SeaguLL Principled ChiropracTIC　シーガルカイロプラクティック

おはようございます。

シーガルカイロプラクティックの水越です。

"赤ちゃんの頭のゆがみにカイロプラクティックができること"

シーガルカイロプラクティックは日本でも数少ない乳幼児へのカイロプラクティックが提供できるカイロプラクティック専門のオフィスです。子どもが強く明るく元気に育つ秘訣がカイロプラクティックにはあります。今回は "赤ちゃんの頭のゆがみにカイロプラクティックができること" と題しまして記事を綴ってみました。頭の形がゆがんでいても３歳くらいまでならカイロプラクティックで改善する可能性があるので、子どもの頭の形が気になる場合は一度小児カイロプラクティックを受けてみることをお勧めします。

赤ちゃんの頭の変形の原因は向き癖

赤ちゃんが偏った方向ばかり向いてしまう向き癖があると、赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかいので寝ているときに頭の一部が圧迫され続け頭蓋骨の形が変形することがあります。ですから、カイロプラクターが赤ちゃんの頭のゆがみに取り組む場合、まず始めにすることは向き癖を少なくし自然な頚椎関節の可動性を回復させる必要があります。この向き癖には大きく分けて２つの種類がありますので、どちらのタイプの向き癖かによってもアプローチの仕方が変わります。

①どちらも向けるが、片方に向く癖がある
赤ちゃんが頭と首を自由に動かして、左右どちらも向くことができるが、どちらか好きな方向を向いていることが多いタイプの向き癖。このタイプの向き癖はカイロプラクティックで比較的にスピーディーに回復することが多いです。生活習慣における赤ちゃんの偏った姿勢が考えられる主な原因なのでお母さん（お父さん）が右側、左側、どちらか片方で寝ることが多かったり、添い乳をいつも同じ側からしていたり、赤ちゃんのベッド（布団）の位置が固定されていて、音や光や人の気配がつねに同じ側にある場合は環境を変えてあげることで徐々に向き癖がなくなる場合もあります。

②首が固まって、片方しか向けない向き癖。

体が硬く突っ張ってしまい体全体の自由な動きが制限され、向きたくても向けないタイプの向き癖です。こちらも小児カイロプラクティックで対応できますが、このタイプの向き癖は硬膜という脊髄を包む膜の緊張が原因で向き癖になってる場合があるので硬膜の緊張を取り除く手技を使用します。

向き癖の原因
①母体の骨盤のゆがみによる子宮のねじれ
妊娠中やそれ以前の生活習慣や労働習慣によって姿勢が良くないままでいると母体の骨盤がゆがみ、骨盤の中に入っている子宮は不自然な形になってしまいます。そのようにねじれた子宮の中で日々発達を続ける胎児は窮屈な子宮の中で無理な体勢を取りながら脊椎や骨盤に負荷が生じたまま成長を続けるため、発達に不具合が発生する場合があります。このような負担によって新生児の上部頚椎や仙骨がゆがみ、特に上部頚椎にサブラクセーション（椎骨のゆがみによる神経干渉）があれば頭の左右の可動性が低下したままの状態で生まれるため、これが向き癖となって現れます。ちなみに妊娠期間に定期的なカイロプラクティックで骨盤のゆがみを取り除いていれば、このような問題のリスクマネジメントになります。

②バーストラウマによる上部頚椎のゆがみ

バーストラウマ（出産時外傷）とは分娩中および産後において胎児に与えるあらゆるストレスのことです。バーストラウマにつながる主な危険因子は難産、分娩体位、誘発分娩（陣痛促進剤の使用）、無痛分娩（硬膜外麻酔の使用）、そして帝王切開などです。このような状況で出産に臨む際に最終的に赤ちゃんの頭をつかみ引っ張り出す必要がある場合がありますが、新生児の頚部の筋肉は完全には発達していないため強く牽引をすることで首が過伸展します。そのときにかかるストレスが未発達な頚椎に負担をかけ新生児の上部頚椎をゆがませる原因となります。

