子どもの本屋の財産は・・・ | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

定休日の店内で片付け仕事をしていると、

半分上げたシャッターから覗き込む、

女性y’s熟年のカップル・・・。

 

御用でしょうか?声をかけると、

何と!お二人は30年前のピコットのお客様でした。

その頃はまだお子様方が小さくて、

 

女性 あの頃はお店に通わせてもらってました!

  しばらくして引っ越してしまったんですが、

  近くに来るたび 

  まだやってらっしゃるかな?って話していたんです。

 

この辺りに来られるのがちょうど定休の水曜日で、

シャッターがしまっているので、

きっと心配してくださっていたのでしょう。

 

お子さん方は本好きになられました?

と思わず尋ねしましたが、

お聞きするまでもないことですよね。

当時のことを思い出しておしゃべりしたあと、

お孫さんのお土産にと、

(そうです、当時のお子さん方はすでにパパさんでした!)

絵本を買って帰ってくださいました。

 

自営業には、

どんなにお仕事を頑張っても、出世はありませんし、

売れば売るほどに在庫と売掛を増やし、(買掛もです~)

経済状況だって怪しいものです。

 

でもこういうことがあると、

ピコットの財産はお客様だということを、

嬉しく思い返します。

 

お孫さんができた、

転勤や退職で地元に戻った、というので、

まだお店やってたんだね~と、

来ていただけるお客様のあることが、

本当に嬉しいです。

 

ところで、

当時次女女の子だった方は、来店されると、

気楽に声をかけてくださったり面影が残っていたりで、

それと分かることが多いのです。

が、

boy男子のお客さんは言われないことが多く、

何かキッカケがないとわかりません。

でもね、

店内の配置を知った様子でささっと手際よく絵本を選び、

お支払の時、気のせいか、

何か言いたげだったりするシゲ若い男性。

ひょっとして、それ、

僕のこと、覚えてます?

っていうメッセージだったりする?

・・・・・

と、本屋のおばさんは深読みします。

だけど唐突に、

女性 あなた、昔うちに来てた子?

などと声を掛けて、人違いだったらびっくりさせますしね~。

何せ20年も30年も経っているので、

うちの隠れ財産は見分けにくい。

 

という日々の中、

今日、古い友人から電話がありました。

 

ばあば さっき息子がピコットに行ったんだけど、

  気が付いてもらえなかった~って言ってたよ!

 

あれ矢印

しまった、気を抜いてた。

よく似た人だな~とは思ったんだけどね。

(5年ぶりくらいです。)

どうして名前言ってくれなかったの~?

あとで母さんに愚痴ったとこみると、がっかりしたんだ。笑

おいおい。

でも今思えば、判断を誤った理由は明らかです。

それはね、一緒に来た女の子が、

前の子と違ってたから・・・だよ。 びっくりつる 

(^_^)(^o^)(^_^)/

 

 

 

 

おまけの写真。

オレンジ色のは大根ではありませんよ!

大きな人参です。

サイズ比較のため、物騒だけど包丁も並べてみました。

 

 

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