お盆をすぎれば、夏休みもあとちょっと。
子どもたちは宿題の仕上げに追われることになります。
わたしも、
最後の数日はめちゃくちゃ焦った記憶があります。
予告しますけど、
追い詰められないと課題に手を付けられない
という性格って、
一生ものですから~。(←本人:談)
そんなわたしみたいなお子さんは多いらしく、
例年のことですが、
この時期になると、うちのブログなどにも、
<感想文>の検索ワードで辿り着く方があります。
それに、
ホームページで絵本のご紹介をしているので、
そのお話の<あらすじ>が欲くて、
そっちへ迷い込まれる方もあるご様子。
残念ながら、ピコットの絵本紹介って
あまりお役に立つとは思えないんですけどね。
だって、、
まあ、つまり、よく言えば個性的すぎで・・・。
すみません!
ところで、感想文の件では
こうして笑ってばかりもいられません。
感想文が楽しい宿題だったらいいんです。
でも、
ちゃんと自分で読みなさい!
と責められ促され、
もっとわかるように書きなさいと
ダメ出しをもらうご指導があって、
というのでは、、
まだ読み書きが十分習得できない学年では、
ただただ途方に暮れると思います。
その結果、感想文の取り組みが、
本を読むのが嫌、
自分の感想を伝えるのが苦痛
という体験に、
結びついてしまったら、あまりに残念。
感想文初心者(または苦手さん)の場合、
まずは親子で一緒に読んで、
楽しさを共有して、
この面白さを大好きなお友だちに伝えたい!
という気持ちになってもらうことだと思うのです。、
そうなれば、あとはこれだけ・・・→なんですけどね。
だって、本好きさんはみんな、
自分の読んだ本を、
友だちに奨めるのが大好きなんですよ。
感想文はその気持ちを書けばいいだけなんです。
ただ、
お母さんも一緒に読んであげてください
という本屋のアドバイスは、
正直、なかなか受け入れられません。
「一人で読まなきゃ感想文じゃない」
という誤入力が、
きっと、どこかで起こっているんだと思います。
そこで、図書館活動の取り組みに、
力を入れていらっしゃっる方に、
先日、そこのところをお尋ねしてみました。
感想文って、
自分で読んで書かなくちゃいけないんですか?
すると、小学校の先生であるその方は、
当然のことという口調で、
勿論、
読んでもらったっていいんですよ~
と、言ってくださいました。
その一言、百人力です。
読み聞かせは、
<読めない>人のためだでけでなく、
聞くことでイメージが膨らむ
読み手と聞き手で共通のイメージを持てる
という意味でも、
お話を楽しむ手助けになりますよね。
それがたとえ、
文字の読める大人であったとしても。
というのも、先日参加したある読書会でのこと。
夏をテーマにみんなで絵本を持ち寄り、
ある方がこの作品を読んでくださいました。
どしゃぶり
おーなり由子/はたこうしろう
講談社 本体1,400.
わたしにとっては、知っている絵本だったんですよ。
でもね、読んでもらった時、
雨粒が地面に当たって跳ね返る場面で、
ほんとうに、あまつぶがはねているのが見えたんです。
お店に戻ってもう一度その場面を見たのですが、
・・・そうでもありませんでした。
その場面は確かに素晴らしいのですが、、
でも、もう動いては見えませんでした。
これ、読み聞かせの魔法ですよね。
読んでもらって、ただ無心に画面を見ていたから、
あまつぶがはねたのだと思います。
絵本の中であまつぶがはねるのを見たい人は、
子どもも大人も、
誰かに読んでもらってくださいね!
応援よろしく!
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