「中華そば」(830円)

 

 2019年4月、上北沢駅から商店街を北上し、甲州街道に出る一歩手前に開店した店に、やや遅ればせながらの初訪。東池袋大勝軒などで修業し、ご主人の目指す味が閉店した「めとき@新大久保」という事で話題になっている。昼過ぎでほぼ満席の人気ぶり。つけ麺や辛つけ麺もあるが、ここは基本の中華そばを注文。

 

 東池袋大勝軒のTシャツを店内に掲げるが、たっぷり300gの麺に煮干しがきいたスープはカメリアラードでアツアツにまとめられ、一欠片の柚子は永福町大勝軒の流れを想起させる。そういう意味でご主人が目指す「めとき」の味にも通じているとも言える。単なる懐古趣味ではなく、肉厚のチャーシューの柔らかさに個性があって、ボリューム以外にも勢いを感じる一杯( ´ ▽ ` )ノ