子供の頃の思い出です。
私が小学生の頃、おばさんの家 へ遊びに行きました。
おばさんが「畑に行くよ」と言ったので、私も付いて行きました。
畑は静かな村の田んぼの中にありました。
涼しげな風がふいていました。
おばさんが畑のお世話をしている間、私は畑の探検をしました。
子供の私には畑はとても広く感じられました。
畑の端っこに小さなおほらがあってお地蔵様がまつってありました。
そして、その辺り一面にお花が咲いていました。
赤・白・黄色・ムラサキ・色とりどりのお花が咲いていました。
こんな畑にどうしてお花畑があるのか不思議に思って、
おばさんに聞いてみました。
するとおばさんが「このお花は家の仏だんにお供えしたり、
お墓に持って行くんだよ」と言いました。
おばさんはとっても小さい時にお母さん を亡くしていると
聞いていたので、おばさんは、きっと天国のお母さんにあげるために
畑でたくさんキレイなお花を育てているんだなと思いました。
子供だったけれど、何か琴線にふれたらしく、あれから何十年経った
今でも外でお花を触っている時などにふと、あの日の畑や風や
おばさんの笑顔を思い出すのです。
うちは今、あんまりお花が咲いてないね、ちょっと寂しい。
コッキー&チビコより。
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