カイロプラクティックの流れ

カイロプラクティックでは優しい手技を用いてお子さんの脊椎にアプローチをすることで向き癖を少なくし、自然な頚部関節の可動性を回復させます。向き癖がなくなると赤ちゃんが寝ているときに頭の一部が圧迫され続けることも減少し、また赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかいため時間の経過と共にゆっくりと頭蓋骨がきれいな丸みを取り戻します。

アジャストメント

サブラクセーション（脊椎や骨盤のゆがみによる神経干渉）を手技で調整することで神経の働きを改善させ、頭蓋骨が自然にきれいな丸みを取り戻す力を最大限に発揮させることができます。週に一度のペースでアジャストメントを定期的に受けていると回復は早いです。

メニンジールストレッチ（硬膜のストレッチ）

脊椎や頭蓋骨がゆがむと脳と脊髄を包む硬膜も一緒に捻じれることがあります。硬膜にねじれや緊張が発生すると脳脊髄液の循環が悪くなります。脳脊髄液は脳や神経にフレッシュな栄養と酸素を運び、それと同時にいらなくなった老廃物を排出する脳や脊髄の成長発達にとってとても重要な存在です。硬膜ストレッチを行うと脳脊髄液の循環は促されフレッシュな栄養と酸素が脳や脊髄に行き渡ります。また、硬膜が捻じれていると脳脊髄液循環が悪くなるだけではなく向き癖も起こりやすくなるので、硬膜ストレッチは向き癖の改善にも大いに役立ちます。

まとめ

カイロプラクティック・ケアは赤ちゃんにとってとても自然で優しい施術です。カイロプラクターは小指の先を椎骨の上に置いて、赤ちゃんの呼吸を感じながら最適なタイミングでアジャストすることが出来るので、軽いタッチで椎骨を自然な位置へとすーっと戻すことができます。ヘルメットなどの装具を被せて頭の変形を取り除くことは、ヘルメットの重さが頚部や胸部、そして体全体に負荷をかけるため赤ちゃんにとって大きなストレスとなり、また姿勢も悪くなってしまいます。もし、頚椎に微妙なゆがみがあったとしても医療機関での画像診断では異常は見られないでしょう。ゆがみが微弱過ぎるため医療的には問題の範疇に入らないのです。医療機関では頚椎には異常はないと言われる、しかし、頭のゆがみは気になる、でもヘルメットを被ることしか手はない・・・。そういう時は是非一度、シーガルカイロプラクティックにて頚椎の状態をチェックすると良いでしょう。それではカイロプラクティック専門の精密な手技と感動を用意してお待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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Tel  042-768-7153
Email　seagullchiro@gmail.com　
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シーガルカイロプラクティックの水越です。

"辛いつわりにカイロプラクティックができること"

シーガルカイロプラクティックは女性の妊娠出産をより快適にするためのサポートができる日本では数少ないカイロプラクティック専門のオフィスです。日本ではあまり知られていませんが、カイロプラクティックの本場アメリカでは妊娠期間や出産後にカイロプラクティックケアを受けることはとてもポピュラーなことです。カイロプラクティックを受けることで快適な妊娠期間を過ごせ、胎児の健やかな成長を促し、スムーズな出産を実現し、産後の体型を綺麗に戻すことが期待できます。カイロプラクティックを活用して快適な妊娠期間と出産を迎えましょう。

人にもよりますが、妊娠期間中は様々な症状に悩まされる場合もあります。特に妊娠初期のつわりは嘔吐、胸焼け、便秘、脈が早くなる、だるさ、たんや生唾が出るなど症状は様々です。これらの症状の多くは初期の胎児の成長を助けるために卵巣で生産されたホルモンによって起こる身体の変化による作用だと考えられています。妊娠をするとプロゲステロン（黄体ホルモン）が分泌され続け、女性の体は妊婦の体へと変化し始めます。この大きな身体変化がホルモンバランスや自律神経を一時的に乱し、その結果妊娠初期から中期にかけてのつわりが現れます。つまり、つわりとは女性の体が妊娠状態へと変貌する際に起こる変化の表れでもあるのです。しかし、実際はすべての女性につわりが起こるわけではありません。つわりが起こる人と、起こらない人がいるのです。では、その違いとはいったい何なのでしょうか。

