親子連れでお越しになって、
ママがお子さんに読んで聞かせている様子は、
とても微笑ましいものです。
ピコットでは絵本をシーリングすることはぜず、
大人の方の管理下で手に取っていただくようにしているのです。
聞こえてくるその読み聞かせの声に思うのは、
最近のママさん、読み方がうま~い!
子育て支援が広まって、
親子でお話会に参加する機会が増えているせいでしょうか?
とすれば、これは読み聞かせボランティアのみなさんの努力の賜物ですね。
お話会で親子で絵本を読んでもらうのは、
勿論お子さんの楽しみですが、
お母さんも学びが多いと思います。
まず、読んでもらうって楽しい!と実感できます。
最終目的は一人読みではなく、
お話を楽むこと、仲良しで共感しあうことだと気付かれるでしょう。
そして、この年齢ではこんな絵本が楽しめるんだ・・・という絵本にも出会えるし、
うちの子にはまだ早いけど、この絵本大好き。
いつか読んであげる絵本リストに入れておこう・・・という情報収集もできます。
ただ、お節介かもしれませんが、
おうちでは、
お話会みたいな完璧な読み聞かせが成立しなくてもいいんですよ!
と言いたいです。
外出する時と家では、緊張感が違いますよね。
おうちは、パジャマでゴロゴロもOKの場所。
だから、読んでいる途中で、
お子さんがもう一度前のページに戻っても、
ページを飛ばして、知っている場面に行ってしまっても、
まあ、パジャマだしな・・・。
好きな絵本であれば、くり返し手に取る中で、
いつか最後まで聞けるようになるはずです。
完成度の高い絵本にはその力があるのです。
必要なのは一緒に読んでくれる人、
(聞き手に届くよう読む人のことです)
が傍らにいることだけです。
年齢的に落ち着けない時期もありますし、
おうちでは回り道もあり!
と思っていただいて大丈夫です。
お話会でのように聞けなくても、
絵本は身近に置いてくださいね。
そういえば、こんなお話があるのですが。 ↓↓↓
とんすけくんは ももたろう
長尾謙一郎 文・絵
小学館 本体¥1,300.
とんすけくんは、お休み前の読み聞かせが
大好きです。
でも、パパが毎晩読んでくれるのは桃太郎ばかり。
普通の桃太郎に飽きたとんすけくんは、
お話を作り変えて、自分の桃太郎を作ってしまいます。
知人が子育て時代に話してくれたのですが、
絵本の文章を、自分の生まれた地方の方言に変えて読んでいたらしいです。
しかも夫婦それぞれ出身地が違い、
同じ絵本を競って双方の方言で聞かせた模様。
おいおい、それって、
作家への敬意はどうなるんだい?
と思わないこともありませんでしたが、
これは家庭内のこと。
保育現場とかお話会とは違います。
きっと親子の間には、
♪我が家の読み聞かせ
の楽しい記憶が残ったしょうね。
とんすけくんはももたろうを読んで、そんなことを思い出しました。
絵本はもともと、個人的に楽しむように作られたものです。
だから、親しい大人から子どもへと丁寧に手渡していただきたい。
でも、その方法はあくまでその子に合わせて、
そのご家庭に合った方法で、と思う、
子どもの本屋です。
✩・・・ お・ま・け ・・・✩
今年の桜は、寒の戻りの影響で開期が長かったけれど、
ぱあっと一挙に開くことがありませんでしたね。
いつが見ごろ・・・?と迷った結果、
¥100均に行ったついでに、歩道脇の若木で夜桜見物となりました。
寒くても一生懸命に咲いていました。
応援よろしく
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