発達障害の人とのコミュニケーションを深める−3 | 旭ヶ丘整体院とネコたち

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ニャイドル院長のふくと滅多に治療院に来ないので出会うと幸運になると言われるまめ先輩と黒猫だいのブログです。一部医療問題も取り扱います。

  非常に大きな台風10号は事前に避難された方が多かったので大きな

 

被害は出なかったようですが被災された方にお見舞い申します。

 

大阪から九州の農産品をお取り寄せして応援させていただきます。

 

本当は九州にまた遊びに行きたい!!あ〜悔しい!!

 

 

今回も発達障害の人とのコミュニケーションについて書きます。

 

学校でクラスに発達障害であろうと思われる人は一人くらいは居たと思います。

 

机がいつもグチャグチャ、テストはいつのビリッケツ。

 

時間割を守れなかったり遠足やイベントで大はしゃぎしたり急に泣き出したり

 

笑ったりトイレを我慢できなかったり忘れ物が多すぎる・・・

 

いつもみんなとちょっと違う行動をしてしまう傾向がありますが

 

発達障害の人の行動には必ず訳があります。

 

例えば授業中歩き回ってしまう原因は先生にありました。

 

「大きな声でゆっくり話してくれと何回も頼んだのに早口で聞き取れなかったので

 

イライラして歩いてしまった・・・」とのこと。

 

時間割を守れず次の授業が始まってるのに、まだ前の教科書を開いてるとき。

 

「どうしても自分の決めたところまでやっておきたかった、途中でやめると

 

どこまでやったか分からなくなるから・・・」

 

などなど、子供に聞いてみるとちゃんと理由があっての行動でした。

 

一見すると異常にしか見えない行動は、その時の気分次第の行動だと思われがち

 

ですが、子供には必ず理由があるんです。

 

周囲の人は「どうしてそんなことするの!」と問い詰めてしまいがちですが

 

子供でも大人でも発達障害の人は問い詰められると本当の事を言えなくなります。

 

怒られてる理由がわかってないので何をどう答えれば良いのか見当がつかない

 

らしいんです。

 

 

歩き回る理由はお母さんにも言えないんですが、「どうしてそんなことするの!」

 

って聞かれても、「歩き回る」というアクションを選んだ理由なんて自分でも分から

 

ないから答えようがないですよね。

 

歩く以外のアクションといえば泣けばよかったのか?叫べば良かったのか?・・・と

 

考える思考パターンです。

 

「どうしてそんなことするの!」と聞く前に、「何かあったの?」と尋ねてみると

 

良いかもしれません。

 

「何があった?」は尋問ですが、「何かあった?」は問いかけです。

 

「が」と「か」、濁点が有る無しで受け取り方は大きく違います。

 

 

異常と思われていた行動の理由がわかったら対策を練ります。

 

その時も「どうしてほしい?」ではなく「どうしたい?」と問いかけると

 

自分の希望を言ってくることが多いです。

 

周囲の人に何かしてほしいより、自分のことは自分で何とかしたい人が多いので

 

「何がしたかったのか」「どうしたいのか」を聞き出してリクエストに

 

応えてあげるほうが今後の対策にもつながるでしょう。

 

 

 

発達障害の人は会話の空気感が読めずに言葉を鵜呑みにする傾向が強いので

 

比喩なのか冗談なのか理解しにくいようなので、要件だけをストレートに

 

まとめてより具体的に的確に細かく指示を出スト動いてくれます。

 

クラスや職場に一人は居るであろう発達障害の人とのコミュニケーションは

 

時間も手間もかかりますが、言葉の使い方一つで相互理解が深められます。