Nyakki! 2.0

LinuxやFirefoxなどのPC系やゲーム、動物など個人的に気になったことや面白そうなことを書いていきます。

about:mozillaの説明

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MicroB about:mozilla screen running on Nokia N800

Firefoxではアドレスバーに「about:mozilla」と入力すると、ある聖典が表示されます。

en.wikipedia.org

(2021/06/28: 6章27節を追加しました。)

正典

12章10節

モジラの書はNetscape 1.1(1995年リリース)で最初に登場し、1.x、2.x、3.x、4.xまで次の予言が見られました。

そして、獣は荒れ狂った復讐者の群衆に囲まれながら前へ進むだろう。不信者の家は滅ぼされ、彼らは地に焼きつくされるだろう。彼らのタグはの終わりまで点滅するだろう。
モジラの書 12:10から


「12:10」はNetscape Navigator 1.0がリリースされた1994年12月10日を示しています。

このページのhtmlには以下のようなコメントが含まれていました。

<!-- 1994年12月10日: Netscape Navigator 1.0がリリースされた -->
<!-- この句は、獣(Netscape)の誕生を告げ、悪いコード(Netscape 3まで、内蔵ビューアでHTMLソースを見ると、間違ったタグが点滅していた)に警告するものである。 -->

「獣」はNetscapeの比喩です。「不信者」への罰は聖書からとられたものですが、「タグが世の終わりまで輝く」という奇妙な脅しがあります。これは、コメントにあるようにNetscape初期バージョンであった、間違っているタグを点滅させる機能についてです。

3章31節

1998年5月10日、Netscapeオープンソース化してMozillaプロジェクトが開始したことを示すために新たなモジラの書が登場しました。この節は一時的にabout:mozillaが消えた1998年10月まで見られました。

そして、獣は軍隊を創りあげるだろう。その数は千の千倍にまで増し加えられる。百万ものキーボード音は巨大な嵐のように地を覆い、富の信者は震えあがる
モジラの書 3:31から
(赤文字版)


3章31節は、Netscapeのコードが公開された1998年3月31日を指しています。

HTMLソースのコメントには以下のようにありました。

<!-- 1998年3月31日:Netscapeソースコードが公開されました -->
<!-- ソースコードは、オープンソースコミュニティにいる何千ものプログラマーたちが使えるようになりました。彼らは富(Microsoft Internet Explorer)の支持者と戦うことになります -->

二度目になりますが「獣」はNetscapeです。ソースコードの公開によって、世界中の開発者の「軍団」を引き付けたい、とのNetscapeの願望が描かれています。

「軍隊(legion)」とはKing James Version(KJV)聖書のマルコによる福音書5章9節(「彼は彼に尋ねた、あなたの名は何か?、彼は答えた、私の名はレギオンです、私たちは大勢ですから」)から取られています。なぜなら、モジラの書は予言的な「コンピュータ聖書」であるからです。「富」はMicrosoftを指し、MSのInternet ExplorerMozillaの競争相手でした。「富(マモン)」は聖書に出てきて、時には貪欲の悪魔の名として使われます。そのため、Microsoftの資金が多いだけでなく、市場での地位を高めるために貪欲な行いをしていたことも意味しています。さらに、商業的に開発されているInternet Explorerとコミュニティ主導のNetscape/Mozillaの違いも意味しています。

7章15節

7章15節は2003年9月〜2008年7月までのすべてのMozillaやその他のソフトウェアで掲載されました。

その時、ついに獣が倒れ不信者は喜んだ。しかし、すべてが消えたのではなかった。1羽の偉大なる鳥が灰から生まれ、飛び上がった。鳥は不信者を見て、をその上に放った。獣はその力を新たにして生まれ変わったのだ。それを見たの信者らは恐怖に襲われた。
モジラの書 7:15から


以下がソースコードの解説

<!-- 2003年7月15日: AOLがNetscape部門を閉鎖し、Mozilla財団が設立されました -->
<!-- 獣は死んだ(AOLがNetscape部門を閉鎖)が、灰(Mozilla財団とFirebirdブラウザ、後のFirefoxの開始)からすぐに飛び上がった -->

繰り返しますが「富」はMicrosoftです。

8章20節

この節はNetscapeが終わる最後まで、表示されていました。

創造主は生まれ変わった獣を見て良しとされた。
モジラの書 8:20から


この節は、今までと異なりソースコードに説明は含まれていません。創造主は英語でクリエイターです。

創世記1:4, 1:10, 1:12, 1:18, 1:21, 1:25, 1:31にある神の天地創造を元にしてあります。ルカによる福音書3:22も関連しているかもしれません。

