Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

相変わらずロックダウンのこの頃

2020-05-23 17:36:31 | ロンドン周辺

昨日政府は海外からの入国者に2週間の隔離要請を決めた・・・・何を今頃!!!と思うのは私だけではないだろう。

先週の新聞では英国の実際の死者は44、000人,に上ると書かれてあった。それも老人ホームの死者が1万人を超えているという。この政府、年寄りはもう役に立たないからこの際、見殺しにと計画したのかもしれない。私が思うに年金を払わなくてもよいから、初期の戦略にあったのじゃないか?

先週になってやっと公共機関ではマスクをするようにと報道されているがニュースなど見てもみなマスクをしているわけでない。もうやけくそ、今年いっぱいわが家に立てこもるしか助かる道がない。

 

先週金曜日、埼玉県の従姉から小包みが届いた。たった5日間で届いた中にいろいろな食料品やたくさんの手ぬぐいがはいっていた。それでこの手ぬぐいで作ったマスクが上の写真。

手ぬぐいは富山県立山の天狗平の山荘のもの、全部で9枚作った。山荘の絵と名前の入っている一番上のマスクは、日本人がして歩いたら中国人と間違えられて大変な目に合うかもしれない。この国では中国政府をうらんでいる人たちが多い。

送ってもらった小包の中に葉室麟さんの蜩ノ記という本が一冊入っていた。届いたその日の午後から読みだして、その夜の11時に読み終わってしまった。最近の本は文字が大きくて読みやすい。私の本棚には未読の文庫本が100冊ほどある。文字が小さいのとあまり好みの本ではなくて、よほど暇な時しか読まなくなってしまった。

 

その翌日から読みだしたのがこの沢木耕太郎氏の深夜特急、毎日1冊づつ読んで、昨日終わってしまった。この本はいつ頃手に入ったものか覚えていず、もう20年以上も前一度読んで感激し、大事にとっておいたもの。本を読みだすとほかのことは忘れて次々読みたくなるので、今回手に取ったのがこれらだった。

最初の1冊目は香港マカオのカジノのことが書かれていて、これだけは覚えていたが、それ以後の内容はほとんど覚えていなくてまるで初めて読んだような気がして興奮した。

私たちは90年後半からトルコ、タイ、マレーシア、シンガポールなど夫婦でバックパックで旅行して歩いたから彼の書いているバス旅行の様子がよくわかる。

沢木氏がトルコからギリシャに入国し、南のペロポネソス半島を一周してイタリアまでフェリーで行った様子など、私たちが2009年、キャンパーで東ヨーロッパ一周(https://blog.goo.ne.jp/reikoh1944』ギリシャを回ってイタリアへ上陸したのとよく似ていて、あの楽しかった日々を思い出した。

それにもう15年もヨーロッパ各地を回り、スペイン、ポルトガルは毎年行っていたから、沢木氏の通った道はほとんど行っている。彼は私とほとんど同年代の上、私が英国へ来た2年後に1年間のアジア、ヨーロッパのバス旅行をした記録なのだ。

久しぶりに笑い感動して読んだ本だった。

 


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