大前提として、生命には生きるために身体の内部環境を比較的一定に維持するホメオスタシスと呼ばれる機能を備えています。このホメオスタシスは主に自律神経系、内分泌系、免疫系の3つの系統で成り立っています。内臓をコントロールする自律神経系、ホルモンの分泌をコントロールする内分泌系、体外から体内に外敵が侵入した際に対処する免疫系。この3つの系統は、どれも相互関係を持っていて、互いに繋がっています。自律神経は神経伝達物質を介して、内分泌系と免疫系をコントロールし、内分泌はホルモン分泌を介して、自律神経系と免疫系をコントロールし、免疫系はサイトカインを通して、内分泌系と自律神経系をコントロールしています。
 

カイロプラクティックはアジャストメントをすることで、脊椎に自然な可動性と支持性を作り、脊椎の中を通る神経にかかった圧力や椎間孔における神経干渉を取り除きます。そうした神経干渉を取り除くことで神経の伝達をクリアでスムーズな状態に戻し、神経を介した脳と細胞のコミュニケーションを円滑にし、その結果、自律神経の働きを安定させることがカイロプラクティックの醍醐味です。ホメオスタシスを成り立たせている自律神経系、内分泌系、免疫系の3つの系統は前述したように相互関係を持っていて、互いに繋がっています。そのためカイロプラクティックを受けることで自律神経系の働きが安定すると、相互作用を持つ内分泌系、免疫系も同じく力強く働き始めるのです。つまり、ホメオスタシスがきちんと機能し、身体の内部環境を比較的一定に維持することが期待できるいうことです。

このようにホメオスタシスがきちんと働き、あらゆる面でパフォーマンスの高い生命は環境の変化に適応することが素早くなります。環境の変化に素早く適応できる。これが生命活動の根幹となる重要なファクターなのです。このような生命力に満ち溢れ、高いパフォーマンスを発揮できている状態であれば様々な環境の変化にも素早く適応できます。そのような状態を維持していれば、身体の内部環境が大きく変貌する妊娠という経験においても同様にホメオスタシスが素早く的確に機能し、変化に対してスムーズに適応できるので、つわりという身体の内部環境の変化のひずみよって発生する現象を経験せずに済むということです。

カイロプラクティックで神経干渉を取り除き、脳と細胞の伝達が円滑になる。その結果ホメオスタシスがきちんと機能し、余裕をもって変化に適応できる。辛いつわりにカイロプラクティックができること、それは「生命力に満ち溢れさせる」ということなのです。症状ではなく生命の根本にフォーカスすることが最も自然で、かつ根本的な解決に繋がる選択肢だということを私は知っています。
 

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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シーガルカイロプラクティックの水越です。

"BGI JP at the  SeaguLL"

3月3日は "BGI JP" をシーガルカイロプラクティックにて開催しました。BGI(Bio-Geometric Integrationの略)とはスー・ブラウンDCが提唱するカイロプラクティックの伝統的な哲学と現代科学の理論を統合した概念です。BGIで教えられる概念を理解することが出来れば、サブラクセーションを引き起こす力と、それらの力が身体にどのように蓄積されているかについての洞察を得られます。これらの力を理解することで、触診を通じて、サブラクセーションを解放するために必要な最も効率的で効果的なフォースを引き出すことができます。

私が初めてBGI に出逢ったのは2018年の12月にアトランタで開催されたBGI Osseous seminarに参加したときでした。同年の9月に参加したMission of Lightを主催するルー・コレートに誘われたのがきっかっけで参加することになったBGI Osseousse seminarの講師はルー・コレート、カティーナ・マニング、エリック・ルビンの三名と錚々たる顔ぶれでした。なぜなら、ルーやカティーナこそが、スー・ブラウンと共にBGI Osseousを作り上げた本人達なのですから。

