問題です、、、
解答編は次号。
□□□□□□はじめに□□□□□□
『ろんぶ~ん』の♯1漫才に関する論文の2本目は、
『Generating Funny Dialogue between Robots based on Japanese Traditional Comedy Entertainment』(漫才ロボットにおける面白いネタの作り方)。
ロボットによる漫才の5つのパターンのうち、
前号で書いた(D)「言葉遊び」に続き説明されたのは、
(E)「対立ボケ」。
「言葉遊び」が「発音」の類似性によるボケだとすると、
「対立ボケ」は「意味」の類似性によるボケ。
次号で詳しく書きますが、
その前にちょっと考えてみてほしいんですよねぇ。
□□□□□□漫才□□□□□□
今年1月22日読売新聞のWebの記事。
ロボットによる漫才でがん患者に笑いを届け、治療などに役立てようという大阪国際がんセンターで行われた実験のニュース。
甲南大のチームが開発したロボット「あいちゃん」と「ゴン太」のコンビが、「大阪万博」などのお題で漫才を披露しました。
「…(前略)『大阪ってどんなのか知ってるか?』『タワーで有名なのやろ』『違うわ、それは東京や』――。人工音声の関西弁で掛け合いをするコンビに、患者からは「イントネーションがおかしい」「50点かな」とのツッコミが相次ぎ、笑いに厳しいとされる大阪の洗礼を浴びた。」
素晴らしい試みです。
笑うと免疫力があがるといわれますね。
落語などによる同様の試みのニュースも見た事があります。
ロボットでこれが出来れば、
わざわざ落語家さんを呼ぶ必要も無くなります。
記事のロボットですが、
甲南大のチームが開発したと書かれているので、
『ろんぶ~ん』に登場したロボットでしょう。
披露した漫才の全体は分かりませんが、
記事中にある部分が、
「対立ボケ」です。
人工音声の関西弁で、
A:「大阪ってどんなのか知ってるか?」
B:「タワーで有名なのやろ」
A:「違うわ、それは東京や」
それに対する患者さんの意見は、
「イントネーションがおかしい」
…ん~、これは仕方無い。
「50点かな」
…さすが笑いに厳しい大阪人、、、
…って、いやいや、
大阪人じゃなくても低評価でしょう。
□□□□□□条件□□□□□□
何故面白くないか?
「ろんぶ~ん」での説明によると、
この対立ボケの単語には、
2つの条件を想定しているそうです。
(1):同じグループに属すること
(2):同じくらいの認知度であること
(1)のグループは、
Wikipediaから情報入手して、
(2)の認知度は、
グーグルの検索件数から推定して、
認知度の近いものを選択するとか。
さらに、AIを使うようになって、
対立語の精度がUPしたそうですが、
その結果、逆にネタが面白くなくなった そうです。
条件に合う対立語の精度がUPして、
より面白くなくなったって事は、、、?
…当然、、、ねぇ、、、そういう事ですよね?
考察は次号。。。
m(__)m
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