。


そういう意味では音楽や
アイドル業界と似ているんですけど

決定的な違いとして
人を育てるノウハウがない
という致命的な弱点があります。




Youtuberや実況者って
まだ10年弱しか歴史がない職業で
次世代のプロを育てるプロがいない
んですね。






ライターや音楽業界は、
すでにクリエイターを養成する
学校があって、ある程度のレベルなら

そこそこ生み出せるほどの
人材育成力というのを持っています。


VtuberやYoutuberには
それがないんですね。

まぁ、もしかすると
タレント育成に携わった人物が
将来、深く関与してくるのかも
しれませんけど、基本的には

面白い動画を作れるかどうかは
本人に丸投げしているんです。

マリオメーカーのようにね。



タレントといえば降幡愛さんですよ。
黒澤ルビィ役の。

最初こそ、とてつもない下手糞で、
大人の女性が無理して子供の振りを
しているのがダイレクトに伝わってくる
痛々しい演技をしていたのですが、

半年も経たないうちに
きちんとアニメの美少女の声に
聞こえるまで上達したんですよね。

今では9人の中でも
とても上手い方だと思います。


全然、上手くなっていない人もいるから
本人の努力によるところも大きいとは
感じるけど、それでも素人を育てて
聞けるレベルまで伸ばせるところまで
声優業界が到達しているのは確かですね。





Vtuberの動画を視聴していて
常日頃感じるのが

キズナアイとか猫宮ひなたとか
月ノ美兎などの限られた人間を除いて

声優としてレベルが低い・・・
というか、全然上達しない人が
ほとんどだということなんですよね。


もちろん、
台本を読んでいるわけじゃないから
素で喋ってもいいんだけど、

声の質に特徴がない、
活舌が悪くてよく聞こえない

基本的に叫ぶか泣くか笑うかの
大声を出すリアクションしか出来ない

人がすげー多くないか?
ということなんですね。




全員の演技を
チェックしたわけじゃないから
本当は上手い人のほうが多いのかも
しれませんけどね。


でも、
『バーチャルさんがみている』
が大ゴケしたのは、内容がつまらない
以上に、演技がやばかったからだと
ウチは思えてならないんじゃ・・・

あくまで個人の感想です。





ナレーターの学校だってあるのだから

発声練習ぐらいはさせても良い
と思うのですが、


通常の事務所とは違って、
Vtuberを提供している側は・・・

まぁ、もしかしたらレッスンをさせて
あのレベルなのかもしれないけど、

もともと美兎のように面白くて
聞き取りやすい喋りができる人材を
囲うようにして提供しているだけで、

マリオメーカー的なインフラは
作れるけど、マリオブラザーズのような
コンテンツ(人材)は作れないのでは
と感じるんですよね。傍からみればね。




まぁねー・・・
新自由主義っていうのは
そういうもんだからねぇ。


一言で言えば、他人任せなんですよ。

失敗すれば自己責任で切り捨てられ、
成功すれば、自分たちが作ったイベントや
ライブの客寄せパンダとして利用される。


シビアに表現すれば、
そういう一面があるんですね。


もちろん、Vtuberにしてみれば、
それなりにサポートを受けているし、
活動の場も得られるわけですから、

あくまでWinWinの関係であって、
いちがいに全否定できないんだけど、

『ゲーム部プロジェクト』のように
 劣悪な環境で働かされたらしい
 Vtuberもいるわけで、

 企業はあくまで
 お金儲けのために利用しているだけで
 善意でやっているわけではない

 と辛口に見ていたほうが良いと思いますよ。




そういうコンテンツを
作成する能力が欠けているという
点の他にも弱点はあるわけでして。

その点について次回で触れたいと思います。


~まだつづく~




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プロフィール

HN:
鬼龍(キリュー)
性別:
非公開
自己紹介:
愛と勇気と誇りをもって戦う孤高のぷよリスト。好きなものは勝利という名の美酒、嫌いなものはネトウヨです。


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