オリジンを作り上げた本人から直接学ぶという行為は人づてに学ぶよりも明らかに濃厚な経験で、とても価値あることです。なぜなら、作り手本人から教え受け取ることで、その教えの裏にある思いやプロセス、そして、微妙なニュアンスといった繊細で複雑な "形" 以前の何かを感じ取ることが出来るからです。そういう学び方（作り手の人生を一度丸ごと受け取るような。）を通して教えを受け取ることが、その教えの本質に触れるための最も理想的な道なのではないでしょうか。そのような本質的な学び方を一言で言い現すとしたら、『作り手の魂に触れる』その一言に尽きるのでしょう。

今回、諸事情で予定していた会場がキャンセルになったため開催日の9日前に急遽シーガルカイロプラクティックに会場が決まりました。せっかく自分のオフィスで開催するのであれば参加者にとって有意義な時間になるようにと、最初の一時間は水越がBGI における基本的な概念や世界観をスライドを交えてレクチャーすることにしました。また、今回参加するメンバーにはBGI初心者と何度かセミナーに参加している人が混在していたので、初心者にとっても分かりやすく、経験者には復習になるようにと意識しながらスライドを作りました。

毎朝、目覚めたあとに行うルーティンの瞑想と軽いジョギングを行った後の時間を使い、BGI 1のテキストを読み返しながらスライドを作ることは私にとっても、とても楽しい時間でした。ワイヤレスイヤホンから流れ込んでくる1950年代のJAZZが奏でるシンプルで美しいトーンに身を委ねながら、集中してテキストに書かれている一文一文を読むことに没頭していると、不思議とスー・ブラウンDCが抱いていたであろうカイロプラクティックに対しての本質的な思いが伝わってくるようでした。伝統的なカイロプラクティック哲学への疑問、彼女自身が培ってきた量子物理学の知識、そして、伝統と革新の統合。実際には境界線などない物質とエネルギー。物質的な限界ではなく、意識の限界に集中するということ。

このスライドを作っていく過程で私が得たものは多くありますが、その一つとして言えることは "BGIが描いている世界観が以前よりも鮮明になった" ということでしょう。BGIを通してスー・ブラウンが提唱する概念は本物です。その世界観は物質的な制限に縛られている人にとっては理解することが簡単ではないのかもしれません。なぜなら、その世界観はとても大きく、深く、広く、そして、どこまでも自由な "何か" だからです。ですから、もしBGIを真に理解したいというのであれば、まず初めにするべきことは意識の限界に集中するということです。つまり、今現在の自分の意識の限界を破壊することから学びが始まるということです。掴んだ手を離した瞬間からあなたの旅が始まるのです。

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The road to mastery can be full of bumps and bruises and also excitement, wonder, and fulfillment. It is a path 
of the unknown and is unique for each individual. Those who have travelled the path and are considered 
masters seem to have some special something that is mysterious and beyond the reach of the “average” 
person. This, however, is not the case. Mastery is within each person’s reach. All that is necessary is that 
you have the courage to let go of your fears, step out of that which has been comfortable and has become 
habit and embark on a new course. So, relax your grip on all that you have learned in the past. Open to a 
new possibility. And ..

マスターへの道のりは、でこぼこの道や傷つくことがいっぱいあります。そして、興奮、驚き、充実感もあります。それは未知なる道であり、一人一人に固有のものなのです。その道を旅し、マスターと見なされている人々は、神秘的で「平均的な」人の手の届かない特別な何かを持っているようです。しかし、そうではありません。マスターになることはすべての人の手の届くところにあります。必要なのは、恐れを手放し、快適で習慣になっているものから抜け出し、新しい道を歩み出す勇気を持つことです。ですから、過去に学んだことすべてから手を緩めるのです。新しい可能性は開き、そして。。

