今日も機嫌よく過ごせましたか?
パブロフの犬の実験は知っていますか?
条件反射について調べた実験です。
ソビエトの学者イワン・パブロフが実験したことからパブロフの犬って言われているんですよ。
どんな実験かというと、
犬に餌を与える前に、ベルをチーンと鳴らすんです。
ベルをチーンと鳴らしてから餌をあげる。
これを毎日繰り返すとどうなるか?
という実験をしたところ、ある時期から犬はベルがチーンと鳴るだけで、ヨダレがダラ~っと出るようになった。
ということで、生物は訓練次第で反射的に行動できるようになるよね、っていうことがわかったわけです。
吉本芸人がテレビ番組で明石家さんまに突然ネタを振られても、すごいスピードでボケたり突っ込んだりするのを見たことありません?
あれですよ!
吉本興業って芸人の養成所があるのは有名ですけど、そこでお笑いのノウハウやお約束的なことを訓練するんでしょうね。
そうすると、同じ事務所の先輩が多少無茶なふりをしてきても、ほとんど条件反射でボケられるようになるんですよ。
すごい話ですよね。
ところであなたは、
『自分の頭の中で1日に何回、無意識に考え事をしている』
と思いますか?
アメリカでの心理学研究の一説によると、
6万~7万回、考え事をしているんですって。
考え事といっても、いろいろありますよね?
「今日の晩御飯は何にしようかな?」
「夏物の服を買うのはあの店がいいかな?」
というような考え事もありますが、
6万回という大量の考え事の多くはおそらく、
ワンフレーズ
だと思うんですよ。
ワンフレーズというのは、
「私はダメだ~」
「今日も怒られるかも」
みたいなネガティブな言葉です。
このネガティブなワンフレーズは、実はめちゃくちゃ強烈なんですよ。
このワンフレーズを頭の中でつぶやくと、
過去の『ダメだった時の自分の姿』や、
『怒られている時の自分と相手の姿』
が頭の中で条件反射的にビデオ再生されるんです。
それが頭の中で1日に、
30,000回とか40,000回
なんていう回数で再生されているんです。
1ヶ月が30日だとしたら、1日30000回だとしても、
1ヶ月で900,000回も『自分のダメな姿』が頭の中で再生されているんです。
パブロフの犬が食事の時にベルの音を聞かされていたのが、
1日に3回だとして、1ヶ月で90回です。
90回でもベルの音を聞いただけで、よだれが出るようになったんです。
あなたがどんなにタフな精神だったとしても、1ヶ月に900,000回も『自分のダメな姿』を観続ければ、いざという時に条件反射でダメな行動パターンをしてしまうと思いませんか?
じゃあ、ダメな自分を変えるには、頭の中で再生される映像を『サイコーな自分の姿』に変えればいいのですが、巷の本でよく見かけるような、
『普段の言葉をポジティブに変えれば』いいかというと、そう上手くはいかないんですよね。
そもそも、自力で何とかできる人はすごく少ないんですよ。
だから、アメリカではカウンセラーやコーチを雇うんです。
逆に言えば、カウンセラーやコーチを上手に利用できれば、自分を変えられるということなんですね。
リラクゼーションだって、毎日と言わなくても自分で決めた曜日に毎週続けていると、効果が高くなっていきますよ。
今日は、いつもの週末にやっているリラクゼーションの手順を音声で残したいと思います。
リラクゼーションの姿勢ですが、
座禅のように座ってもいいですし、
ベッドや布団の上で寝転んでいただいてもいいですよ。
姿勢を作ったら、目を軽く閉じてください。
そして、私が声をかけますのでその手順でゆっくり体を緩めていってください。
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