愛知県の巡見街道を歩いてみる、その②、木曽川沿~曼陀羅寺。 | 歩いて走って登って、毎日ビール(・・・日本酒も)。

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体を動かすのは好きなのです。
体を動かした日でも。
動かさない日でも。
・・・ついつい今日もまたビール!
・・・いや最近は日本酒にはまり中・・・。

 

ヒヤヒヤで山名の渡しの常夜灯を見たあとは・・・。

車がビュンビュン走る堤防道路から木曽川沿いの遊歩道にエスケープです。

そこはなんだか自作の看板がたくさんで賑やかしい遊歩道でした。

 

恵那山とか、遠くの有名お山の紹介あり。

 

ひっくい地元のお山の紹介あり。

 

ふーん、遊歩道の愛称は扶桑花いちもんめというらしい。

 

さらには定番な植物の説明から、謎の格言名言まで手作り感満点な解説いろいろてんこ盛りで笑。

 

木曽川井戸端会議場。

日の出から日没までらしいですが誰も今日はいませんでした。

 

わー、この遊歩道2キロ以上あるって、いいねー。

 

そしてなんと疑問の答え合わせでました、やっぱり滑猿尾という名前の猿尾ということです、やったね。

 

こんな感じかなと。

 

そして公園がありました、東屋があるよ、ようやく座って休憩できます。

雨だと休憩場所がなかなかないんです。

向こうに何か大きな石碑が見えますが。

 

 

 

御囲堤(おかこいづつみ)の碑。

御囲堤とは江戸時代の尾張藩の作った木曽川堤防のことで、

岐阜県側は愛知県側より堤防高くするなとのひどい命令もしくは忖度があったとかなかったとか。

(公式記録には書かれている記録はないらしい)

 

この解説の堤防の図、さっき道中でみた幅広の堤防のイメージに近いと思います。

 

濃尾平野の用水の水取り入れ口がこのあたりで転々としたということです。

木曽川は暴れ川の時代、すぐ流路が変わってしまったりして、苦労したんだなー。

 

さて東屋で休憩。

お土産の予定で犬山駅で買ったきびだんごをつまんで体力回復です、元気出ました、美味い~。

 

御囲堤の碑を過ぎてまたすぐに渡し跡。

昭和の初めまであった小渕の渡し跡はここの坂道を下りた所なのだそうです。

 

 

この坂道ね、今は下りたら公園。

 

反対側の道のわきにはいかにも茶店があったようなスペース。

 

ん、マラソンコース区間終わったからか?歩道が草刈りされてないぞ~。

歩きにくいよ、引っ付き虫までいるのに・・・。

 

我慢してたけど堤防道路に嫌気がさして、堤防内の集落の道にまたもやのエスケープ。

逃げてよかった、これはなかなかいい道ですわ~。

 

 

 

 

 

集落内の道は最後に堤防の正規ルートをかすめますが、事前リサーチではこのあたりに道標があるはずなので探します。

矢印の方向から歩いてきました。

 

堤防に上がる小道あり。その草むらにそれはありました。

ここの道標の周りの草もまた踏み込まれてて。

やはりこんな道でも訪れる酔狂なマイナー街道マニアックウォーカーさんがいるようです笑。

 

HP「近世以前の土木・産業遺産」によると・・・「般若町西の仏像道標」という名で、案内内容はというと・・・。

あ、ここのHPよく見たら先ほどの滑猿尾も載ってました。

そしてこの道標は・・・。

「左あさい一のみや」、これは読めます。

 

「右かさまつ道」はちょっと読めません。

 

ということは。

犬山方面から来て見た方角表示ですね。

なので、左あさい一のみやに進みます。

ごく普通な道ですが。

 

しかしこのあたりの玉石の贅沢な使い方は笑。

木曽川が近いから持ってくるのか、それとも旧河川敷で掘れば出てくるのかも・・・。

 

 

巡見街道~。

 

歩いてるときんもくせいのいい香りで♪。

 

ここは草井。

 

草井郵便局。

そう、岩倉街道の道標でみた「くさい道」のくさいはここ。

 

こっわ、にゃんこ激ニラミです。

 

このあとは街道が消失気味なのですよ、ちょいちょい裏道の旧道を拾いながら進みます。

 

すいとぴあ名草線て・・・。

 

古めのおうちは少なくて見つけると嬉しい。

 

立派なお宅は玉石使い放題な塀。

 

裏道が終わると街道は県道に、でもこのあたりからの県道は歩道もなく交通量は多く、ウォーカーにはつらい道でした。

 

さきほどのHP近世以前の土木・産業遺産ではこのあたりに村久野町の道標というのがあるはずなのですが・・・。

場所は「個人宅に移設」って雑なこと書いてあるけど。

 

キョロキョロしながら進むと・・・。

あっ!

 

右左が見えます、見つけたよ~きっとその道標これだろ~!

ちょっと見にくいな・・・。

 

読めん・・・。

柏森〇〇道、か・・つ・・?さサイ・・・カタカナなんか?最後は道、うーん、読めん~!

 

右あさ・・・。

左い・・・。

全く読めん・・・。

 

どうやらくだんのHP記載の村久野町の道標とは記されている内容は違うようですね・・・。

 

見る角度を変えても・・・。

「かつ?さサイド道」・・・?やっぱりなんかわかりません。

カタカナ交じり?読めそうで読めない、気になる気になる、でもわかりません、あー気になる!

 

頭を抱えていても読めないもんは読めませんので先に・・・。

歩道もないこんな道が続きます、傘さしてる上に車が多くてマジおっかないのですよ~。

 

県道はそりゃもうおっかないのでちょいちょい裏道に逃げつつ歩きます。

 

裏道に引っ込んだり表に出たり。

そんなんなんで道に迷ったりしながら、でもGPSは便利ですわー、なんとか街道に復帰しつつ。

予定ルートの道、交通量はつらいですが石仏さまはちらほらと増えてきましたので目を凝らしながら歩きます。

ここらはなんとなく馬頭観音さま推しのようです。

 

 

 

 

また街道沿いに怪しげな何か石碑のようなお堂がありますのでふらふらと見に行きます。

 

なんかなー?

が、実は真の注目はここでした。

この生垣の下の丸い石。

 

やったね、また道標見つけた~♪。

道標探しがだんだん楽しくなってきたのです。

でもこれまた摩耗がひどい・・・。

右は「宮田・・」はかろじてわかるけど、左は・・・。

なんとか何書いてあるか知りたいなぁ。

 

この後はどんどん雨がひどくなってきてまるで修行の旅に。

相変わらず歩道なし、歩道が欲しい~!

 

音楽寺って?と思ったけどもとても1200メートルも歩く気が起こらずスルー。

巡見街道で曼陀羅寺まで行ってそのあとは今日は江南駅で終わり終わり~。

 

妙ちくりんな建物のすぐ横に。

 

堂々こんぴらさんがあって笑。

 

 

 

曼陀羅寺にようやく到着です、藤で有名なお寺ですが今日はひっそりです。

これはまた随分広いお寺です。

 

 

 

伊藤萬蔵さん発見!

 

次回はここ曼陀羅寺前から斜めに入る道からのスタートになります。

でもここから江南駅までが遠くて雨もあってさらに辛かったのです。

今度来るときは江南駅からバスで来よ。

 

この日16キロの雨中ウォーキングでした。

 

 

 

続きます、いつ歩くかは今のところ未定ということで・・・。

想定通り地味系街道です。