BGI Osseous seminar より参照

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次回のBGI JPは4月21日(日)14:00~18:00にシーガルカイロプラクティックにて開催予定です。気になる方は水越まで連絡ください。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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シーガルカイロプラクティックの水越です。

"第64回　ChiropracTIC Class"

2月25日は64回目の "ChiropracTIC Class” を開催しました。ChiropracTIC Classは哲学、科学、芸術のバランスがとれたシンプルなカイロプラクティックの本質を学び、研鑽する場です。先人達から受け取ったカイロプラクティックの灯火を次の世代へと伝えるために2015年から始めている私の大切なライフワークの一つです。

【第64回　ChiropracTIC Class の内容】

哲学　Innate-Intelligence
・Epigenetics（細胞膜と遺伝子）

・物質とは組織化されたエネルギー

・宇宙はエネルギーの流動

・エネルギーの性質

・感じる力は熟練する

・人間の進化した神経システム

・人間の進化の過程

・Reconnected

・イネイト・インテリジェンスとは

科学/伝える力　Chiro-thot　

Chiro-thotとは自分が選んだワードについて考え、そのワードにカイロプラクティックを絡めて話すことで伝える力を高めるためのトレーニングです。

Adjustment

・メニンジールストレッチ：髄膜の緊張、捻じれを取り除くことでアジャストメントの効果を高めるためのストレッチです。

・フルスパインパルペーション（脊椎の触診）：ミッショントリップのように1日に100人以上の人数をアジャストするときは、短い時間で素早く質の高いアジャストメントを提供しなくてはなりません。そのような環境でも使えるシンプルで正確なフルスパインパルペーションです。

・アジャストメントのためのトレーニング：アジャストメントに必要な筋力（体幹筋、大胸筋、背筋、腹筋、大腿の筋肉）を高めるためのトレーニングです。

・下部胸椎アジャストメント（アンテリア・ドーサル）：胸腰移行部のような負荷がかかりやすく、サブラクセーションが起こりやすい椎体を動かすためのアジャストメントです。

・中部胸椎アジャストメント（アンテリア・ドーサル）：クライアントの体重や、体格が自分より大きい時や、筋力が強い時には相手の体重を利用するこのアジャストメントが有効です。相手との一体感も生まれやすいアジャストメントなのでカイロプラクティックの目的の一つである "Peace"　な空間を再現しやすくなります。 
 

64回目の ChiropracTIC Classも参加してくださった皆様のお陰で充実した内容となりました。結局のところ私がこの場で大切にしていることは教えたり、育てたりすることよりも、 まずは『なぜ 』 を与えることにあります。

BGI 1を創始したスー・ブラウンDCがBGI 1のテキストブックに "誰かに「どのように」を教えれば技術者が生まれるが、「なぜ」を与えれば達人が生まれると言われています" と書いています。 

自分の理想を押し付けたり、従うべき何かを提供するのではなく、「なぜ」を与える。自分に中に生まれた「なぜ」に向き合い時間をかけて自分だけの答えを導く。そうして自分自身で導き出した答えは、自分の道を自由に歩むためのとても頼れる羅針盤となります。だから私は、教えたり、育てたりすることよりも、まずは 『なぜ 』 を与えることを大切にするのです。答えというものは十人十色で皆違いますし、究極的には、そのどれもがその人の視点に立てば正しいものです。

音楽、絵画、スポーツ・・・。どんなジャンルおいても、自分の魂に従った、嘘偽りのない表現というものは無条件に人々の心に響き渡るものです。そして、そのような人々の心に響く純粋なアジャストメントを表現するのならば、やはり最終的には本当の自分自身を表現しなくてはなりません。

始めは本や師から基礎を学ぶ。精巧な技術の反復を体に染み込ませていく。哲学を深め、伝える力を磨き、アジャストメントの表現を追求し続ける。そして長い年月が過ぎ、あるとき、あなたは魂の表現を見つける。あなたを通して表現された光、それがアジャストメントなのです。