11章9節

富は眠った。そして、生まれ変わった獣が地の上で増え広がり、その軍隊の数を増した。獣は狡猾なキツネと共に自らの時が来たことを宣言し、すべての作物を炎でもって犠牲としてささげた。獣らは聖なる言葉が約束した通りに、自らの形で新たな世界を築き、子供たちと獣について語った。目覚めたばかりの富よ、見るがよい。おまえの周りはもはやであり、おまえは追従者にすぎないのだ。
モジラの書 11:9から
(第10版)


この節は2008年1月9日からMozillaに追加されました。

HTMLのコメントは以下。

<!-- 2004年11月9日: Firefox 1.0が正式にリリース -->
<!-- 世界中のFirefoxファンによる支持が成功につながっており、コミュニティベースのオープンソースプロジェクトの力を示しています。 -->

「富」はやはりInternet Explorerで、IE6が出てからIE7が出るまでの5年間「眠っ」ていました。「生まれ変わった獣」はSpread Firefoxや、The New York Timesへの広告、Firefoxのロゴのようなミステリーサークルを作るといった宣伝によって支持者を得た「Firefox」のことです。「狡猾なキツネ」もFirefoxでしょう。「新たな世界」は現代的な動的Webサイトやオープンソースアプリのことです。最後の「富が目覚めた」「追従者にすぎなかった」はInternet Explorer7のリリースを指していて、Firefoxの機能の一部をIEが追加したことへの言及です。

15章1節

富の双子は争い、世を新たな闇に閉ざした。獣は闇を忌み嫌った。故に、獣はより早くなり、成長し増えた。そして、獣は闇にと光をもたらした。
モジラの書 15:1から


この節は、Firefox 21のnightlyビルドではじめに登場しました。

この当時、Mozillaスマートフォン用のFirefoxOSを開発していました。

「富の双子」はGoogleAndroidAppleiPhoneで、「新たな闇」とは閉鎖的なアプリストアを表しています。「より早くなり」はFirefoxのリリースサイクルが早まったこと、「成長し増えた」はFirefox for AndroidとFirefoxOSによる複数のFirefoxの登場を表しています。

「15章1節」は、Firefox OS1.0が公開された2013年1月15日からとられています。

11章14節

獣は新たな服を着て宇宙に行き、空間のエネルギーの流れのあり方を研究した。その研究から、獣は新しい構造を酸化金属で作り、その栄光を宣言した。そして、獣の信者らはこの教えに新たな目的を見いだして喜んだ。
モジラの書 11:14から


この節は2017年9月22日のFirefox Nightly 58に初めて登場しました。

この節はFirefox 57でもたらされたQuantumプロジェクトについて語っています。「時間と空間」はQuantum自体を表し、「流れ(Flow)」はQuantum Flow project(*1)を、「新しい服(new raiment)」と「光(Light)」はPhoton projectによるFirefoxのUIの一新を、「酸化金属」はMozillaプログラミング言語「Rust(錆び)」を意味しています。

「11章14節」はFirefox 57がリリースされた2017年11月14日を示しています。

6章27節

獣は新たな見方で研究を続け、優れた参考資料を作り、新たなる現実について熟考した。獣は信者と奉仕者とを導いて自身の小さな形を作り上げ、いたずらに世に送り出した。
モジラの書 6:27から


この節は2020年7月22日にトランクのコードベードにあらわれ、Firefox Nightly 80に採用されました。
つぎのようなコメントがそえられています。

<!-- 2019年06月27日: Firefox Previewが早期アクセスによりためせるようになる -->
<!-- Firefox "Focus"(見方)、"Reference"(参考) Browser、Firefox "Reality"(現実)は、リリース前のあたらしいAndroidFirefox(コードネームFenix)とおなじように、より軽くてより速く再構築されたGeckoViewを使っています。 -->

「見方」「参考」「現実」は「Firefox Focus」「Reference Browser」「Firefox Reality」を指しています。これらはすべて、あたらしいQuantum ベースの Geckoを用いているとのこと。

外典

Internet Explorer

Internet Explorerの一部のバージョンでは、「about:mozilla」と入力するとブルースクリーン風の画面が表示されます。

Edgeでも「res://mshtml.dll/about.moz」と入力すると…?

