ニュージャージーNew beginnings日記①

おはようございます。

4/4から4/10にかけて、ニュージャージー州で開催されNewbeginnings（ニュービギニングスセミナー）に参加するため私は渡米しました。脈々と受け継がれてきたカイロプラクティックの魂が、そこでは強く燃えていて、生きたカイロプラクティック哲学に触れることが出来ました。この人生を変えるような貴重な経験について、少しずつ書いていきたいと思います。

New beginnings 2019

4/4

ニュージャージー州のロングブランチで開催される、カイロプラクティックセミナー「New beginnings」。　私はこのセミナーに参加するため4月4日にユナイテッド航空を使いアメリカへと向かった。

昨年の9月、ブラジルミッショントリップに参加するためアメリカを経由した際に

ニュージャージー州レッドバンクにあるカイロプラクティックオフィス「Health in Hand Chiropractic」で私は始めてニュービギニングスの主催者であるジム・デュベルに会った。ジムは鋭い眼光を持っていて、存在感があった。短く刈り上げた白髪とヒゲを蓄え、アメリカ人らしい大きな体躯がアメリカの主力戦車M1エイブラムスを彷彿させた。迷いのない口調で熱くカイロプラクティックについて語る姿は戦車の主砲そのものだった。

今から約２７年前。ジム・デュベルが毎週水曜日に仲間達と共にビールを飲みながらカイロプラクティックについて語り合っていたのが、ニュービギニングスの起源だと聞いていた。そんな、仲間との語り合い場から始まったニュービギニングスも、今では世界的にも有名なカイロプラクティックセミナーになっている。

16：50にニューアーク国際空港に到着し、パスポートチェックインで入国手続きを済ませ、空港内のスターバックスで日本から来た仲間たちと共に軽い食事をすることにした。今回の旅のメンバーは大陰幸生先生、高井富士織先生と私の三人だ。ともにブラジルミッショントリップやアトランタで開催されたBGIオセアスのセミナーに行った仲間だ。カフェラテとサンドイッチをオーダーし、テーブル席について私は辺りを見ていた。向かいのカウンターには４０代くらいの男がラップトップの液晶を見ながらコーヒーを飲んでいる。彼はドクターなのかラップトップの画面に映る何かのエコー画像を見ていた。コーヒーを飲み終え席を立ちレンタカーを借りるためレンタカー会社のAlamoのオフィスへ向かった。当初は普通の乗用車にナビを着けて借りようかと思っていたのだが、既にナビが装備されている高級SUVを借りても差ほど値段が変わらいようだったので、そちらを選んだ。インフィニティのQX80だった。

この後の予定はハイウェイを使いニュージャー州ベルマーにある宿へ向かうことになっている。Airbnbで手配した宿だ。地図を見ると北大西洋から入り込んだシャーク川沿いにあるようだ。ニュービギニングスの会場から車で３０分くらいの場所で部屋も3つあったので、私はそこを選んだ。

実は本当なら会場から車で１５分くらいの場所にある宿に泊まるはずだったのだが。宿泊の予約をして送金も済んでいたのだが、二日前に突然宿の管理人からキャンセルのメールが来た。理由も特に書いていなかった。Airbnbの会社に問い合わせ状況を伝えたところ支払った金額+補償金が返ってきて、この宿を改めて予約した。正直２日前に宿側から理由もなくキャンセルされたときはさすがに焦ったが結局このベルマーの宿に泊まる運命だったのだろうと思うことにした。運命はいつも勇気を試してくるものだ。焦ってはいけない。

ナビに従いひたすらハイウェイを走行し、途中サービスエリアに何度が寄って休憩をしながら2時間ほど走りシャーク川沿いのベルマーにある宿に着いた。

21:00だ、あたりは既に暗くなっていた。

宿に荷物を置いて、近くにあったレストランで夕飯を食べた。雰囲気はいいが、生演奏をしていたバンドがうるさ過ぎて、会話をするのに大声を張る必要があったから、途中から話すのを諦めた。旅の疲れのせいで話す気もあまりなかったし、大声で話すのが好きではないのでちょうど良かった。静かな空間で少人数で酒を飲みながら語り合う方が好きだ。

食事を済ませチェックをするためにウェイトレスを呼んだ。とりあえず一人１００ドルずつ徴収して共通の財布を一つ作って、それを高井さんが管理することになった。チェックを済ませた後に支払ったチップが少ないことが分かった。

ディナーの時は支払額の20％がチップの相場だ。今度から気をつけよう。

宿に戻り、シャワーを浴びて、冷蔵庫にビールもなかったのでもう寝ることにした。明日の朝からニュービギニングスセミナーが始まる。カイロプラクティックの真髄を五感を開いて吸収しようと思う。