次回の ChiropracTIC Class は3月24日（日）17:30～です。気になる方はお気軽にご相談ください。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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"居心地のいい空間とは"

先日、カイロプラクティックのメンターである大陰幸生DCのカイロプラクティックオフィスCafe of Life Tokyoにてアジャストメントを受けてきました。彼のオフィスがある自由が丘の駅に予約した時間より30分前に到着。まだ時間があるので駅を後にし、足早にカフェ・アンセーニュダングルへと向かいました。

カフェ・アンセーニュダングルは原宿、自由が丘（広尾店は閉店）に店舗を構える老舗のカフェです。以前自由が丘に来た際偶然入ったのをきっかけに時間があればここへ寄るようになりました。ところで、私はなぜここのカフェに惹かれるのだろう。マンデリンのコーヒーを飲みながら、ぼんやりと店内に置かれている洗練された調度品を眺めていたら、ふとそんな疑問が湧き起こりました。今までわざわざ調べてもいなかったのですが、この機会に改めてカフェ・アンセーニュダングルについて少し調べてみることにしました。

私は自分の感覚でいいなと思えた何かをインターネットで改めて調べるのはあまり好きではありません。自分の直感がいいなと感じたのなら、ただそれだけでいいからです。わざわざ、見たこともない人たちの書いた膨大な情報を取り入れて複雑に考えるよりも、シンプルに自分の直感を大切にしたいという思いがあるのです。だから、もしインターネットで何かを調べるのであれば口コミサイトで匿名の人間が書いた文章はあまり好んで読みません。それよりも自身の名前を載せている上で書かれている文章を好んで読みます。インターネットでカフェ・アンセーニュダングルについて検索してみると大切なのは、バランス。創業44年のカフェオーナーに聞く、“居心地のいい空間”とは？という素敵な記事がありました。そこに書かれている文章を通してカフェ・アンセーニュダングルのオーナー林さんの内にある思いをすべてではないにしても、その一旦を垣間見ることができます。

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そういえば店内の、柱や段差でくぎられた半個室のような空間は、隣とのちょうどいい距離感を保ちつつ、互いを完全に分断することをしていません。

自分の居場所はありながらも、近くに自分とはちがう誰かがいることを想像する。居心地のいい空間は、そんな人と人との関係性によってもつくられるものなのかもしれません。

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この記事を書いたHaruka Iwasawa さんの文章です。居心地のいい空間について核心をついている言葉だと思い、何度か自分の中で文章を反芻し、その意味を味わっていました。空間にある人や、物や、音や、空気が完全には分断されず、どこかで繋がっている・・・。空間に存在しているすべてに境界線などはなく、すべてが絶妙に溶け合っている。

私にとって空間とは様々なトーンが溶け合う広がりです。トーンとは光の粒子のことです。物質を構成する原子は原子核の周りを、電子が光速で移動している。その活動によって光の粒子は放出され、それらは集合し物質の周囲を星雲のように包む。それをカイロプラクティックはトーンと呼びます。トーンは互いに影響し合い、溶け合い、繋がっている。静けさに身を投じることが出来るのなら、トーンは誰にでも感じることが出来ます。この空間に足を踏み入れた時に感じることの出来るトーン。

いつでも私が惹かれる何かとは、そのように微かな光を放つ何かなのです。その光は物質にも感じられますし、人にも、空間にも感じることができます。微かな光を纏った何かは、総じて自身の運命を生きているようです。自分の魂に従って生きている人の瞳には輝きがあり、そのような人の手で創られた作品には思いが宿り、彼らと同じ光を纏います。そのような作品は本物と称され、時の淘汰を乗り越える力を宿します。

結局の所、私が惹かれる何かとはそのような "本物" なのです。私自身、カイロプラクティックを通して"本物" を表現し続けたいという強烈な思いがいつも中心にあります。その中心にある本質的には同質であろう強烈な思いが引力となって働き、互いを引き付け合うのでしょう。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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