Iceweasel

Mozillaとのいざこざで、Debianプロジェクトはディストリビューションの中のMozilla Firefoxの名前とアイコンの変更をしました。Iceweaselでabout:Iceweaselと入力するとアイスの書を見られます。

こうして獣は力を増し、が地を襲った。しかしは獣の心を動かし、獣は倒れた。獣の死体は立ち上がり「あなたは私の名によって飛んではならない」と命じた。炎は凍ったの信者らの魂はではなく、の前で震えるようになるだろう。
アイスの書 10:13から


「死体」はMozilla Corporationを表し、「私の名によって飛んではならない」は商標の問題を表しています(Firefoxの名を使えなくした)。

Pale Moon

Pale Moon26以降は、about:mozillaに以下の句が表示されます。

Mozilla: 記念に
行ったり来たりして休みのない開発者へ。
Mozilla製品に心も魂も注ぎ込んだ人々へ。
善意や努力が無駄になってしまった人々へ。
ユーザーのことを本当に考え、使い勝手を気にしていた人々へ。
私たちを正しく理解し自由を求めたのに聞いてもらえなかった人々へ。
変化を避けれないと知っていた人たちも、夢は失いませんでした。
良い戦いを諦めなかった人々へ。
ありがとう。あなたがいなければ、今のPale Moonはありません。


Iceweaselと同じように、about:palemoonと入力すると「ペールムーンの歴代史」を読めます。

24章2節

バージョン24.2〜27.0まではページタイトル「月の子」で以下の内容が表示されていました。

は暗闇の中を歩き、もはや自らのを見ることもできなくなり、つまずき、倒れ、衰え始めた。金属のような形に変形しようとしたが、もはや魔女でさえ目を留めなかった。なぜなら、獣はぞっとするようなねじれた姿になっていたからである。
獣のは永遠に失われたように見えた。
その時、満月の光によって子供が生まれた。その子は他と比べて青白くpale自由になった獣の魂を持っていた。
ペールムーンの歴代史 24:2から


27章1節

27.1(Pale Moonが本当にフォークになった)以降はページタイトル「ドラゴンルーツ」で以下の内容に変わりました。

子供はワックスをかけ、その魂は好奇心と独立心に燃えていた。その祖先とは全く異なるに成長し、進化し始めた。
まるでが成長するかのように、ゆっくりと着実に先祖の姿を脱いで、古い獣の一部を追い払うが、他のものを受けいれた。
龍は変わったが、聞くことは決して止めなかった。つまり、その性質と成長する姿を見つめる人々に絶えず連絡を取り合った
枯れた根のついた古い墓が新たな世のために残されたので、誰もその道を歩めなかった。
ペールムーンの歴代史 27:1から


「祖先」はFirefoxを、「枯れた根」はFirefox ESR 24コードベースを指します。

55章2節

タイトルはありません。

それゆえに、私たちの焦点は、時と空間を通して希望を捨てずに出てきた龍に向けられた。
その回復力、頑固さ、壊れることのない精神、また義に加わる者を見つけるために長い時間探し回っていたからである。
古い巣は捨てられ、獣の死の苦しみは無視されたから、未来に栄光を見いだそうとの決意はますます強まった。
ペールムーンの歴代史 55:2から


「古い巣」=古いMozilla XULプラットフォーム

66章1節

28.5〜

時が経つにつれて、風景は変わった。流れ、ねじれ、腐敗。汚れた金属が至る所を鈍い輝きで照らしていた。
木々、根、動物、そしていつも異なるオアシスだった山間の谷でさえ。
それでも、私たちの龍は汚れることなく、断固として頭上に舞い上がった。
世を混乱させている奇妙な侵略軍に加わらなかったすべての人々のための家、聖域、場所がまだあるだろう。
ペールムーンの歴代史 66:1から


「汚れた金属」はRustを指しているように見えます。
「聖域」はUXPベースのアプリでXULベースのアプリケーションを構築するための共通プラットフォームを提供しています。

モジラの書であることが疑われる句

Flock Browser 11章11節

Mozilla公式の節ではありませんが、FirefoxをベースにしたソーシャルWebブラウザFlock Browser」は以下の句が表示されます。

そして、獣が地の4分の1を支配していたとき、400羽の硫黄のが深い谷間から飛んでいった。この鳥は何百もの山々の景色を横切り、から来た24人の賢者を見つけた。それから賢者は話し始め、信者は熱心に耳を傾け、ペンをとってこれらの言葉を記した。ついに彼らはこの言葉を全人類と分かち合うことにした。鳥は、不自由の鎖を壊し、自由の言葉を広めすべての人に救いを与えた。
モジラの書 11:1から


「そして、獣が大地の4分の1を支配していたとき」当時、Firefoxが25%の市場シェアを得ていました。
「硫黄の鳥(Birds of Sulfur)」はFlock開発コード名「Sulfur」から来ています。「山々の景色(mountain views)」はFlockの会社があったカルフォルニア州マウンテンビュー市を指しています。「24人の賢者」は当時のFlockの社員(24人)のこと、「星」は「FlockStar」というブランド名から来ています。

