重機を運ぶ大きなトレーラーが、
前を走っていました。
見るとも無く見ていると、
荷台に竹箒がのってます。
あ、魔女のほうき。
ハロウィーンも近いからね~。
いかにも絵本業界人の発想です。
信号待ちで更に眺めていると、
???
魔女も乗ってる・・・。
ほら、箒の向かいに座っています。
帽子はかぶっていませんが、
魔女ですよね?
見えますか?
↑ ほら、ここに。
霊など見えるタイプでは全くありません。
でも、魔女とか、
サンタクロースとか小人とかが見えても、
驚かないタイプなんですよ、
この本屋。
ところで、先日お店に来てくれた3歳さんが、
選んでくれたうちの1冊がこちら。
もりのかくれんぼう
末吉暁子/林明子/偕成社 /本体¥1,000.
森に迷い込んだけいこが
そこにいた男の子や
動物たちとかくれんぼうをします。
紅葉を背景に夢のような時間は過ぎて・・・。
この絵本では、お話の核心部分が
隠し絵になっているのですが、
林さんのその隠し絵が本当に素敵で、
何度見ても、
隠れている動物を見つけた時の、
満足感がたまりません。
毎年秋には必ず平台に並べる、
大好きな絵本です。
ほら、ここにクマがかくれてるよ。
ここにいるの、テンかな?
その3歳さんと、
そんなおしゃべりをしながら一緒に見ていた時、
あれ?
ここにも隠れているはずだけど・・・
彼女はそう言って、
前のページへと何度も戻りはじめました。
わたしの<大人の考え>では、
隠し絵は絵本の真ん中10ページに展開され、
けいこが森に入ってすぐのところには、
まだ何も隠されていないはず。
それなのに、3歳さんにそう言われてみると、
枝や紅葉した葉っぱの重なったあたりに、
何か隠れている気がしてきて、
思わず一緒に探してしまいました。
早く見つけるとか、
描かれていないなら探すのは無駄とか、
そういうことは思わないのがこの年齢。
どこかな~
ただただ無心に、
さがす時間を楽しむ3歳さんに、
絵本の楽しみ方を教わったのでした。
応援よろしく!
↓