コロナは風邪!という人に・・・ | 旭ヶ丘整体院とネコたち

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ニャイドル院長のふくと滅多に治療院に来ないので出会うと幸運になると言われるまめ先輩と黒猫だいのブログです。一部医療問題も取り扱います。

  今日の新型コロナ感染者数は東京が500人に迫ってきてしまいました。

 

大阪も300人に近づきつつあります。

 

「コロナは風邪だ。感染力は強くないし、重傷者もインフルエンザのほうが多いんだ!」

 

って言ってた人達がいましたね。

 

たしか、マスクしないでハロウィンの渋谷で集団で騒いでた。

 

「コロナは風邪や!みんな大げさ、マスコミにすっかり騙されてる!!」って

 

いう人が僕の周辺にもいます。

 

何も知らんからそんな悠長なことが言えるんやな。。。と思ってますが

 

本当にコロナウイルスが感染力が弱くて重傷者が少ないのかどうか、数字は

 

ウソをつかないので数字で判断していただきたい。

 

 

毎年冬になると流行するインフルエンザ。そのインフルによる直接死は2018年度で

 

年間3,325人です。

 

インフル感染により持病が悪化し死亡することを超過死亡概念といいますが

 

毎年約1万人が亡くなっているとされるインフルエンザ超過死亡概念で死亡した人は

 

短銃計算で6,775人となります。

 

コロナ感染症による死者はまだ2000人以下ですから、コロナ風邪説を

 

唱える人は「インフルのほうがコロナより5倍以上も亡くなってる。重傷者も相当数ある。」

 

と言います。

 

 

一方、インフルエンザとコロナウイルスの致死率はどうでしょうか?

 

コロナ

◎85歳以上        15%

全年齢平均       0.1~4%

◎インフルエンザ

全年齢          0.1%

 

コロナの全年齢での致死率はインフルの最大40倍です。

 

コロナウイルスは症状が急変します。朝は元気なのに翌日に死亡する人もいます。

 

その辺もインフルとは違うところですね。

 

今年はコロナウイルスが感染拡大した影響でみんな徹底的に手指の消毒に

 

マスク、健康管理に相当神経質になりました。

 

その結果、インフルエンザを含めてほかの感染症はどうなったでしょうか?

 

2019/10/14~20と2020/10/12~18までの1週間の全国平均人数を比較します。

 

                   2019   2020

◎インフルエンザ        4421    0

◎A型溶血性連鎖球菌    1.8     0.75

◎RSウイルス          1.3     0.09

◎感染性胃炎          3.8     1.7  

◎咽頭結膜熱          0.31    0.13

 

いずれも冬を代表する感染症ですが2020年のほうが感染者が少ないのは

 

消毒にマスクなど感染防止策を行っていたからです。特にインフルエンザは

 

今年は「0」 ですよ。

 

では、直近の2020/11/2~8のインフルエンザ感染症患者は

 

全国で24人。地元大阪では8人です。

 

去年の全国の11月上旬のインフル感染者は5084人でした。

 

なんと!1年前より5060人も減ってるんです!!

 

感染症予防対策を真剣にしたらインフルエンザをここまで減らすことが

 

できるんです。そう考えるとインフルエンザワクチンは必要かどうか

 

試案のしどころです。

 

一方で、大阪のコロナウイルス感染者はどうなったかというと、11/2~8の

 

1週間のコロナ感染者合計は840人!!

 

これだけガンバって感染予防していても大阪で1週間のインフルエンザ感染者は

 

8人なのにコロナは840人!

 

単純計算でいうとコロナはインフルより100倍感染力が強いということでしょうか?

 

はてさて。。。本当にコロナは風邪と言い切れるんでしょうかね???