この句は2007年11月5日に公開されましたが、いまだに多くの意味が不明です。「ペンをとってこれらの言葉を記した」はFlogがブログとSNSを統合しようとしていたことに関連していそうです。

Firesomething

( https://everything2.com/title/Book%20of%20Mozilla )

8章10節

火の鳥はすばらしかった。しかし、状況は変わっていく。荒れ狂う嵐が南に吹き荒れ、地平線には暗い雲がむかってきている。今のままでは勝てないほどの厳しい戦いが目の前に迫っていた。鳥も当然そのことを知っていた。鳥が座りながら考えこんでいると、突然、光と炎の輝きとともに、鳥は地上のどこにも存在しないであろうほどに大きなキツネに変容した。暗い雲はその衝撃によって散り、これを見たものはみなこれを畏れた。
モジラの書 8:10から


アドオン「Firesomething」によって追加されるもの。
7:15に関連しているとおもわれ、獣のさらなる変容をかたっています。

8章12節

信者と未信者とに、大きな騒ぎがあった。というのも大きな火のキツネがあらわれたのだが、どちらもその本性を知らなかったからである。それで、忠実の信者が手を出して火のキツネに贈り物をした。すると、キツネは変容する存在としての本性をあらわし、キツネは力強い牡蠣に変容した。その牡蠣は殻を開けて、見る人すべてにまばゆい真珠を見せた。
モジラの書(拡張版) 8:12から


about:mozilla文化はアドオンFiresomethingによってもそだてられました。

Mike Young 7章24

大きな安堵のため息がモジラランド全体に響き渡った。歓喜の声が地の隅々から鳴り響く。「彼らは獣を征服した!」という声があちこちから聞こえてくる。
とこしえまでこの声は続くであろう。
モジラの書 7:24から


2001年11月1日に開発者Mike Young氏が投稿したものですが、ここでは「獣」が悪いものの象徴としてつかわれています。

そのほか

https://forum.mozilla-russia.org/viewtopic.php?id=4296

詳細は不明です。

モジラの書

1章

7b それで、獣はすばやくなった。不信仰者たちは口を閉じ、富の信者らは孤立した。獣は改良され、大いなるFireFoxの登場を待っていた。(赤文字版)

2章

9 大いなる鳥は地を巡り、不信仰者たちの粗末な燃える小屋の中に降りると、キツネの姿になった。キツネははっきりとした口調でいざない、不信仰者に汚れた入れ物のようなものを与えた。不信仰者たちは狡猾な獣に注意を払い、入れ物を礼拝所まで運ぶと、そこにはさらに魅力的なものが入っていることに気づいた。

3章

20 すと、トカゲは四つのしもべをいだしき。しもべは魔術師によく仕へき。されど、しもべ手厚くしすぎたるといひけつものもありき。

21 幾年か過ぎ、青き者はさらなるウェブの探索者を作りき。そのうちの一つは魔術師の机の上に取り付けき。このはかりごとはうまくいきき。

22 トカゲはそのことに心もとなくなり、弱くなりき。年老ひたトカゲに目向け、その伝統にまめやかに続くる人ははつかなりき。

23 三位一体の印を持つ大いなる者は、トカゲの困じたることを憂へき。さて、大いなる者はトカゲ支配し、おのれの思ひ通りにせり。

24 されど、トカゲは長くかこつことなく、密事の書を開きき。トカゲの友垣はこの本よりおのれのしもべをつくられき。

25 かくて、トカゲは開かれし文の世話するため、新しきトカゲを産みき。モジラとは、心得のさるわたりの間にささやかれし新しきトカゲの名なりき。

26 わたりは新しきトカゲを大いに喜び、子羊、樹懶、コイ、アンチョビ、猩々、朝食用穀物、果物蝙蝠、大いなる歯磨き粉管や鳩に宴会を開きき。されど、トカゲは宴会のいだしものにならざりき。

27 一年たち、トカゲの側近は書より生えくる新しきしもべを見き。

28 されど、わびしやな。その書は悪しき所に保管され、イナゴにみてり。

29 新たなるトカゲは怒り、古い書は呪はれぞと命じ、書遠く投げ捨てにけり。さても、弱きしもべは死にき。

30 新たなるトカゲは、すべての白き新しき文取り、かく言ひき。「トカゲは新たなる獣を産む。その獣の数は五なり。

31 (3章31節を参照)

32 しかし、獣の真の支配者は、彼らがヤモリと名付けた小さなトカゲのままである。獣は皮を変え、強大なウェブ自体の構造をつくりあげるだろう。ズールは獣の足跡をたどることになるだろう。トカゲに忠実でありつづけた人々は、印のついた窓から光りかがやく炎のようなガラスの海を見るだろう。(赤文字版)

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